ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

姉ちゃん

2010-10-20 19:26:07 | 姉さん
ベッドの上で、ほとんどまどろんで過ごす姉ちゃんを見ているのは辛い。

呼吸をする時に、しんどそうに、胸一杯でするのを見ていて、妹に電話した。

妹は土曜日に姉の次男と車で来る事になっていたが、早く来た方がいいかも知れないと思ったから。

それに、姉は苦しいから腹水を抜いてと看護師さんに言っていた。看護師さんが私に、抜くと楽になるかも知れないが、意識が朦朧となり、会話がかみ合わないようになると言ったので。

妹といとこは二人で、明日新幹線を乗り継いで来る。長岡から東京に出て、名古屋から名鉄に乗り、豊田まで来るのは、彼女たちにとっては、大変な旅行だろう。私にはそんな事は、何でもない事だが、車社会の彼女たちには大旅行だ。夫達に行き方、乗り継ぎ方を詳しく紙に書いてもらったと言っている。

2月に姉の子宮摘出手術の付き添いで一週間ほど、泊まりこんだ時には、未来があった。

でも、今、こうして姉のそばに泊まりこんでいても、今回には、彼女にもう未来が無い。

何で?どうして?信じられない。

一人で、じっと姉のそばにいるのは、本当に辛い。何も考えないように、ひたすら本を読んでいる。眠っている姉の顔を見ている時も、頭の中を空白にするように努力している。過去のいろいろな楽しい思い出を思い出さないようにしている。こみ上げそうになると、ノートPCを持って休憩室に行き、ニュースでも読んでいる。

あ~あ、又、長い夜が始まる。



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大好きな姉ちゃん

2010-10-20 14:26:33 | 姉さん
昨日に比べて、今日は、又、弱ったような気がする。

話している口調も言葉ももう一つはっきりしなくなった。耳を口に近づけても、聞き取りにくくなっている。

ぽっかりと天井を見ている姉に 「どうしたの}と聞いたら、「天井に林が見える。夢を見ているのかと思ったけど、今、天井に林が広がっている」 と、天井を指差す。「娘が、ジャムをもって走っている。ガソリンスタンドに向かっている」と言う。

「そうなんだ。きっと、綺麗な林なんだろうね」 と私。はっきりと見えると姉は言う…。

姉の次男が、午前中に来て、「これから帰るから。又、土曜日に来る」 と。「気を着けてね」 と姉。

私の妹が、姉の次男と同じ柏崎に住んでいるので、今度来る土曜日に、妹と、やっぱり近くに住んでいる、姉妹のように仲良くしてきた、いとこを連れてくるという。

姉に 「みっちゃんとみよちゃんが来るよ」 と言ったら、ちょっと考えて 「私、もう体に自身が無くなった。来てくれるんだ」 と、にっこりした。

4年前の父の事を思い出す。

86歳だった父が倒れたと連絡があった。「癌で、持って3ヶ月」 と言われ、次の日には 「あと1ヶ月だって」 と言われた。

帰る準備をしていたら、「既得状態になったから、すぐ来て」 の連絡があった。

準備してあわてて駆けつけたら、本当にもう昏睡状態になっていた。

意識がなくても、先生が、「最後まで耳は聞こえるんですよ」 と言うので、聞こえるように大声で呼びかけると、「うん、うん」 と答える。「頑張ってね」 と言うと 「分かった」 と答える。

何か、その時の事を思い出して、胸が一杯になる。

まだまだ、早すぎる、何で、姉ちゃんがと思う。

昨日までは、あまり感じなかったが、今日は、足も相当むくんで来た。

辛い、辛い・・・。



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