細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

東北へ

2016-04-19 21:04:43 | 研究のこと

新年度最初の投稿が随分と遅くなってしまいました。

この間、いろんなことがありましたが、14日からは九州で大地震が続いており、大変に心配な状況になっています。被災者の方々に哀悼の意を表するとともに、総力を挙げて救助、救援、復旧等に当たられている皆様の無事を祈るばかりです。

それぞれの国民が公のことを思って努力するしかありません。

明日から私は予定通り、東北に行ってきます。5年経ちましたが、東北の復興はまだ道半ばです。今回は20日から28日までの大型出張になり、コンクリート構造物の品質確保の手引き(一般構造物編、トンネル覆工コンクリート編)と耐久性確保の手引き(RC床板)が出来上がったため、それらの講習会も兼ねています。20日仙台での講習会を皮切りに、21日の久慈、26日の釜石、27日の福島、と講習会を開催し、その他は土日も休まずに構造物群の調査や、施工記録のデータベースの打ち合わせ等を行います。

国民すべてが九州の大変な状況のことを思いつつ、直接九州に貢献しに行ける方々は全力で行動されているでしょうし、私は明日からは東北の復興に少しでも貢献できるように全力を尽くしてきます。それぞれが日本の経済を活性化させることが、結果的に九州に貢献することになります。

4月に入ってから、100%自分の限界にまで、ではありませんが、自分なりに研究に対する時間を多く割くように努めています。明日からの東北出張には多くの新4年生を帯同しますが、4年生にはすでにいろいろなプロジェクトを開始してもらっています。4月にこれだけ活動している4年生もこれまでの研究室では無かったように思います。どこまで伸びてくれるかは分かりませんが、結局は良い研究が多くなされ、その過程で学生や教員が成長することが、日本のためになると思っています。

4月に入って生活習慣も改善しています。昨年度、ひざ痛をきっかけに身体のケアに力を入れました。元からの習慣の朝の体操に加え、柔軟体操も少しずつ習慣になってきました。さらに、4月に入ってからは飲酒を減らしています。どうしても外で懇親する機会が多いので、自宅での飲酒をほとんどしない状況にとりあえず移行しました。適当なところに軟着陸したいと思います。節酒するたびに思うことですが、身体のキレや仕事への集中力がやはり異なります。40代の半ばにさしかかろうとする今年度、持続可能な範囲で自分の上限に近づく努力、さらには上限を押し上げる努力をしてみようと思っています。

10月からの秋学期はどうマネジメントしても、火の車になるのは自明なので、それまでの春学期と夏休みをいかに充実した期間にできるか、研究チームのメンバーたちと努力してみたいと思います。

今年から新たにチャレンジする研究テーマもいくつかあり、国土強靭化、国民強靱化に貢献できるよう、私自身は闘志に燃えています。研究チームのメンバーたちと思いを共有できるよう、よくコミュニケーションしたいと思います。