23日が一つの大きな変化の日で,その後,すでに5日経過しましたが,毎日,変化が進んでいます。
昨日は,午前に卒論の指導(本日28日が卒論の審査会,とても楽しみです)をして,12時半に東京へ。飯田橋でJCIランドマーク委員会をやっていたのでそれに参加。石橋,角田,池田インタビューを中核で実施してきましたので,私がこれまでインタビューで教わってきたことや,次から次へと湧いてくるアイディアを委員の皆様にお伝えしました。
その後,原宿に移動して,1時間ほど,国会での参考人質問を終えてへとへと?のNHK解説委員の後藤千恵さんとおしゃべり。当初の目的であった,後藤さんのfacebookのアカウントを作る,ということも結局達成されないほど,おしゃべりのしっぱなし。後藤さんも鞆の浦に行きたくて仕方なくなって,3/19の夜にみんなで行くことになりそうです。みんな家族を連れて行くことになるかも。そして,3/20(水)に鞆の浦ツアーです,おそらく。
3/20(水)はまた一つの変化の日になるでしょうね。そして,その前日,3/19(火)の午前は,藤井聡先生と私が一戦交える日です。ここでも何かが起きるでしょう。
後藤さんとお話しした後,電車に乗る前に,鞆の浦の羽田冨美江さんと電話でおしゃべり。その前に羽田さんから感動的な感謝のメールが届いていたからですが,やはり羽田さんと話していると不思議な気分になります。
それからタクシーも使って大学へ19時前に戻りました。お弁当を食べてから,卒論の指導。
卒論生,すごく頑張ってます。すでに彼らも完全に変化しています。11ヶ月前に,私たちの研究室に入ってきたときの彼ら,彼女らと全く別人です。
藤井先生に教わって時代の預言者と思われる村上春樹の長編小説をむさぼるように読んだのが2012年の3月以降。「海辺のカフカ」に出てくる「世界一タフたる少年」になるべく,私も決意を藤井先生に伝えましたが,どうやら私は「世界一タフたる少年」になってしまったようです。ここからどのように進化するかお楽しみに。
そして,村上春樹の「1Q84」では,「クールでタフな青豆さん」が主人公です。私もかなり以前から講義などで,「我々タフな世代が行う本物の教育を受けて育つ最強世代がこれから出てくる」と言ってきました。その最強世代が本当に日本を変えていく,という確信に近いものを持っていました。その「クールでタフな」世代が出てきました。今年の4年生です。
赤間君が鞆の浦で熱血ドボ研のメンバーに「細田先生に4年間,教わってきましたから」とさらっと言っていました。「研究室に入ったのは4年生になってからなのに?」と思っていましたが,彼らにとっては4年間,ずっと私の教育を受けてきた気分になるのでしょうね。
今年の2年生はもっとすごそうです。私の土木史と技術者倫理の授業でのレポートがすごいのです。彼らは完全に「クールでタフな」世代です。もう大丈夫。時代は変わりました。
さあ,今日はこれから卒論の審査会。私は教務委員でもあるので,司会進行も務めます。
夜は研究室の打上げ!
ここまで9年半,細田研究室はいよいよ準備の段階を終えたようです。今年が転換点になるのでしょう。ここから,HPにも究極の目標の一つとして公開している世界トップレベルの研究室に向けて,本物のチャレンジが始まります。みんなで歩んでいきましょう。
2月23日が,私の人生の中で「最も濃密で,最も感動的な一日」であったことは,すでにfacebookなどで発信しました。そして,翌朝24日に世界が違って見えたこと,一歩一歩,歩いていくときの感覚も異なった,不思議な感覚を覚えたことも記しました。
すでにその日から丸三日が経過し,消えてしまう感覚なのかと思いきや,消えません。
三日経過すると,その間に様々な日常が展開されますが,すべてが変化してしまいました。私の表情,発言,行動が変わるので,その場が変化します。皆が明るく,ポジティブに動き,快活になる。その結果,すべてが良くなる。
その変化の正体が何なのか,少しずつ分かってきたように思います。
「つながった」のです。パッと見ただけでは,私自身の能力はほとんど変わっていないように見えるかもしれません。が,これまで毎日毎日,あらゆる場所,場面で全力でやってきたことが,縦横無尽につながってしまったのです。
2月22日~23日の山口・鞆の浦合宿(熱血ドボ研)のどの写真を見ていても,皆が笑っています。これは23日に突然変化したのではなく,それまでもそうだったのです。ポジティブエネルギーが場に充満しているから,皆が必然的に笑顔になるのです。
