杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝

2022年04月07日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2021年10月29日公開 ロシア=中国=アメリカ 120分 G

イギリスの地理学者ジョナサン(ジェイソン・フレミング)は、ピョートル大帝()からロシアより東の地図を作成するよう命じられる。恐ろしい経験を乗り越えて地図を完成させた彼は、謎の中国人とともに中国へ渡る。一方、鉄仮面を被らされロンドン塔に囚われたピョートル大帝は、同じく投獄された老師(ジャッキー・チェン)と出会いなんとか脱獄することに成功。老師に託された印を渡すため娘のもとへと向かうが……。(映画.comより)

 

2014年にロシア・ウクライナ・チェコが合作製作した「レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺」の続編だそうです。この時はまだ平和だったんだね~~と違う意味で感慨深いです。ジャッキーとシュワちゃんの競演はそそられますが、どちらも脇役なんですねここにも時代の流れを感じてしまいました。

冒頭で前作のおさらい?がサラっとありましたが、観てないしなぁ 中国の奥地のお茶の産国では龍の髭から美味しいお茶が作られるって意味不明

ジョナサンが妻(アナ・チュリナ)に送った伝書鳩の手紙が鉄仮面を被らされロンドン塔に囚われていたピョートル大帝のところに届いたことから物語が動きます。同じ房に収監されていた中国の老師の助けを借りて脱獄した大帝は、老師から彼の娘である王女チェンラン(ヤオ・シントン)に渡して欲しいと印を託され、ジョナサンの妻と共に中国へ向かいます。脱獄の際の、看守長?のフック(アーノルド・シュワルツェネッガー)と老師の攻防戦が前半の見所の一つとなっていました。年齢を経てもキレの良さは健在というかお見事というか 王女と老師は龍を守る白魔術師でしたが、邪悪な黒魔術師が彼らを追放し、民を虐げて富を独占していたのです。でもなんで老師の娘が「王女」で、その父親が国王じゃないの?

一方、ジョナサンはロシアで囚われの身となったものの、妻の父の助力で釈放されます。ムチ打たれていた中国人の少年(実は王女)を釈放させ助手に連れて中国へ向かいます。旅の途中でくっついてきたロシアの妖精?が良く見ると結構可愛かったりします。

一行が王女の国に集い、黒魔術師との戦いが始まりますが、魔術じゃなくて科学だし 敵のパワーは電気が動力源で、龍も本物ではなく張り子だし・・・と思ったら、ちゃんと本物の龍も存在してました。こちらは見事なCGです。

王女が龍の背(頭?)に乗って戦い見事に勝利を収め、めでたしめでたしです。

そういえば、この作品の主人公はジョナサンだったと思うけど、彼自身はアクションもなく、ただ周囲に振り回されるだけの凡人でしたな

どちらかというと道化役な感じね。彼との絡みも大抵はコミカルに作られていました。

18世紀初頭のロンドンの様子や帝政ロシアの風俗や文化がCGを駆使してかなりリアルに再現されているようで、歴史ファンタジー好きとしてはその点は高評価です。でも、ストーリーとしてはなんだかな~~ せっかく二大スターを迎えているのに、なんか残念。

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