波打ち際の考察

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波屋山人

大麻?

2020-05-07 22:16:39 | Weblog
以前、インド南部を旅した時に、現地の充血した目の男に、「ハッシッシ?(大麻・マリファナの別名)」と誘われたことある。
だけど、薬物も風俗も手を出さない私は、その時も首を振って通り過ぎた。

海外では日本人に対して日本語で「ハッパ?」「オンナ?」などと言ってくる人が少なくない。
今まで多くの日本人男性が薬物や風俗を利用してきたのだろう。同類だと思われるのは不本意だ。

それはともかく、ホリエモンが都知事選に出るにあたって大麻解禁を公約の一つにしているというニュースを目にした。
大麻解禁は、世界的にも「進んでいる」考え方だと認識している人も多いのだろう。
たしかに、植物由来で、効き目も穏やかな大麻は、ケミカルな薬物からみたらハーブやお香やコーヒー並みの嗜好品にすぎないのかもしれない。

ただ、一つ疑問なのが、「なぜタバコが忌み嫌うコミュニティにおいても、大麻を肯定する人が少なくないのだろうか」、ということだ。

大麻は、喫煙をしなくても、摂取することは可能だ。しかし、喫煙するように吸う人が多い。
しかし、タバコと同様あるいはそれ以上に大麻の副流煙は危険だ。発がん性物質も多い。

大麻解禁を唱える人は、喫煙での摂取を肯定しているのだろうか。
タバコと違って害が少ないとでも思っているのだろうか。害があることを認識すれば吸うのをやめるのだろうか。
あるいは、煙でなくエキスのようなものを口から摂取することを推奨しているのだろうか。
そのあたりが疑問だ。


大麻がらみの思い出は、いくつかある。

むかし、ある編集者から、作家の原田宗典さんが大麻パーティーをしているという話を聞いた。
誘われた大手出版社の編集者は参加しなかったらしい。
その後10年以上経ってから原田宗典さんが覚醒剤などの使用で逮捕されたとき、驚くことはなかった。
編集者は口の堅い義理堅い人が多いのかなと感じた。

音楽関係者で薬物をやっている人が多いことも周知の事実ではないかと思う。
もう20年以上前の話だが、書店のカウンターで接客をしていたころ、隣に立っていた男がふいに「以前某有名DJに依頼されて大麻を栽培していた。もうやっていないけど」と言ってきた。
私は法に触れることはしないけど、同時にアウトロー的なことには少し詳しい。
つい、私にはしゃべっても問題と思ったのかもしれないけど、唐突な印象だった。
その時耳にした有名DJは今も大御所として活躍している。
この人も捕まる可能性があるのかな、この洗練された浮遊感のあるテイストは大麻で得られた感覚を表しているのかな、などと想像しながらたまにCDを聞いている。


<参考>
横浜市の衛生研究所による大麻についての説明が意外に詳しくて興味深かった。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/hokenjoho/wadai/marijuana.html
・大麻(マリファナ)について
(略)
>タバコを吸うよりもマリファナを吸う方が、肺癌などの癌になる危険性は高くなる可能性があります。また、マリファナを吸う人は、肺活量が多いとする調査研究もあります。マリファナを吸うとき深呼吸を繰り返すためと考えられます。


コメント
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