私の行動原理,ミッション・ステートメントなどは,かなり以前から公開しています。 その通りに進んでいると思います。
そして,2月23日に鞆の浦(とものうら)でさらなる変化が生じた。
この街の人のつながりは尋常ではありません。特に,さくらホームの羽田冨美江さんの「幸せを提供している」という地域介護は想像を絶し,この方の「看取り」のお話は,私は涙無しに聞くことはできません。私の感情が揺さぶられ,邪念が洗い流され,子供に帰っていくのでしょうか。
そして,私の指導?の下,鞆の浦の住民の防災力向上と地域活性化のための研究を卒業研究として行った赤間遼太君には,私が多くのことを教えてもらいました。彼に鞆の浦のことを教えてもらったと言っても過言ではありません。私の鞆の浦の先生は,木谷正道さん,羽田冨美江さん,赤間遼太君たちなので,これ以上ない素晴らしい方々に,浴びるように鞆の浦のことを教わっていることになります。
23日の午前には,赤間君の研究の発表と,羽田さんの地域介護・看取りの話を2時間近く聞いて,私の感情が激震し,涙が止まりませんでした。
もっともっといろんなことを23日に体験しましたが,揺さぶられて,遅めのランチや,歩きながらの会話などで,私の考えをはき出し,はき出すことが帰りの新幹線の中での平原さんとの濃密な3時間の会話でも続き,私の中のすべてのことがつながってしまったようです。
つながった後の感覚は素晴らしく,本質をつかみ取る能力がこれまでと比較になりません。人間の能力とはここまで開発されるのか,と驚いています。疲れていても,何をしていても本質が見えてしまうので,場を盛り上げる術(すべ)も,研究で行き詰まって苦しんでいる学生をどのように指導すればよいかも,今日急いで片づけなければならない仕事のやり方(最優先順位の付け方)も,すべて見えてしまいます。
ですから,ゆったりと行動しつつ,仕事が早くなっています。歩くのものっしのっしと,ゆっくりになってしまいました。
相変わらず無数の仕事を抱えているので,レスポンスは遅くなってしまうかもしれませんが,優先順位の高いものから片づけて行きますので,申し訳ありませんが,しばしお待ちください。 そして,歩きながらますます多くの仕事を抱え込んでいくと思いますが,皆さんと一緒に根こそぎ問題解決していきますので,お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
以下、早く書かなきゃ、と思っていた大事な内容なのですが、優先順位の関係で、つい先ほど私の研究室の学生たちに送信しました。
「修論生、卒論生の皆さんへ
細田です。
修士論文の審査会も終了しましたが、その後、どうなっているでしょうか。以下、私の思いを正直に、ストレートに書いておきます。
私は担当学生の修士論文のほとんどを、体裁のチェックは別として、内容を全く読んでいません。渡辺君の論文はある程度は目を通しましたが、渡辺君の論文でも細かい部分にまで目を通していません。一方で、赤間君の卒業論文は、2/21に彼が提出する前に、すでに3回細部まで目を通しています。
なぜでしょうか。
赤間君の論文は特殊で、今後非常に多くの方々が読みます。すでに読みたい、と思っている人たちが数多くいる状況です。彼の論文を読めば、鞆の浦の問題が何で、それがどう変化しようとしているのか、手に取るように分かります。それほど大事だから読むのです。
鞆の浦の問題は、皆さんも夏合宿で勉強した諫早湾の問題と構図は違いますが、似たようなややこしい問題であって、賛成派、反対派がおり、皆が読むでしょう。非常に気をつけながら文章を書かなくてはなりません。ですから、私も一字一句、読みます。要は、私を本気にさせるわけです。
教員は指導を通して自分自身も成長しますが、優秀な学生と組んで研究すれば教員も成長します。一方で、そうでない学生を指導しても、教員は一切成長しません。残念ですが、私のレベルの教員になるとこれが真実です。今年度も皆さんと組んで研究をしましたが、一番私が進化したのは赤間君の研究を通してです。
皆さん、私を本気にさせてください。修論であれば、最後、18日の最終審査に向けて皆で必死で議論し、内容が高まって行ったでしょう?その議論の成果を、修士論文に反映させてください。その論文であれば、私は一字一句添削します。むさぼるように皆さんの論文から勉強させていただいて、良い内容になるように添削します。
