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細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

少人数ゼミレポートNo.1

2012-12-19 13:02:55 | 教育のこと

学部3年生の3名の学生に対して、合計5回の少人数ゼミを実施しました。
ゼミのタイトルは「人間学とリーダーシップについて考える」です。

3つの記事に分けて、紹介します。公開することは学生たちから了解を取っています。

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遠山祐貴

今回の少人数ゼミは自分を見つめ直す良い機会になった。スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」という本を中心にゼミは進められ、最終成果物として自分の中心に置くべき「原則」を完成させた。そこに至るまでの大きな過程を2つ書こうと思う。

1つ目は、自分は「何により行動しているのか」、「何に依存しているのか」考えさせられた。ここで私が強い印象を受け、伝えたいと感じたことは、「主体的」であるか「反応的」であるかだ。人は常に外からの「刺激」にさらされているが、「反応的」であれば自分の行動はその刺激により決定され、「主体的」であれば行動は原則により、つまり自分の責任で決定される。様々な本にあるような、自分の意志だと思い込む、というような処方的なものと違い、こういった事を考えることで、自分の日々の行動が変わった実感がある。

2つ目は、最終成果物となった「原則」の作成である。人は何も「刺激」だけにより行動しているのではなく、誰しもが中心においているものがある。私の場合は、家族・友達・遊び、が中心に置かれ行動していた。これを否定された時は悔しくすぐには認められなかったが、ゼミで意見を交わしていく中で、「原則」ではありふれている家族・友達・仕事などが複雑に絡んだ状態も筋の通った考えができる、という解釈に至った。こういった事を考えることで私は次のような原則を作ることができた。

・完璧な自分になる―正直に生きる。誠実に生きる。前向きに生きる。感謝を忘れない。ユーモアを忘れない。
・主体性を発揮する―自分の意志によって行動する。自らの行動に責任を持つ。
・率先力を発揮する―自ら状況を改善する。周囲に良い影響を与える。
・能力を向上させる―失敗を恐れず、成長の機会を逃さない。助言を素直に受ける。
・家庭を築く―無償の愛を示す。自分の欲求を家庭のニーズに沿わせる。
・社会に貢献する―
・全力を尽くす―上記を達成するために、自分の才能・時間・持てるすべてを捧げる。

まだ完璧なものではないが、これから生活していく中で何度も見直し、必要があれば修正や追加、削除などをして、常に最善の「原則」にあるようにしていく。また、これは自分が周囲に約束・保証することである。

今回の少人数ゼミで内面的な事について意見を交わす機会をもてたことを幸運に思う。ゼミ以外の時間でもこういった事について話す時間が増え、またその時間がとても有意義であった。これから影響の輪を徐々に広げ、多くの人との意見を聞き、自分の持っているものを分かち合いたいと考える。


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