細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

悩むこと

2010-08-30 06:09:45 | 人生論
2010年の8月が終わろうとしています。

ここ1~2ヶ月の自身のパフォーマンスに全然満足できていません。特に8月のパフォーマンスは低く,このような状況が続けば,研究者としても地に落ちるのは目に見えています。

理由の一つは8月後半の猛暑による体力低下。7月下旬は,山口県の調査などもあって気合が入っていましたが,8月の中旬に休暇を取り,その間は完全に気が抜けていましたが,その後の猛暑で自己制御能力がかなり低下してしまいました。クリエイティブな仕事にほとんど時間を割けず,スケジュールをこなすのが精一杯。

態勢を立て直すことが大事で,断れる仕事は断り,最重要と思う仕事を着実にこなし,精神的に充実した状態に持ち直したいと思います。

元気なときの活動量が多いため,調子が低下すると活動量をキープしながらクオリティを保つのが難しくなります。まあ我慢どころです。悩んで,自身の問題点を冷静に見つめることも大事。

査読論文の査読に対する修正を行うことをきっかけに,立て直しを図りたいと思います。

中途半端

2010-08-17 09:11:15 | 人生論
夏休み中です。

12日から2泊で安比高原へ行く予定だったのですが,次女の体調が崩れキャンセル。

目覚ましも付けずに寝たいだけ寝て,本を読む気にもならないので,テレビを見たり,高校野球を見たり,気の赴くままに。

長女と虫取りに行きました。虫取り網とカゴを買って,長女の保育園の近くの公園でバッタを大量採取。敷物を敷いておやつを食べたり,ドッジボールでキャッチボールをしたり。セミ取りにも行って,ミンミンゼミとアブラゼミを合計で20匹以上採取。虫取りって原始的ですが非常に楽しい遊びです。私が子供の頃は,島根の田舎で虫取りをやりまくってました。いざ採取するときの緊張感,達成感。長女も楽しんだようでした。

13日,14日と二日連続で虫取り。

15日は我が家の特権なのですが,自宅から超一級の花火大会を間近に見ることができます。私も数多くの花火大会を見てきてますが,短時間のために総数は数千発と比較的少ないものの,クオリティはこれ以上のものを見たことがありません。自宅のベランダに敷物を敷いて堪能しましたが,長女と歓声の連続。

16日から急に気分が変わって,示方書の施工編をフォトリーディング。一冊丸ごとフォトリーディング完了。施工編,維持管理編の改訂に携わることになるようなので,日常的に示方書を読み込もうと思ってます。トイレに置いておこうかな,と。

16日には,田口佳史氏の「清く美しい流れ」を読み終わり,日本人の生き方のあるべき姿に共感を覚えました。また,岩手大学を退官された藤原忠司先生の「コンクリートを巡る旅」も読み終わり,実直に大学教員を務めてこられた藤原先生の生き様に共感を覚えました。夜には止まっていた「竜馬がゆく」の5巻の途中から読み始め,再び興奮。竜馬と西郷が出会いました。

16日には,一つ,予算申請書を作成して提出。

元横浜市長の中田さんに影響を受けて,日本酒の「純米酒」を飲むようにしています。流通している日本酒の9割はアルコールが添加されているらしく,混じり物のない純米酒の魅力に私も気づき始めています。

夏休みはもう少し続きますが,今回のような過ごし方はほぼ始めて。

中途半端はよくなく,気の赴くままに徹底する。だらけるときも徹底的に。

8月後半の業務量もかなりなことになりそうですが,充分に充電してから取り掛かります。取り掛かれば,徹底的に。


山口県の調査終了

2010-08-01 18:48:07 | 研究のこと
7月末の大勝負であった山口県の構造物の表層品質調査が終了しました。

まずは無事に,また当初思い描いていたレベル以上の調査を実施することができ,そして翌日30日の報告会で良いプレゼンテーションができて,ほっとしています。

これだけの調査を実施するのは並大抵の段取りではできませんが,多くの方々の献身的な努力に支えられて,実施することができました。

詳しくは今後のブログ,論文,等に譲りますが,今回のプロジェクトは「研究」であり,私が理想とする研究スタイルの一つです。実構造物を対象にし,本質に迫るプロジェクトです。私が本当にやりたいと思うことの一つであり,それが端緒に付き始めた,ということかと思います。

今後,山口県のひび割れ抑制対策,表層品質の向上がどのように発展し,全国に影響を及ぼしていくのか,楽しみです。私もその一端を担いながら,大きく展開していきたいと思います。

8月の第1週はタイトなスケジュールです。中旬の家族での夏休みを楽しみに,大事な仕事を着実にこなしていきます。