3/2から、私は海外出張に行きます。私が海外出張に行く前に、紙媒体で手渡してもらえれば、出張中にゆったりと添削して、出張から帰ってきたら返します。
そうでない場合、電子ファイルで受領しても、出張中に開いて見る気になりません。
もうぷっつりと緊張の糸が切れましたか?ここを頑張るかどうかで、あなたがたの今後は大きく変わります。
期待していますので、私へ連絡ください。誰も、M2から連絡がもらえません。
28日に最終審査を控えている4年生にも、そして修士1年生にも、参考になるメッセージでしょうから、一緒に送りました。 」
海外出張への出発まで10日を切りました。今回は3ヶ国で多くの人と研究のディスカッションをする出張になりそうで、非常に楽しみ。
研究のディスカッションをする際のパワーポイントなどは全くもって準備できておりませんが、これは海外出張へ出発してから作成することになりそうです。
明日から濃厚な国内出張(山口+鞆の浦)に行ってきますが、その前に今日中に片付けなくてはならない仕事がたくさんあって、格闘中。疲れが溜まり、先ほど、机に突っ伏して居眠りしてしまいました。まあ、たまには、ね。
原稿や論文査読など、いろいろと遅れておりますが、24日(日)まで、もしくは遅くとも2月末までには必ず片付けますので、しばしのお待ちをお願いいたします。学部の教務委員をやっているということもあり、かなり尋常でない業務量でございますので。
今週はイベントだらけで刺激的でもあるのですが、今日はその谷間です。朝一番で、上海交通大学からの短期留学生たちに英語で、地震による構造物の被害、耐震補強ついての講義。とても楽しんでもらえたようです。また、大学院で受験したいという高専の女子学生が研究室見学に来たので、お昼も一緒に食べながら研究室の活動を説明しました。あまりにアクティブなので、びっくりしておられました。一緒に研究できるといいね。
実は明日が卒業論文の締切りで、私が主査を務めるのは4名です。非常にレベルの高い研究から、まだまだ結論も見えていないような研究まで、いろいろございますが、最終審査が28日です。その手前には、前期入試もあり、私もかなり拘束されますので、変わらずタイトなスケジュールが続きます。
海外出張の出発前日の3/1(金)も空けておきたかったのですが、ほぼ打合せ等で埋まってしまいました。(悲しい。。。)
今回の海外出張は、来年度の大きな展開の序章ですので、あまり気張りはしませんが、クリエイティブなディスカッションをできればと思っています。
今日はあと数時間、雑務に集中し、明日からの刺激的な国内出張を堪能してこようと思います。 品質確保プロジェクトは、いよいよ勝負の段階に入ってきました。
まあそれにしても、よくもこれほど仕事が湧いてくるものだ、というほど次から次へとやることが降っては湧いてきて、幸せでございます。
昨日は16日の土曜日で、夜に奥さんが海外出張から帰ってくる予定だったので、午前は義理の母に子供たちの面倒を見てもらって、私は朝から仕事。9時からほぼ休憩無しで13時まで、打合せと学生の指導。
帰宅して、作っていただいたうどんを食し、子供たちを引継ぎました。子供たちの事前のリクエストもあったので、室内の遊戯場に連れて行き、1時間弱、遊ばせました。私は眠くて眠くて、居眠りをしていたら、遊戯場の係員に「寝ないでください。子供さんの安全確認をお願いします。」と言われ、仕方なく起きておりました。居眠りくらい、させてよ。。。
その後、夕食の食材などを買い込んで、これまた子供たちのリクエストにより、ゲームセンターへ。「アイカツ」(アイドル活動)というゲームがはやっているようで、長女は2回目。まあ多少は世間の遊びをやらせてやることも、社会適応能力を付けるためにも必要ということで、遊ばせてやりました。次女はアンパンマンのゲーム。
帰宅後、「八重の桜」を録画しておいたのを3人で見て、その後、たらこパスタを作って三人で夕食。お風呂に入っているときに、奥さんが帰ってきました。バトンタッチ。
私は起きているのも困難なくらい疲労が蓄積していたので、21時前には寝ました。結局、帰宅してからは全く仕事できず。
本日、17日の日曜日は終日出勤。
朝9時から修士2年の発表練習に参加しました。研究室からは7名の修士2年が明日の最終審査に臨むので、なかなか大変ですが、大分仕上がってきた学生と、まだまだ追い込んでいる学生と、いろいろいますが、みんな持てる力を全て注いで頑張っていると思います。
