シネマトリックス

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まさにバッタモン!?・・「ポセイドン 史上最悪の大転覆」

2006-10-16 21:50:18 | Weblog
05年ジョン・パッチ監督作「ポセイドン」

昨日テレビ放映にて鑑賞。
新聞に「早くもテレビ登場!」って書いてあったから、カート・ラッセルなどが出演した今年の劇場公開版をやるのか、と思ったら、あなた、全然違うじゃん。

本作は、名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだけど、今年鳴り物入りで公開され大コケした劇場版(未見)のさらに下を行くトホホな出来。

結構いい役者が出てるのよ、ルドガー・ハウアー、スティーブ・グッテンバーグ、ピーター・ウィアーなどなど。でも、この映画、誰が主人公なの?

この魅力ゼロの警察関係の方?それとも司教を演じたルドガー?(オシムに似てます)

オリジナルの「ポセイドン~」はオスカー俳優をずらっと揃え、演技の火花をバチバチさせて、なおかつ、ジーン・ハックマンが主役として圧倒的な魅力を放っていましたよね。

それにしてもバッタモンだよ、この作品は。

リメイクじゃないよね、ただのニセモノ。

テンポはモタモタ、ストーリーはめちゃくちゃ、都合よく人が死に、CGもチンケで今頃こんな合成丸出しなんて、学生の文化祭なみだ。

大好きな「下妻物語」で、父ちゃんのバッタモン、ベルサーチのコピー商品を売りとばそうとする深キョン。買いにきたのはヤンキーの土屋アンナ、ジャケットを試着して「これ、いくら?」
深キョンに指を2本立てられ、「2でいいのか?」と2万円を渡すと深キョンは「2000円」と言う。「どこの世界にベルサーチの新品ジャケットが2000円で買えるんだよ」とかみつくアンナ。

「でもバッタモンだから~~」とべそをかく深キョンに「バッタモンでもベルサーチはベルサーチだろがよ~~!!」とさらにかみつくアンナ。

そう、バッタモンでもオリジナルは「ポセイドン・アドベンチャー」だよ、いくらなんでも、ひどすぎるよ。

スティーブ・グッテンバーグのしょぼい老け方にもびっくり。老け方で魅力がわかるな~人間50歳以降が勝負です!

お、画像は劇場公開版です、本作の画像は見つからなかったので、あしからず