テアトル十瑠

“人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃなくて、何を捨てるかということだ”~「急がない人生で見つけた13のこと」

■ YouTube Selection (音楽)


今は昔、ハリウッド赤狩り物語

2016-07-20 | 予告編
 2011年に“「ローマの休日」の秘密”というコラムを書いて結構アクセスがあるんですが、そこにも登場するハリウッドの脚本家ダルトン・トランボを主人公にした赤狩りの実話をもとに作られた作品のようです。

 大まかな内容は分かっているつもりですが、オフィシャルサイトの人間関係なんかを見ていると、意外な新発見もあるかも。
 登場人物にウィリアム・ワイラーが居ないのは何故?




 
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2011年福島原発事故の実録ドラマらしス

2016-07-14 | 予告編
 やっと出て来たか、という感の実録ドラマですな。
 あの、2011年3月11日に発生した東日本大震災とその後の東電福島第一原発の事故の顛末というか経緯というか、何がどうなって、誰が何をしたのか言ったのか、なんちゅう事が再現されたドラマのようです。しかも日本では珍しい事に政府の要人等は実名で出てくるとの事。
 こういう映画が作られていることすら知りませんでした。
 さて、映画として面白そうかどうかは分かりませんが、とりあえず観ておきたい題材ですね。





オフィシャル・サイト
 
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♪Beyond The Sea ~ Finding Nemo Theme Song

2016-07-09 | 音楽
 もうすぐ続編の「ファインディング・ドリー(2016)」が公開されますが、どうやらあちらでは大ヒットらしくて、僕も「ファインディング・ニモ(2003)」が大好きなのでホントは劇場で観たいくらいです。
 ということで、ニモのテーマ曲、あまりに有名になっちゃったので知らんぷりしてましたが、ここらでアップしておきましょう。

 後にケヴィン・スペイシーが監督・主演したボビー・ダーリンの伝記映画「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」でタイトルにもなった通り、ボビーさんの代表曲(1959年)であります。
 ウィキによると<この曲は、フランスの歌手・作曲家・作詞家であるシャルル・トレネが発表した La Mer を、ジャック・ローレンスが英語でカバーしたものを、さらにカバーしたもの>だそうです。

 「ファインディング・ニモ」で唄っているのは、ロビー・ウィリアムズというイギリス(イングランド)の歌手。
 1974年2月13日生まれの現在42歳。1992年にポップグループの一員としてデビューしたらしいです。

 「♪Beyond The Sea」




 
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ドーピングのチャンピオンだって

2016-07-08 | 予告編
(テンプレートを編集して「YouTube Selection」を復活し、予告編を8日に挙げていましたが、やっぱり一般記事にも残すことにしました。尚、「■YouTube Selection」は下方に移動させました)





<ガンから奇跡の復活を果たし、自転車レースの最高峰“ツール・ド・フランス”で前人未踏の7連覇という偉業を成し遂げ、自転車界のみならずスポーツ界のスーパースターに登り詰めたアメリカ人アスリート、ランス・アームストロング。長年、疑惑の目を向けられながらも、決して尻尾を掴まれることのなかった彼だったが、現役引退後の2012年、ついに米国アンチ・ドーピング機関“USADA”によって進められた調査によってドーピング違反が認定され、7連覇を含む全タイトルを剥奪された。本作は、そんなアームストロングのドーピング疑惑を長年追い続けたジャーナリスト、デヴィッド・ウォルシュのノンフィクションを基に、アームストロングが行ったドーピング・プログラムの実態とその隠蔽工作の数々を明らかにしていく実録ドラマ>(allcinema解説より)

 実にタイムリーでありますな。つうか、ロシア問題を考えるとスポーツって何ぞやと思わずにはいられない。もうメダルとか止めたら、なんて事にはならないだろうなぁ。
 それにしてもアンチ・ドーピング機関の執念は凄いね

オフィシャル・サイトはコチラ
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アルジェの戦い

2016-07-03 | 戦争もの
(1965/ジッロ・ポンテコルヴォ監督/脚本:フランコ・ソリナス、撮影:マルチェロ・ガッティ、美術: セルジョ・カネヴァーリ、音楽:エンニオ・モリコーネ/122分)


(↓Twitter on 十瑠 から[一部修正アリ])

図書館で借りた「アルジェの戦い」を観る。1965年のヴェネチアの金獅子賞でありますな。エイゼンシュタインを彷彿とさせるドキュメンタリータッチで、スケールも、小技も技術的には凌駕していると思うけど、好きかと聞かれればNOだな。
[ 6月25日 以下同じ]

僕は人間の葛藤を描いたドラマが好きなので、事件を描くのに終始したスタイルは好きじゃない。明らかにアルジェリア側の視点が強いんだが、両者の戦いを冷静に描いていて、かえって抵抗運動がただのテロリズムを描いたような印象もある。どっちもどっちと言いたいし、人間を描く視点としては弱いな。

「アルジェの戦い」そろそろ返却しないといけない。昨日2回目を観て、やはり違和感は残った。フランス側とアルジェリアのゲリラ的解放戦線との戦いをイタリアが中立的に描いたように見えるが、弱者であるゲリラ側への視点の傾倒は隠せない。一般のフランス系市民への爆弾テロ描写は今は見せられないな。
[ 7月 1日 以下同じ]

