ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

「下流喰い」須田慎一郎著

2007-02-01 21:27:48 | Weblog
作者の須田さんは我が社では伝説の人。それで同僚に進められて読んだ。主にサラ金、ヤミ金の事。知っているつもりだったが、改めてその恐ろしさを知る。TVCMは可愛く、華やかに、親しみやすく、にこやかだ。有名俳優も使ってる。“ご返済は計画的に”と必ず可愛い女性がニッコリとほほえんでいる。でも、何事も計画的にやれる人なら手を出さないだろうし、泥沼にははまらないだろう。

消費者金融で借りれない人はヤミ金、090金融に流れて行く。そして、彼らのターゲットは多重債務者や自己破産者達と言う。

新聞やTVや雑誌などで、サラ金からの借金はどんなに悲惨な最期を迎えるかを山ほど伝えているのに、どうして借りる人が絶えないのだろう。ちょっとだけだから、自分だけは大丈夫だと、このぐらいすぐに返せるからと最初は思うのだろうか。

私自身、田舎の農家の貧しい家に生まれた。子供の頃は回りも同じような生活だった。他の世界を知らなかったので貧乏とは思わないで遊んでいた。今の生活から思えば、あんな時代があったのが不思議な気がするが。

欲しいものはお金を貯めてから買うものと、思っていた。そして、身体の芯まで、それが染み付いているように思う。今でも、基本的に溜めてから買う習慣が身に付いている。クレジットカードも持っているが、あまり使ったことが無い。そのように躾けられたせいか、罪悪感を感ずるのだ。さすがに、家はローンで、つまり金融機関に借金をした。でも、借金がイヤでイヤで必死に働いて返した。

そう、借金は返さなくてはいけないのだ。クレジットは忘れた頃に銀行から引かれる。ローンと言えば軽いけど、借金は借金だ。やっぱり、私には品物やサービスは現金との引き換えがいい。


コメント
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