Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『ダージリン急行』

2008年03月22日 23時31分31秒 | 映画
2008年03月08日、F東戦はさみのおひとり映画2本立ての1本目、
新宿武蔵野館さんにて、10時10分の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
噛み合わない3兄弟が、想像のつかない展開が待ち受ける、
異文化なインド旅行を通して、わかりあい、両親を乗り越える、
これぞロードムービーな、行間を読むべき、ゆるい成長物語でした。

想像のインドそのままのインドなので、
自然と旅に参加出来ます。

とはいえ、ひとりっこ最大の弱点として、兄弟モノに共感が出来ず、
説明されないと細かな感情がいまいちわからないというのがあり。

この作品もやはり本質の部分は恐らくわかってないのですが、
3兄弟と一緒に旅するのが重要で、わかる必要はあまりない気もしていて。

なにが面白いと明言できるものはありませんが、3人の空気感が面白く、
女性同士で、ゆったり観るのに最適な作品な気がしました。

映画生感想『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

2008年03月22日 09時56分07秒 | 映画
2008年03月04日、会社帰りおひとり、
109シネマズMM横浜さんにて、18時40分の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
内容的には撮影裏話を語りつつの、自伝ドキュメンタリではあるのですが、
同じ表現者として、刺激を受ける部分が多く、
知的好奇心をくすぐる意味で、とっても面白い作品でした。

アニーさんの写真には、単なる1枚の写真ではない物語性があり、
見ると被写体が語りかけ、自分の頭の中を遊び出すような。

かと思えば、被写体と同化するくらい近い存在になり、
被写体自身も見たことがない、自然な姿を写し。

子供の頃、車の窓から見た景色が、
フレームに切り取られた作品だった、っていうのがなるほどと。

とかなんとか、感想ではなく単なる語りになってしまいそうなくらい、
創作の背景がわかり、考えてしまう、表現する人に見て欲しい作品でした。

映画生感想『奈緒子』

2008年03月22日 09時32分58秒 | 映画
2008年02月26日、会社帰りおひとり、
109シネマズMM横浜さんにて、19時20分の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
スポ根モノとは違う、淡々とした流れの中で、
美しい自然が残る、ほのぼのとした田舎街を駆け行く、
マラソン中継を観てるような、静かな情熱漂う、さわやかな青春作品でした。

不思議と、主人公とヒロインに感情表現があまりないのですが、
その分、周囲がしっかりと人間して、違和感の隙間を埋めていて。

駅伝という、ひとりでは成立しない競技を、
役割を分散させて、作品全体で表現しているような。

お話的に、前を向いただけで終わってしまったので、
もう少しエピローグをつけてもいい気もしつつ。

走る中に物語を感じる、淡々としたマラソン中継が好きな人は、
じわっとした感動がある作品だと思いました。