Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2015年05月まとめ(17本)

2015年06月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『ザ・トライブ』を観賞。

素晴らしい。1枚1枚切り取れる写真のような構図で撮られた、手話と自然音しかない世界の中、愚直に突き進む青春の暴走に惹き込まれて。心身の痛み、強烈な苦味のある後味が濃く刻まれた。終演後、五感の全てが研ぎ澄まされているような、味わったことのない感覚に包まれた。

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『ワイルド・スピード SKY MISSION』をIMAX3D字幕観賞。

素晴らしい!期待を遥かに超えた面白さ!有り得ないことも大真面目に、観たいアメリカンノリを存分に魅せてくれて!最強の敵と対峙し、サイコーを飛び越えまくるド派手なアクションの数々!観て楽しく語るのも楽しい娯楽ぶり!

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『映画 ビリギャル』を舞台挨拶付観賞。

面白い。原作未読ながら題名で結末がわかるのでどうなることかと思いきや。受験に頑張る女子高生と塾講師、そして家族の物語がとってもテンポ良く描かれていて。共感できる面もあり、素直に楽しめた。ヒロインが常にかわいく見えるよう撮られているのもステキ。

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『パレードへようこそ』を観賞。

素晴らしい。ストライキを行う炭坑労働者達への支援を決めた同性愛者達と、ウェールズの炭坑町に住む人達とが出会い…。難しい題材を、80年代の空気と共に軽くPOPに描いているのがステキ。偏見を持たず相手を思い遣れる真の誇り、絆に胸が熱くなり、希望が貰えた。

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『Mommy / マミー』を観賞。

素晴らしい。実験的な撮り方や音楽がとっても効果的で。強がってしまう母親だからこそ、剥き出しの感情が吐き出される瞬間が堪らなく切ない。障害を持つ息子に対する無償の愛の中にある希望も、痛いほど伝わってきて。自分自身の母親への想いまでもが引き出された。

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『フォーカス』を観賞。

面白い。印象的な画を挟んだり、不安を煽ったりして、観客も含めてしっかりと騙してくれるのがとってもステキ。チームで行うスタイリッシュな詐欺をもっとたくさん観たくなったくらい。後半、作品の主題が変わっているのに、前半のノリで観てしまったのがもったいなかったとも。

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『脳内ポイズンベリー』を観賞。

面白い。脳内会議が主体で語られていくのが、とってもいい。それぞれが感情の素となるキャラ達なので、コミカルで過剰な言動のやりとりも自然と楽しめる。30歳独身女性ならではの想いも思い込みもたっぷりな主人公と、取り巻く男性達の少し足りなさ具合も微笑ましい。

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『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』を観賞。

面白い。日常の一部として物の怪も共存していたであろう江戸の情景や、絵描きならではの降りてくる瞬間などを、アニメだからこそ可能な表現で丁寧に描いていて。原作未読ながら各キャラに愛着も生まれて、紡がれていく作品世界をゆったりと楽しめた。

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『シグナル』を観賞。

面白い。というか大好き!スロー、アップにPOVと、場面に合わせた映像の使い方が上手くて、音楽も相まってとっても効果的で。次が読めない緊迫感から開放感の先まで。すこしふしぎなウソを、大真面目についてくれるのがステキ。男女3人の思いも寄らない旅路を存分に楽しめた。

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『ラン・オールナイト』を観賞。

素晴らしい。男の情念、不器用な愛が染み渡っていて、全てが渋くてカッコイイ。ありえなさを感じる隙さえ与えない、その惹き込まれる面白さは、興奮で上手く言葉で感想を表現できないほど。こだわりを感じる映像に手に汗握るアクション、そして緊迫感を煽る音響の調和。

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『メイズ・ランナー』をIMAX観賞。

面白い。迷路探索の要素は薄めなものの、観客も含めて置かれた状況がわからない中で突き進んでいく主人公の力強さ、少年の集団らしい青さもある人間模様、そしてSFな展開がとっても良かった。暗い場面のアクションが若干わかりづらかったけれど、ドキドキした。

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『イニシエーション・ラブ』を舞台挨拶付観賞。

面白い。映像作品だからこそのトリックにしてやられてしまう楽しさたるや!80年代らしいケレン味もいい味付けに。トリックのひけらかしのような終盤は少し勿体ないも、合間の違和感を確認したくなったのは確かで。2回観たくなるというコピーにも納得。

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『駆込み女と駆出し男』を観賞。

面白い。じんわりとした人肌の温もりを感じられるのがとっても素敵。甘さよりも辛さの多い環境でも育まれる、人と人の小さな幸せの数々。刀ではなく知恵と言葉で人を守る真の強さ。日本人が求める日本らしい情景。身も心も作品に預けて、いい時間を過ごすことができた。

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『チャッピー』を観賞。

素晴らしい!想像の先の先まで行く展開が心から面白い。すこしふしぎな世界を身近に感じさせつつ、ストリートギャング達の抜けたノリで、コミカルにチャッピーの成長を楽しませてくれるのがとってもステキ。メカメカしいロボながら、その中身の純粋さに自然と感情移入していた。

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『夫婦フーフー日記』を舞台挨拶付観賞。

結末のわかっている物語の見せ方を上手く工夫しており、重く静かになり過ぎず、朗らかに切なく楽しませてくれたのがステキ。笑いをとるための会話の間の取り方がとっても独特で、観ている側的に対処に困る感が出るのも現実の会話を聞いているようで面白かった。

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『ピッチ・パーフェクト』を観賞。

素晴らしい。アカペラを通して、人種も境遇も全てが異なる個性的なメンバ達が、やがて互いを認め合って、声を重ね合わせる、青春の熱い展開。年代もジャンルも横断した様々な楽曲達を、心地良い声の調和と楽しく魅せるパフォーマンスで彩る姿に、心を掴まれっぱなし。

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※映画館で観賞したもののみ。



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