「ホテルコンシェルジュ2話の感想

2話目でした。一話完結なので話が忙しいです。
今回はスキッパーという、ホテルを利用したのに料金を払わないで逃げ出す詐欺師の話と、謎の長期滞在の婦人の二つの話でした。
スキッパーという名前は初めてでしたし、ちょっと興味を引かれました。
おかしかったのは、スキッパー仲間のサイトがあって、そこで自分たちで悪事の報告を書いてるんですね。
こういう反社会的なサイトは取り締まれないんでしょうか。

ブログでも、公序良俗に違反する事柄は書き込めないですし、こんな犯罪を助長するようなサイトはあるんでしょうか。
これ見てまたネットをよく知らない人が「それ見た事か。だからネットってのは悪の温床なんだよ」と知ったかぶりで言うことです。
ネットを白い目で見てる人が、高齢者の中にはいるんです。(酸っぱい葡萄の論理ですよね)誤解を生む描き方は嫌だなぁ。

ホテルの中にスキッパーがいるらしいと知って、それらしき人を探す天野(西内まりあ)。
彼女は猪突猛進に、思い込んだら突き進みます。おかしいと思ったら本人に直接問いただします。いいですね、こういう勇気！(私には出来ない)

最後の最後で怪しいと目をつけていた人が、婦人が亡くなってその前に掛けられた言葉で反省し、自首すると言って立ち去ります。
誰か付き添わないと逃げちゃうじゃないですか！
一言かけられた言葉で急に改心する都合の良さ。ドラマは忙しいからしょうが無いにしても。

それより、市毛さんが末期癌で、このホテルで最期を迎えたいと言う。
その気持ちを知り、何と従業員が病院をホテルのようにしてサービスします。
驚きの展開に開いた口がふさがりません。
何で末期癌の患者に、ホテルの料理を食べさせるの。モニターが体についてるっていうのに。
ここに来て、真面目に見ていた自分が間違っていたのに気づきました。これはネタドラマなのかもしれません…。
市毛さんの家はどうした？親類は？など次々に現実的なことが頭に浮かびます。が、そんなこと考えないで、この世界を楽しめばいいのか…。(楽しめない…)

ホテルは、礼儀正しい従業員、洗練されたサービスなど、利用する人にとって気持ちのいい空間です。
私も時々利用しますが、ビジネスなだけあってとてもこういう意識の高い従業員はそんなにはいないですし、サービスもそんなに望めません。

ですがこの舞台は一流なのです。そこで繰り広げられる人間ドラマ。
(こんなに客が踏み込んでくることってまずないですよね)

主人公の西内さんは、爽やかに熱演しています。いい感じです。
肩につけたスカーフがとってもステキ。
三浦くんが、痩せすぎていてちょっと軽いんですよね。お鼻が丸くって、顔も可愛いので、重みのある役が似合っていません。
まぁでも高橋さんがいますからね。一人渋い男の人がいると、全体が引き締まります。

来週もまた色々な事件が待ち受けているようです。真面目半分、面白半分で見る事にしましょう。