Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『交渉人 真下正義』

2005年05月13日 22時46分51秒 | 映画
2005年5月10日、会社帰りお友達さんとふたり、
109シネマズMM横浜さんにて、21時の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
地味な真下と対比するように、とっても濃くてわかりやすい、
踊るらしからぬキャラが続々登場するにも関わらず、
なんだかとっても踊るらしい作品です。

この踊るらしい雰囲気づくりは素晴らしいです。

踊るファンなら、踊る独特の雰囲気を心地良く思い出しつつ、
きっとニヤニヤ楽しめることでしょう。

私は放映開始から毎週欠かさずずっと観てたので、
基本的に踊るは大好きです。熱狂的ではないですけどね。

けど、たとえ踊るファンでなくても、
初登場な濃いオヤジ達に心奪われると思います。

特に私達世代って、なんの影響かはわかりませんが、
頑固そうに見えて、実は気のいいオヤジキャラが、
どうにも大好きな気がするので、尚更ハマると思います。

たぶん、どこの感想でも書かれてると思いますが、
寺島進演じる木島刑事が素晴らし過ぎます。
反則なくらいハマりキャラです。
次は木島でスピンオフ作品撮って欲しいくらいです。ホントに。
もっと活躍が観たいです。

設定がなぜかクリスマスだったり、地下鉄のお話だったり、
ちょっと時期的な問題がありますが。。。

物語の構成で言えば、
作品の終盤までは、ハリウッド映画のように、
緊張感と笑いのバランスが上手く取れており、
ドキドキとニコニコが持続し、
さらにそこにいかにも日本人好みっぽい人情味を加えた、
素晴らしい娯楽作品に仕上がっています。

最後の最後であやふやになったり、
冷静に考えるとトリックがトリックでなかったり、
そういう脚本の練りが甘い部分だけは残念ですし、
そこで引っ掛かる人も、とってもいそうですが、
それ以外は、それについても踊るっぽくて、
とりあえず勢いで一気に楽しめます。

周囲が濃いオヤジキャラだらけで、
真下の地味っぷりが逆に目立つっていう、
面白い構図になってますしね。

単に物語を物語として楽しむというより、
真下に感情移入して、真下と共に事件を解決するような、
そんな印象になると思います。

GW前に公開すれば連休中にどうぞと、
もっと広くオススメ出来たのですが、
ともかく観て損はない作品だと思います。

けど踊るは、作品がひとり歩きしてるというか、
ずっと観続けていたい雰囲気のあるシリーズです。

次の室井も必ず観よう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
踊るっぽさ? (aliz)
2005-05-15 12:34:55
コメントありがとうございます。



私も消化不良感は残りましたが、

犯人がうやむやという面も含めて、

踊る2から続く、踊るっぽさなのかな、

とか無理矢理納得することにしました。



踊るって、和久さんと言い、今作といい、

味のあるオヤジで締まる作品な気がします。
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賛否両論でしょうか~? (マサ)
2005-05-14 06:04:55
全体にテンポがよくて

よく出来た作品だったと思います。



但し、まだJRの事故が記憶に新しくて

時期が悪すぎましたね。

(少~し、暗くなりました。)

(残念~。)



それに、犯人像をいろいろ考えていた私としては

ちょっと、消化不良感が残りました。

(納得いかないなぁ~。)



でも、脇役陣のキャラクターは

メチャメチャよかったですね。

木島刑事、最高です。

それは、よかったー。



マサでした。
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