波打ち際の考察

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波屋山人

時事放談

2018-05-15 17:53:47 | Weblog
連休最終日の朝、すばらしく澄んだ空気と青空を感じながらテレビをつけると、ふと浜矩子教授の下がった口角や眉間のしわに目がとまった。
尊敬する作家・写真家の藤原新也さんは、安倍晋三首相の人相についてかなり評価が低いが、浜矩子教授の人相はどう評価するのだろか。

TBSの時事放談という番組は、反権力というか、社会主義擁護というか、とりあえず左派的姿勢だと認識されている人が多い。少なくとも、保守的ではないだろう。
しばらく番組を見ていると、案の定、政権を否定していた。
ただ、「非人間的」とか「この人たちに火星などに行ってほしい」とか「こんな人」などといった言辞を使用して、生理的に受け入れがたいという感覚を押し出している。
それでいて、「ですよね」などといった、同調を求める言葉は多いが、わかりやすい論理を聞くことはできない。

好き嫌いで物事を受け入れたり拒絶したりする、という行動は理性的とは言い難い。
現代では小学生でもロジカルシンキングという言葉を知っていたりする。
自分の意見を人に伝えようと思ったとき、好き嫌いを共有してもらうためのレトリックを使用するのは有効ではない。
自分と同じ意見の人には共感してもらえるだろうけど、意見の違う人からは距離を置かれてしまう。

TBSの時事放談は、左派内不満放談会として仲間内のストレスを解放しあう場所として存続させたいのだろうか。
さまざまな考え方の人にとって参考となる認識を提供したいのであれば、日曜の朝から眉をしかめたり口角を下げたりして不機嫌な言葉を感覚的にならべる人ではなく、すました顔で現状認識や解決方法の提案についてきちんと論理的に述べられる人に出演してもらった方がいいのではないかと思う。

浜矩子教授のような、一般的に左派と認識されている人の意見を好む視聴者が多い番組だから出演者は変えられないのかもしれない。
そうだとしても、クールな論理ではなくネガティブな感情によるレッテル張りの否定によって不平不満を解消しようとすると、現在の左派はそういう思考レベルなのかと疑われてしまう恐れがある。

視聴率は、朝6時台で2%弱?しかないのかもしれないけど、日曜日の朝だと小中学生もテレビを目にするかもしれない。
現代の小中学生は、論理的思考を意識している子もけっこう多い。そういった子たちにとって良い見本となるような言葉の使い方を増やした方が、番組の存続のためにもよいのではないかと感じる。

コメント (10)
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