今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

壇密さんのトーク

2014-02-18 10:35:43 | エンタメ

たまたまNHKの「ゆうどきネットワーク」を見ていたら、壇密さんが出ていました。
普段全く興味の無いタレントさんですが、何気なく見ていると、意外な経歴と素顔が見えて来ました。

この人は昭和の香りがすると司会者が言っていました。全くその通りです。
それに何か淫靡な雰囲気がします。
私のイメージは、数十年前、古ぼけた家にふすまの破れを隠すために貼ってある美人カレンダーの写真のような人、と言うものでした。
でもここまで歩んできた道は全然違いますね。
彼女は、就活は全滅して、自分の人生は「ポンコツ人生」だと語っています。
英語教師の資格や調理師免許を取り、踊りの師範、葬儀専門学校に行きホステスをやり和菓子職人を目指したと言います。
何でこんなに脈絡の無い経歴なんでしょう。


何でも小学生高学年の頃、3年にわたっていじめに遭い、自分は必要の無い人間ではないかと刷り込まれ、その意識が常にあったと言います。

20代で恩師や身近な人の死に会い、死とは何だろう。それを突き詰めて見てみたくなったと。
この辺が普通の人とは違ってますよね。
それで葬儀の専門学校に入り、遺体衛生保存というものを学びます。
遺体と向き合うこと200体。
そして「いずれ死ぬのなら、何でもやってやろう」という境地にたどり着いたようです。(その辺りはあっさり流してました)
29歳でグラビアの世界へ。

話を聞いているとおっとりしているのと、やや抽象的な考え方が「ふーん」といった感じです。
何か違いますね。毛色が変わっています。
お母さんの手紙は12枚も綴られたようで娘への気持ちがあふれていました。
内容も「あなたへの応援旗は高くしなやかに舞っています」と文学的な表現。
未知の仕事に突き進む娘に対してここまで寛大になれるものか、凄いなぁと思いました。

これを見たから壇密さんを好感を持って見れるということではありませんが、見方が一つ変わりました。
民放のトーク番組だとすぐに茶化したり、笑いへ持って行くので、その人のありのままをなかなか引き出せません。
ゆっくり時間をかけて普通に話をするって大事なんだなぁと思いました。



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