11月ももうすぐ中旬に入ろうとしています。
今日は土曜日ですが、今日から4泊で福島県の現場へ。現在、東北新幹線で移動中です。道路トンネルの現場で、技術開発の研究です。技術開発の内容は詳しくは説明できませんが、トンネル覆工コンクリートの新たな養生システムの技術開発です。
土日も含むので、4泊の大型出張を組むことができましたが、よく日程が調整できたものだと、ラッキーに思います。現場でトラブルが待っているから頑張れ、と神様が調整してくださったのか分かりませんが、頑張りたいと思います。
国土交通省のコンクリート構造物の品質確保の試行工事も、今年度の現場の選定が全国で終了し、令和2年度~3年度にかけて施工される現場も多く選定されました。今年度から、この試行工事をコントロールしている本省の技術調査課と私たち土木学会350委員会、356委員会の連携が始まっており、バタバタと試行するのではなく年度をまたぐ工事でじっくりやってください、というリクエストも私たちからの依頼でした。
全国の試行工事をどうやってサポートしていくか、も自律分散的に、柔軟に対応していければと思っていますが、さっそく、我々の仲間が北海道、中国地方で動き始めてくれました。それらを先行事例に、有機的に全国でつながりながら有意義な試行工事を進めていければと思っています。
現場での研究、現場への実装に携わることができ、大変に幸せに思います。
コロナの異様な状況が続きますが、例年通り、研究活動が活発化する時期に入ってきました。ほぼ休日もない状況が続きますが、年末まで走り通したいと思います。
この年齢になると、毎年確実に老いていくわけですが、心身へのケアを充実させる必要も高まっており、実践しています。以下のような感じ。
・毎朝のテレビ体操と5分間の柔軟体操。10月11日から本日まで28日間連続実施。
・寒い時期に差し掛かってくると、朝のお風呂。
・肌荒れがひどいので、重炭酸の入浴錠剤を購入。11月に入ってから試し始め、効果が大きい模様。
(今回の4泊の出張中も、ホテルで入れるよう、入浴錠剤を持参)
・Sonicareでの歯磨き、歯間ブラシ、口腔ケア。
・歯磨きしながら、足裏マッサージ。
・肌の保湿クリーム。ハンドクリーム、リップクリーム。
・自宅で仕事するときは、足コタツ。職場で仕事するときも、別タイプの足裏暖め機使用。
・2週間に一度程度のカイロプラクティク(マッサージ含む)。
・適度なジョギング(30分程度)、ウォーキング。(今秋は、今のところ、激しい運動は封印)
30代の前半に比べると、かなり行為が増えており、もはや趣味。
心身の「心」の方へのケアも、いろいろ取り組んでおりますが、大愚和尚の禅の教えなどが大変参考になっています。仏教に対する興味が非常に強くなってきており、当面は自分で勉強を続けると思いますが、将来、ジジイになったら何をやっていることでしょうか。。。
さて、もうすぐ目的駅に到着です。
4泊の出張中、ホテル等でのデスクワークも充実させたいと思いますが、現場でできることについては、関係者とともにベストを尽くす所存です。いよいよ、という気持ちが強く、関係者を鼓舞することと、プレーヤーとしても出来得ることをやります。
11月が始まりました。振り返ってみれば、とんでもない1年であった、ということになるのでしょうが、人間はそのとんでもない時期を生きていかざるを得ません。
このところの「マスコミ」の報道(特にコロナ)を見ていると、「またか・・・」とため息をつかざるを得ません。良くも悪くもこれだけ社会の動向に影響を与えてしまう、自分たちの報道について、まともな感覚をもって報道しているように見えません。どうして、ある方向に誘導するような「偏向」報道しかできないのでしょうね。マスコミとは、もともとそういうものなのでしょうね。「事実」を伝えるべきなのに、正しいと思えないデータに基づいて、彼らの解釈を伝えるので、性質が悪い。
私自身は、8月の猛暑で運動の習慣が途切れてしまいましたが、10月からの繁忙期に入り、10月中旬から運動の習慣が復活し、仕事も含めて心身の充実感を感じるようになってきました。今日も日曜日でしたが、洗濯、掃除、体操から一日を始め、仕事にも精を出し、早めの夕方に30分のジョギングをして、夕食は家族でおでかけです。
