毎回奈未のバタバタがうるさく感じるのですが、終わってみるとその活発さがほほえましいと思うようになるから不思議なものです。
今回は奈未の恋バナが中心でした。
見ていて思いますが、奈未は「恋する自分」と「モテたい(自尊心を回復したい)自分」の狭間にいるようです。
失恋したばかりで、恋をまたしたくてしょうがない。早く恋人になりたい、と焦ってる様に見えます。
にしても、相手はかなり手強いです。今回登場した蓮見里緒がいうように、潤之介はかなりの「天然」だからです。
奈未は、ひんぱんに会うようになった潤之介から「付き合おう」というちゃんとした言葉を聞きたいとそればかり考えています。
いつまで経ってもその言葉を、彼は奈未に言わないのです。
蓮見里緒から相手にその言葉を言わせるアドバイスをされ、奈未はその通りに潤之介を誘導しました。
カニをお裾分けするとからいう理由で潤之介の部屋へ行き、奈未は徐々に彼を誘導します。
あと一歩で、潤之介は奈未に「付き合って下さい」と言いそうになりました。
しかし邪魔が入ります。なんと潤之介の姉、つまり麗子編集長が突如やってきました。
奈未は堂々とすればいいのに隠れまくり(お決まりの行動)結局最悪のタイミングで見つかりました。
おまけに麗子に向かって「好きなんです!」と言った後に、ごまかそうと「カニが~」と嘘をつきました。そのせいで潤之介にまたまた誤解されます。
翌日出社すると、すぐに奈未は麗子に「私は潤之介さんが好きです」「仕事も恋も両立させます」と宣言しました。
しかし麗子はできっこないと醒めた目で見ます。
奈未は麗子に認められようと、音羽堂出版の社内報、ミヤビのページの編集担当を引き受けます。
徹夜して仕上げたこの原稿はかなり面白い物でした。麗子をズームアップしてそのファッションとか名言をまとめてあります。
ざっと見ただけですが、なるほど、やるなぁと思いました。
しかしこういうのは本人に断らなくていいものでしょうか。編集長を上げると見せてかなりディスっています。
まぁ結果はオーライでした。
他にも、奈未のミスが発覚します。
バタバタしてせっかちなものだから、ホテルに届けるべきドレスをなんということか、ライバル誌のスタイリストに手渡してしまいました。
そのドレスを気に入ったタレント(山村紅葉)が着てこれから撮影です。
(倉科カナと山村紅葉さんじゃサイズ違いすぎるのにね)
見ながら、自分も若い頃こんなミスを色々したなぁと苦々しく振り返りました。
そそっかしい性格は、些細なミスが元でとんでもない事態に発展するのです。注意せねばなりません。
ものごとは、たとえ小さなことでも一つ一つ確実にやるべきなのです。これ、大事です!
脱線してしまった…。
そこで颯爽と登場したのが麗子です。鶴の一声です。実は紅葉とは周知の仲でした。(またかよ)
紅葉にお似合いの服を用意したので着替えて欲しいと態度で示しました。紅葉は単純に喜んで、受け取りました。
一件落着です。
定番となった奈未の大ポカを麗子が救うという運びでした、ハイ。
今回は奈未の恋の駆け引きが半分を占めており、やや退屈でした。
一体どこが好きなんだろうね。のほほんとした潤之介の…。
しかし、潤之介の実家は宝来製紙という大企業だと分かりました。こんなおぼっちゃまなら、競争相手が多そう。
そして、最後のダメ押しです。
何という事でしょう!奈未が取材した蓮見里緒は成功したバイオリニストです。庶民的な彼女はすぐに奈未とうち解けました。
それがななんと、彼女は潤之介がずっと思っていた相手だったのです。
また強引な。脚本の癖が見えてきた。
しかし、これは勝ち目ないわー。
普通ならすぐに失恋でしょうが、奈未は主人公ですからね。
にしても、やっぱり思ってしまいます。天然と言えば聞こえがいいけど、ただの鈍い男潤之介。いったいどこがいいんや?
面白いけどハチャメチャな話です。呆れながら続きを見たくなってしまいます。
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