杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ディセンダント3

2019年12月27日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2019年製作 アメリカ 日本未公開 

「眠れる森の美女」のマレフィセントの娘マル(ダヴ・キャメロン)、「白雪姫」のイーヴィル・クイーンの娘イヴィ(ソフィア・カーソン)、「101匹わんちゃん」のクルエラの息子カルロス(キャメロン・ボイス)、「アラジン」のジャファーの息子ジェイ(ブーブー・スチュワート)は、オラドン王国に招くヴィランズの子どもたちを選抜するために故郷のロスト島を訪れます。ところが帰り際、島を覆うバリアに裂け目が生じてしまいます。ウーマ(チャイナ・アン・マクレーン)とハデス(シャイアン・ジャクソン)がオラドン王国に復讐することを恐れたマルは、バリアを閉ざしてロスト島を永遠に封印することを決意するのですが、実は真の脅威は別にあったのです。オラドン王国最大の危機を救うため、ヴィラン・キッズたちが力を合わせて立ち向かいます。

 

ディズニー映画に登場する悪役の子どもたちを主人公に描いたディズニー・チャンネルのオリジナルテレビ映画「ディセンダント」シリーズの第3作で完結編になります。監督・振付は前2作に続き、「ハイスクール・ミュージカル」のケニー・オルテガです

ヴィランズ(悪人)の子孫(ディセンダント)でありながら、親と同じ悪の道をたどることなく自分たちの手で新たな人生を切り拓こうとする、ヴィラン・キッズたちは、どんどん「良い子」になっていってるなぁ

マルは、次期王妃として、ロスト島の脅威からオラドン王国を守るためにバリアを永久に閉じる決断をしますが、そのことをロスト島の子どもたちの可能性を誰よりも強く信じ、応援している親友のイヴィや、フェアリー・ゴッドマザー(メラニー・パクストン)の娘ジェーン(ブレンナ・ダミーコ)と交際しているカルロス、ライバルだったオラドンを認め合うようになったジェイには打ち明けられずにいます。でも、本当は自分や仲間たちの今の幸せが壊れることが恐いのよね

一方、ベンとの結婚を夢見ていた元カノのオードリー(サラ・ジェフェリー)は嫉妬を抑えられず、女王の王冠とマレフィセントの杖を盗み出します。杖の魔法でマルを老婆の姿にかえ、王国に呪いをかけます。自分と結婚するなら呪いを解くというオードリーを拒絶したベンは野獣の姿に変えられ・・・(そういえば彼の父である国王は「美女と野獣」の王子でしたっけね)

自分にかけられた魔法を解くため、ハデスが持つ「燃えさし」を手に入れようと島を訪れた4人。(島では魔法の力が効かないので元の姿になるという設定でした。)実はマルの父親はハデスだったという(あれ?前回までで出てましたっけ?)渋々ながら燃えさしを貸してあげるハデス。父親だもんね~~

このあと、ウーマと彼女の仲間のギル(ディラン・プレイフェア)やハリー(トーマス・ドハティ)に妨害され、燃えさしを奪われるのですが、島からすべての子供たちを解放すると約束したマルに同意して協力することに。あ~~嘘ついちゃったぞ!と思ったら、やっぱりそれがばれて仲間割れとなる展開に。オードリーの魔法で石に変えられた仲間を救おうと、マルとウーマは再び力を合わせオードリーに打ち勝ちます。眠り続けるオードリーを目覚めさせるためハデスが呼ばれ・・これって善と悪の立場が逆になってるぞ

誰しも善と悪の面を持ち合わせていることに気付いたマルの言葉がベンたちの心を動かし、島のバリアが解かれることになって、めでたしめでたしの結末です。

一口に言えばアメリカの高校生の学芸会のような話ではありますが、息の合ったダンスシーンは圧巻です。 奇抜な髪色や、独特のファッションセンスも楽しめました。

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