波打ち際の考察

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波屋山人

美味しんぼとオーストラリア

2015-02-01 20:52:27 | Weblog
マンガ原作者の雁屋哲さんは1988年からオーストラリアのシドニー暮らし。
ギャンブラーで作家の森巣博さんもオーストラリアに拠点がある。
住みやすいところなのだろうか。

ただ、「院長の独り言(元東電原子力技術者、現医師の独り言)」というブログに、
「オーストラリア(南半球)の核汚染」という記事(2013年10月04日)があった。
http://onodekita.sblo.jp/article/77418828.html

これによると、オーストラリア全土はかなり放射性物質に汚染されている様子。
タスマニア島さえも放射能汚染。。。

「美味しんぼ」の最新刊では「福島は住むべきではない。移住する勇気を持つべきだ」というスタンスなのかもしれないけど、オーストラリアについてはどう認識されているのだろう。

もし、どこかのジャーナリストがオーストラリアの放射能汚染を大々的に追究し、「オーストラリアは住むべきところではない。移住する勇気を持つべきだ」と主張する文章を発表したら、オーストラリアの状況にも注意を向けるのだろうか。

雁屋哲さんは子どもたちのために1988年にオーストラリアに移住したらしいけど、良かれと思ってしたことが子どもたちの健康を害することになっていた可能性も否定できない。

「福島から逃げ出しオーストラリアに移住した人が、汚染されたオーストラリアの肉や穀物を食べて健康を害することになった」、という悲劇もありえなくはないのではないだろうか。

オーストラリアの肉や穀物は雁屋さんの体調にも影響しているかもしれない。
しかし、「自分を抑圧する日本政府」の批判には関係のない、オーストラリアや中国、地中海やバルト海などの放射能汚染などについては関心がないのだろうか。。。

政治的に態度を変えるというのは、精神的な負担になると思う。
あらゆる問題の構造を把握し、眺めるだけにすると、咎める気持ちや不快に思う気持ちも薄らぐ。
ストレスを減らし、鬱の悪化を防ぐことにもつながるだろう。

まずは、オーストラリアの土地や食品の放射線量や、自分と家族の体内の放射性物質蓄積量などを計測してみてはどうだろう。調べていないのであれば。
意外に福島の人たちよりも高い数値が出るかもしれない。
そうであれば、福島の人に「福島は人の住めるところではない」と言うと同時に、「オーストラリアへの移住は危険だ」と声を上げてもいいのではないだろうか。
既に、福島県から子連れでオーストラリアに移住してしまった人だっている。。。


<参考>
http://kariyatetsu.com/
「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」
が、いよいよ、発刊されることになった。
最初は、1月中のはずだったのだが、私の原稿が遅れたことで、結局2月になってしまった。
大方の書店には、2月2日に並ぶはずだ。
「鼻血」問題についての私の意見も、小出しにしていては、仲々全体がつかめない。
この本を読んで頂ければ、私の真意をご理解いただけると思う。


コメント (3)
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