ふみさんの日々雑感

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ヴァンパイヤ・レスタト

2005-06-29 23:26:28 | 映画・ドラマ・小説・マンガ
フリーマーケットで見つけて、すぐに買って読む。「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」の続編だけど、内容はレスタトがどうしてヴァンパイヤになったか、そして、それからの長い長い何世紀にも及ぶ物語。一気に読んだ。

映画の「インタヴュー・・・」が面白くて、映画館で見てTVでも2回見た。トム・クルーズもブラット・ピットも適役だったと思う。でもレスタトは、私の中ではちょっと違う。

昔、マンガや小説でヴァンパイヤ物が流行ったとき、結構夢中で読み、空想したっけ。そして、私の中でのヴァンパイヤは、やっぱり「萩尾望都ワールド」である。あの、妖しい世界である。

でも、人間が死なないで、死ぬ事が出来ないで、何百年も何世紀も、生きるという事はどういう事なのだろう。辛い事なのか、楽しい事なのか・・・。このままの状態で、時が止まるという事は。子供の時間で止まると、心は年を取っても外見は永遠の子供である。老人で時間が止まれば、永遠に老人のまま。

レスタトは人生の一番いい時間の輝くような青年の時に時間がとまる。そして、そのまま永遠が続くのである。短い人生の人間達とは、心を通わせる事は出来ないのである。どうしても、別れられないほど好きになれば、仲間にするより方法がない。そして、心が壊れていった愛しい人もいる。

自分自身、鏡を見ながら若く美しい(?)時に時間が止まってくれたら良かったのにと、つくづく思う。でも、永遠に一人で生きなければ、そして世間に知られないように生きなければならないと考えると、やっぱり怖くなる。

年老いた母を見ていると、未来の自分かと思い、それも怖くなる。先の事を考えると不安ばかり。過去を振り返れば美化された事ばかり。今現在は、まア、程ほどに幸せかな
コメント
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