波打ち際の考察

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波屋山人

ベトナムのビーチを満喫(ムイネ、ファンラン)

2008-10-17 20:34:07 | Weblog
先日、休みを取ってベトナムのビーチに行ってきた。
去年も、何年か前も行ったけど、飽きもせずまた今年も行ってしまった。
ベトナムの乾燥地帯は心地よい風が吹いている。

雨季でも、ベトナム南東部のファンティエット(ムイネ)、ファンランといった乾燥地帯はあまり雨に降られない。

まず、午後半休をとってそのまま成田へ。
荷物は小さなバッグ1つ。
ホーチミンに着くと、市の中心部まで7~8キロあるんだけど、アホなのでさくさくと歩いてしまった。
それから深夜まで飲み食い。魚介類や獣肉の飲食店をはしごして豪遊。

午前4時にはオープンエアーのお店からバスターミナルへ移動。
店の女の子にバスターミナルに行きたいんだけどと言うと、道端に寝ていたバイクタクシーのおじさんと交渉してくれた。
「バスターミナルまで3ドルって言ってるのよ。高くない?大丈夫?気をつけてね」と言いながら、両手でぼくの手を握りしめる。

笑顔で別れを告げてバスターミナルまで行き、午前5時発のバスのチケットを買ってバスへ。3~4時間かけてムイネ(ファンティエット)に到着。
ホテルエリアのビーチはムイネと言われているんだけど、ムイネ村とファンティエット市の間にあるその地域は厳密にはファンティエット市に属している。

ムイネではいつも泊まっているHong Di Bungalowsに早朝チェックイン。
朝9時や10時にチェックしてもOKなのだ。
去年よりちょっと値上がりしてたけどそれでも砂浜まで5歩のビーチ沿いのバンガローが1泊12ドル。
ファンを消して窓を開けて、蚊帳を吊って波の音を間近に聴きながら寝るのが好き。

翌朝と翌々朝には40キロほど離れたホワイトサンデューン(白砂丘)の夜明けを見に行った。
バイクタクシーを半日雇っていろいろまわって6~8ドル程度。
マンガみたいな朝日新聞や日本海軍の旗みたいな放射状の光を放つ朝日を見ることができた。これはなんだか吉兆。
両日ともなぜか早朝の巨大砂丘に観光客はぼくだけ。暇だから風紋を消しながらぐるーっと2時間も歩き回ってしまった。

夜は宿の隣にあるバーにビーチ側からはだしで参上。
どの店もロシア人らしき白人が多く、日本人は見あたらない。

日中はバンガローの前のハンモックでゆらゆらゆられる。
ハンモックで居眠りをするのも気持ちいい。

3日目にはバスでファンランという町に移動した。
けっこう脚光をあびているムイネはホーチミンから東に200キロ程度だけど、ファンランはさらに北東に200キロ程度かな。
ニンチュービーチというビーチがあるんだけど、ひなびている。

だけど、ここにはDen Gion Resortというホテルがあるのだ。
去年ここの海沿いのバーで海を見ながらビールを飲んでちょっと食事をしたんだけど、波間に陽光がキラキラ輝いて、ニンチュービーチの中で一番美しい光景に見えた。
一度ゆっくり滞在してみたいと思っていた。

Den Gion Resortは一応3つ星ホテルなので、10ドル20ドルでは泊まれない。
最低価格は40万ドン、最高価格が80万ドン。まあ、25ドルから50ドル、といった価格帯。

ここでもシーサイドバンガローというか、海沿いのシービューの部屋を希望したら65万ドンと言われた。約40ドル。
そこを値切って50万ドンにしてもらった。32ドル、3300円程度だろうか。
でもまあまあよい部屋。

食事はホテルの近くのビーチに道から突き出た階段があるんだけど、夕方からそこで営業をしている露天の貝屋さんがすばらしい。
水をピューッと吹いている大きなアサリ、赤貝みたいな貝、小さなホタテがそれぞれ30~40個で2~3万ドン(1万ドンは1.5~1.7ドル)。
その場で携帯コンロに火をつけて蒸したり焼いたりしてくれる。
夕暮れの海を見ながら会を食べて飲むビールはおいしい。

夜はフットマッサージ。別棟でテンピュールみたいなマットに寝て足を揉んでもらう。
30分8ドルなのに1時間もやってくれたから少しチップをあげた。

それにしても宿は全然人気が無い。ビーチにもホテルにも客がいない。貸切り状態。
思わず夜中にバスローブでビーチに出て行き、波打ち際で全裸になってちょっと海の中に入ってしまった。開放感全開。
でもすぐ戻ってバスローブを羽織ってたらいきなりライトが当てられた。
警備員さん、そんなところにたたずんでたのね。ちょっとはずかしい。

翌日、1人ホテルのレストランで食事をしていたら、中国南方系のような顔立ちの好奇心旺盛な女性店員にしげしげと顔を見られ、ベリーハンサム!と言われた。
フー?と聞いたらノー!と返され、意味不明の会話。
それにしても、ぼくのことをハンサムだと言う人は日本で見たことがない。
ベトナムはぼくにとっては非常に都合のいい価値観の国なのかも。
ありがたいことだ。

ファンランには特に見たいものはなかったので翌日はまたムイネに逆戻り。
こんどは某Bungalowsの隣にできた新しいホテルに行ってみた。
ぼくの泊まっていたバンガローから大きなガラス窓が見えていたので気になっていた。

Sunrise Resortのレセプションの女性は色白。
ベトナム女性にしてはめずらしく背も高く、ちょっと二重にした韓国人女性のようにも見える。
思い切りひらひらの服を着ていたから、夜の女性かと思ってしまったけどそうでもないみたい。
海沿いの部屋はいくらですか、と聞くと1人で泊まる場合は45ドル、2人で泊まる場合は55ドルとのこと。3つ星ホテルだとそんなものかな。
部屋を見せてもらうと、その広さと全面窓の大きさとバルコニーからすぐ砂浜という立地に感動。
2日泊まるから80ドルにして、と頼むとOKしてくれた。
ついにバックパッカーな旅からちょっとだけリゾートライフに足を踏み出すことができた。

ほんとうに部屋は広い。40平米はあるのでは。ぼくの東京のアパートより広い。
床から天井まで届きそうな大きなガラス窓も6枚。
部屋の中とバルコニーにある椅子の数は8。テーブルの数は2。

この部屋で2日間くつろぎ、チェックアウトの時には満面の笑みで手を振った。
レセプションの女性も大きく手をふり、なんだか投げキスをしてくれたように見えた。

昼すぎのバスは夜ホーチミンに着き、排ガスの多い町の中をちょっと散策。
日本人や現地の人、白人などで込み合っている寿司バーを見つけて入店。
活気はあるんだけど、ご飯もネタも日本の回転寿司にもはるか及ばないものだったので少し残念に感じた。
なぜか、白人男性と飲んでいる日本人女性が何人かカウンターにいた。
となりの席の日本人おじさんは店員に対してなんだか横柄な態度。どうしてそんな態度をとることができるのだろうと思う。

夜9時にはバイクタクシーをつかまえて3万ドンで空港に直行。
深夜の飛行機に乗って早朝成田着。
今回は短期間だけど連泊することもできたし、滞在先をビーチに絞ったし、なかなか心地よい時間を送ることができた。
やはりベトナムは、ホーチミンなどの都会もいいけど、空気も水もきれいなビーチがおすすめ。


コメント (1)
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