Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2012年08月まとめ(12本)

2012年09月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『グスコーブドリの伝記』を観賞。

絵本を1ページ1ページめくっていくような不思議なリズムで、丁寧に描いた夢うつつな映像をゆったりと、でも行間は語らずに飛びながら、進んでいく。監督の中にある物語の欠片たちが連なって。映画は物語を語るだけの表現ではないことを、しみじみ感じさせてくれる。

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『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』を舞台挨拶付観賞。

面白い。どんな状況であっても、やるしかない、ヒーローのあるべき姿を、まっすぐに描き切っているのがとってもいい。クセのあるキャラたちの特性を、短い時間ながら各々出して切っており、存分に楽しめる。

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『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』を舞台挨拶付観賞。

素晴らしい。本編から繋がる集大成な展開が熱い。誰でも友達になり支え合うヒーロー、フォーゼならでは。子供のものに留めるには惜しい、本気のアクション、ドンパチにカーチェイスもたっぷりで、カッコイイ!

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『ラ・ワン』を観賞。

面白い。インドの文化とお約束を下地に、ハリウッド的アプローチの派手なアクションで、見応えあるSFヒーロー作品をしっかり描き切っている。スーパースター出演のお祭り感もステキ。良い音を貪欲に取り入れる音楽の柔軟性に感心しつつ、とある戦いの舞台に洋楽好き的にニヤリ。

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『桐島、部活やめるってよ』を観賞。

面白い。不自然に思えてしまうくらい自然な学生たちの青い日常を、いくつもの視点で繰り返し描きながら、思いもしない繋がりを生む。自分が過ごした学生生活が映り込んでいるような、心のざらつきがたまらない。各人の想いとその交差を反復して、じわじわ楽しめる。

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『テイク・ディス・ワルツ』を観賞。

素晴らしい。幸せが滲んだ、たゆたう日常を通して、理由のわからない淋しさや人生の物足りなさが上手く描かれており、心がゆっくりと、でも確かに揺さぶられ、締め付けられる。抽象的な表現が締める中に、時折直接的な言葉が入れ込まれるので、より深く突き刺さる。

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『トータル・リコール』を観賞。

近未来を徹底して作り込んでいるため、作品世界に自然と入り込める。お話や舞台はコンパクトにまとめているものの、ド派手な演出でハラハラドキドキ感、そして爽快感はたっぷり。アクの強いリメイク元に対して、大真面目に夢と現実の境目がわからなくなる今作もいい。

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『アベンジャーズ』をIMAX3D字幕観賞。

素晴らしい。個性の強いヒーローたちを、個々でも、組み合わせでも、きっちり見所をつくって、難しくせず濃過ぎもせず、明るく楽しくカラッとまとめあげている。お祭りに対して、悪ふざけせず全力を注げるハリウッドはステキ。どのヒーローも好きになれる。

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『エイトレンジャー』を観賞。

大筋は楽しめるつくりになっているものの、監督の悪ふざけが過ぎてヒーローものの体を壊してしまっているのが、ごく個人的に残念とも。世界観を統一するため、景色を加工したことで、生まれ育った千葉県八街市で撮影されたシーンを探しながら観る醍醐味を、より楽しめた。

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『プロメテウス』をIMAX3D字幕観賞。

面白い。圧倒的な映像の力で、言葉の説明の必要なく、グイグイと最後まで引き込まれる。劇場で体験する映画という表現の力強さを思い知れる。変化球的な雰囲気を持たせておいて、キャラたちの造形も含めて、どストレートなお約束をしまくる展開がステキ過ぎ。

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『マダガスカル3』を3D吹替観賞。

面白い。なにより、楽しませること、最優先で、明るくテンポ良く、歌に合わせて軽快なノリに徹しているのがステキ。魅力的なキャラたちと、3D効果を活かしたPOPなサーカスにうっとり。子ども向けなお話ながら、喪失を経ての確かな成長を描いているのも見事。

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『るろうに剣心』を観賞。

面白い。マンガに寄った描き方の中で、生身で斬り抜ける肉体の躍動感が確かな感触を与え、原作好き視点でも実写化した意味が感じられた。真似して走りたくなるカッコ良さ。演技的にも大袈裟なキャラ達に対して静かな剣心が、終盤に見せる一瞬の気迫に凄みがあってよかった。

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※『ダークナイト ライジング』『アベンジャーズ』2回目観賞もあり。

※映画館で観賞したもののみ。



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