ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

通勤電車での出来事

2008-03-10 23:02:39 | Weblog
朝の通勤電車は、非常に混んでいた。身動き出来ず、ただ目を閉じたり、考え事をしたり、中吊り広告をみたり。

もう少しで明大前という時、私の二人前の男性が、変な動きをした。「あれ?」と思って見ていたら、その周りの人も屈みこむようにしている。ちょっと、伸び上がって見たら、しゃがみこんでいる女性の頭がちょっと見えた。ああ~、貧血でも起こしたのね。

前の席に座っていた男性が立って、周りの人と協力して女性を座らせた。彼女はクタッと座り、「ハッハッハッハッハ」と過呼吸のように息をしている。

もう直ぐ電車は止まるから、そこで降りたらいいと思って見ていた。

電車が止まったけど、女性は意識が無いように目を瞑って「ハッハ」言っているし、周りの人は皆見ているだけだし。

私は前の人達を掻き分けるようにして、女性の所に行き「さあ、降りましょう」と言って腕を取った。彼女はコックリと頷き、起きようとする。そこで、周りの男性が女性を助け起こし、私は降りる人が降りて、人が乗ってくると困るので「具合の悪い人が居ますから、道を開けて下さい」と叫んだ。

ギュウギュウの電車なのに、出口までちゃんと道が空いていた。女性を抱きかかえて降り、駅員さんに「お願いします」と引き継ぐ。

ところが、電車にあらためて乗ろうとしたら、乗れない。よいしょ、よいしょ、していたら誰かが押してくれて、やっと乗れた。

アクシデントがあった時、人はなかなかアクションを起こせないものだ。きっと、周りの人達も、彼女を見ながら、何とかしてあげなくてはと思ったことだろう。でも、どうしていいか分からない。あのまま、終点までほっといていいのか、皆、考えた事だろう。

私は、娘が高校生の頃、良く貧血を起こして、駅員さんや、イロイロな人に助けてもらった事があるので、考える前に動いていた。

まア、おせっかいおばさんである事は、間違いないが。


コメント
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