今年度は、職場(土木工学教室)の主任教授を務めており、普通であれば2年間の任期です。土木の主任教授は、いわゆる部局(都市イノベーション研究院)の代議員も兼ねるため、会議も多くなり、当然雑用も増えるので、就任前は不安なことももちろんありました。
30歳で助教授として着任したのですが、もちろんその後は、研究室運営で一杯一杯で、土木の主任教授の仕事ぶりなどを見ていると、とても当時の自分にはできないなー、と思っていました。できる、できない、というより、とにかく自分自身や自分の直下の組織(研究室)のことで精一杯で、教室全体のことなどに気を配る余裕もない、というのが本音でした。もちろん、土木工学教室に貢献する気持ちは人一倍持っていたようにも思いますが。
それから、主任の間は、なるべく外の仕事は断る、という考え方を近しい先生方から教わっていたので、そのように準備をしました。もちろんなるべく多くの仕事をお引き受けしたいですが、人間の時間には限度があります。私でないとできない仕事、私が心からやりたいと思う仕事を、わがままですが、この期間は優先させていただき、少し身軽な状態でこの2年間に臨むことにしました。
などと言っている間に、新型コロナ騒動でとんでもない状況になり、この騒動により忙しくなる面と、この騒動により無くなる仕事もあり、結果的にどちらが忙しいのかよく分かりませんが、10月に限って言うと、昨年と今年の私の忙しさは、あまり変わらないか、少し今年の方が忙しいくらい、かと思います。
主任教授の業務についてですが、30代の頃の想像はいざ知らず、業務はやるのが当たり前であるし、主任教授はあちこちでの挨拶も少なくないし、しっかりしているべき存在です。主任教授ならではの雑用ももちろん多いのですが、まあ勉強になることも多いし、組織を運営していく上では一通り知っておくべきことがあるのは当然かと思います。今のところ、ポジティブに24ヶ月中の7ヶ月が過ぎ去りました。
主任の仕事を今のところ「思ったよりも」スムーズにこなせているのは、研究室のスタッフが充実していることが大きいかと思います。2019年度に着任した藤山准教授が研究室のマネジメントを仕切ってくれていますし、秘書さん、技術職員、学生スタッフのバックアップも非常に大きいです。それから、一時より私が指導する学生の数が少なく、前川先生、藤山先生が、以前よりかなり大きな組織となっているコンクリート研究室の多くの学生たちの指導をしてくださっているのも大きいかと思います。
私が直接指導する学生の数が、一時より少ない状況にはあるのですが、自分自身の研究テーマを見直したり、将来の戦略を描いたり、という時間を取れることにもつながります。本日、科研の申請書も最終版を提出しましたが、この半年、私自身と向き合った結果、現時点で出すべき申請書を提出できたかと思います。周囲から見ると、それでいいのか?と思われる内容かもしれませんが、私が自分自身と向き合った結果です。いくつかの選択肢があった中で、私自身は最も納得できるものを選んだつもりです。
土木の主任の話もそうですが、自分自身と向き合うことの意義ですが、自分自身のパフォーマンスを通じて、なるべく組織に貢献したり、自分の指導する学生たちが幸せになったり、家族や社会が少しでも良くなるように、等身大の自分と向き合うべきと思うようになっています。
不必要に格好をつける必要はないし、等身大の自分以上のことをしようとすると、周囲に無理が生じるのかと思います。また、等身大の自分のやるべきことはしっかりやらないと、これまで周囲に迷惑がかかります。
自分一人で生きているわけでは決してありません。自分の体も自分一人のものだと思っていると大きな間違いで、もともとバラバラと言ってもよい無数の細胞が連携し合って、一人の人間が構成されています。同じように、バラバラのような人間が連携し合って、家族、組織、社会などを構成しています。
自分と向き合うことは、それこそ一生続くことですが、変わりゆく自分と、変わりゆく周囲の中でのことであって、その時々の向き合い方を誠実に模索していきたいと思います。