物語構成は、ラストシークエンスの一部を最初に見せて、その後そこに至るまでの過程を綴るというワイルダーも使っている手法で作られていて巧い。映像とナレーションとの組み合わせも臨場感があるしネ。終盤の街中に戦車が登場する一連のシーンも、少し前のミャンマーを思い出してしまったよ。

*

 1965年の製作ですが日本公開は67年、ということで当時映画館でまだ洋画を観てなかった僕は未見のまま。後に映画雑誌で双葉さんが85点(☆☆☆☆★)を付けられていたのを知り無性に観たいと思っておりました。政治的な題材故かレンタルにも見かけることもなく、半ば諦めておりましたら我が福岡市の総合図書館のビデオライブラリーに発見し(しかもDVDだし)、数十年ぶりに念願叶ったわけです。




 オープニングがこの(↑)シーン。
 右端の青年アリが暫定的な主人公で、次々と逮捕されていく解放戦線の中で唯一最後まで残っていた彼とその仲間が、フランス軍に追い詰められて隠れている所です。
 お話の舞台はジャン・ギャバンの「望郷」でもお馴染みのカスバ。
 ヤクザ者が隠れるには絶好の場所だったカスバは植民地支配からの脱却をもくろむゲリラ軍にもアジトとしてお誂えの場所だったわけです。

 一方、彼らをテロリストとして封じ込めようとやって来たフランス精鋭部隊がコチラ(↓)であります。




 先頭のサングラスの強面さんが、実行部隊のマシュー隊長。
 第二次世界大戦も戦い抜いた強者で、冷静に相手を分析し、投降に応じない相手にはまさに先の大戦さながらに非情に対処していきます。
 マスコミ対応も冷静です(↓)。





 最初は、解放戦線はフランス人警官を辻斬りのように一人、二人と殺していくやり方でしたが、フランス本国から手ぬるい対処方法しか許可をもらえなかった現地警察は犯人らがいると思われた地域に爆弾を仕掛けます。つまり爆弾テロはフランス側が先に仕掛けたように描かれていますね。
 で、怒った解放戦線も意表をついて、こんな人たち(↓)に爆弾テロをさせます。





 彼女らが爆弾入りのバッグを置いて行ったのは、空港のロビーとかレストランとかダンスホール。
 それらのシーンもじっくり描かれていますから、昨今の無差別自爆テロまで想起して怖かったですねぇ。

 爆弾を使った応酬が始まり収拾がつかなくなりそうになったので、マシューさん達がやって来るのです。
 彼らは警察じゃないですからね。軍隊ですから、こんなシーンも点描されます。





 映画は1954年から1960年までのアルジェリア独立戦争のアルジェでの戦いを描いていて、一旦は解放軍は制圧されたけれど、その後民衆が蜂起し、エピローグでその2年後1962年に正式に独立したとナレーションされます。

 ウィキを読むと分かりますが、130年に及ぶフランスからの植民地支配を覆したわけですから、この独立戦争はもっと複雑な勢力分布と其々の思惑が複雑に絡み合って動いていったと想像できます。ゲリラのやり方も今のイスラム過激派に近かったように記述されていますね。

*

 映画を観る時に作者の視点が自分と合うと面白いと感じますよね。
 中には作者の視点が何処にあるのか分からない映画もありますけど、視点を感じて、それが心地よいと何回でも観たくなったりします。
 で、ポンテコルヴォのこの映画での視点はというと、言われているようにドキュメンタリー・タッチなのでクールで温かさは感じません。だけどこれでいいのかなぁって思う自分も居るんですよね。
 コスタ=ガブラスの「」とか「ミッシング」とか、あとパットナムが作った「キリング・フィールド」とか、政治的な事変を描いた作品を幾つか観てますけど、それらの視点には人間への愛情が感じられるんですよね。どんなに惨いシーンがあったにしても、主人公として選んだ人に対しての愛情は感じるんです。
 「アルジェの戦い」の視点は人々に対する愛情が薄い感じを受けるんですよねぇ。
 ツイッターでの「違和感」というのはその事ですね。なので、お勧め度は世評よりは低くなっちゃいました。


 1966年のヴェネチア国際映画祭で、サン・マルコ金獅子賞と国際映画評論家連盟賞を受賞。
 米国アカデミー賞では1966年の外国語映画賞、1968年の監督賞と脚本賞にノミネートされるも無冠だったそうです。





※ トレーラーではフランス人はちゃんとフランス語をしゃべってましたけど、レンタルしたDVDでは彼らはイタリア語でした。イタリア製だからそうなのかなと思ってましたけど、どっちなの?

・お薦め度【★★★=一見の価値あり】 テアトル十瑠





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■ YouTube Selection (予告編)


(2015-11-27)

■ Information&Addition

●映画の紹介、感想、関連コラム、その他諸々綴っています。
●2007年10月にブログ名を「SCREEN」から「テアトル十瑠」に変えました。
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◆【管理人について】  HNの十瑠(ジュール)は、あるサイトに登録したペンネーム「鈴木十瑠」の名前部分をとったもの。由来は少年時代に沢山の愛読書を提供してくれたフランスの作家「ジュール・ヴェルヌ」を捩ったものです。
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