私も隙間の時間で、仕事を片付けておりますが、入力と出力が「釣り合う」までにはなっておりませんが、入力に押されっぱなしの状況からは脱してきたように思います。
明日からは、修論の最終審査を皮切りに、イベントが目白押しですが、28日に卒論の最終審査と研究室打上げ。3/1はすでにいろいろと仕事が詰まっておりますが、3/2からは海外出張です。その頃には、抱え込んでいる仕事の大半も片付いていることでしょう。
相変わらずストレスはほとんど無いので(ごくたまにイライラしますが)、今日も夜まで、学生の指導も含めて仕事を頑張ろうと思います。修士2年の皆さんが、全力を出し切って、最終審査を終えてくれることを願っています。
この記事は、主として研究室のメンバーに向けたものです。
人間とは、日々をスケジュールに従って生きていくことで、仕事を行い、成果を出し、周囲に貢献することができます。その際に、やはり大事なのはスケジュールです。
スケジュールをいかに戦略的に組むか。何の戦略も無しに、受動的に、重要性の低い会議等でスケジュールが埋め尽くされてしまっては、成長もあり得ないし、成果もでません。
昨日の2/14(木)、9:00~12:00に、修士2年のゼミ形式での研究指導を行いました。最終審査での発表9分を一応想定して発表を行い(ほとんどの人がオーバーしていたが)、それに対して30分程度、アドバイスやコメントを行うというものでした。
参加者は、発表者の4人と教員3名と博士3年の小松君でした。その他大勢の学生は、予定があった人も多いかと思いますが、誰も参加していませんでした。
本日、2/15(金)、15:00~、残りの修士2年の3名の同形式のゼミを行います。先ほど、研究室のメンバーに、都合が付くのであればなるべく参加するようにメールで伝えました。
といっても、本日が卒業研究の仮提出(研究室内での提出)の締切りです。本締切りは一週間後の22日(金)16:00。4年生も必死でしょう。
修士2年の最終審査も来週の18日(月)です。皆がとても忙しい時期ではあります。
さて、昨日、今日のゼミに出席者が少ないと何が起こるか。
この時期の最終審査に向けたゼミ形式での指導では、研究がどういうものなのか、どのような考え方が大切なのか、より良く聴衆に伝えるために何を工夫すべきなのか、という真髄的な情報がたくさん飛び交います。これを体験、経験せずに、例えば卒論生が、自分の研究・発表をブラッシュアップすることはとても難しいのです。
M2の7名もこれから最後のブラッシュアップを重ねていきますが、4年生の多くも、現時点ではM2よりもさらに未熟なレベルかと思います。ですが、成長していくためには同じプロセスを経なくてはなりません。そのときに、先輩がどのように成長していっているかを生で見ることが、最良の教材であるのは当然です。何事も経験ですが、一度見るだけではダメで、何度も何度も経験すると、自然に身に付いてきます。
そして、もう想像が付くと思いますが、14日、15日とゼミ形式で指導してきたことと、ほとんど同じことを、もっと手間をかけて4年生に指導しなければならなくなるのです。教員、学生ともに無駄な時間を過ごすことになります。
さらに、我が研究室の事情に当てはめましょう。来年度、スタッフの陣容が激変します。現在、修士1年生の7名は、当然、来年度、修士2年として頑張るわけですが、スタッフの陣容が激変した状態で、しっかりと修士論文をまとめていけるでしょうか。今のうちに、修士論文・発表に求められる内容、レベルを体得しておかないと、指導する人がいない状況に陥ります。
だから、今日のゼミ形式の指導に、参加するように連絡しました。そのような時間であることを「認識して」、自分のスケジュールに組み込んでいくのです。「認識していなければ」、参加してボケーっと聞いているだけ、もしくは寝ているだけ。
以下、もう少し踏み込んだアドバイスを研究室のメンバーにしておきます。
今年度は、私が当然いますので、14日、15日のゼミ形式の指導も提案しました。11日の冬合宿も、18日の最終審査を見据えて日程設定しました。そのように戦略的にスケジュールを設定しても、修士2年と4年生の種々の締切りまではうまく考慮しきれないので、皆が参加しにくいスケジュールとなってしまいました。ですが、4年生にもう一回、時間をかけて指導すれば済む話です。
来年度はどうなるでしょうか。戦略的にスケジュールを組める人がいるでしょうか。また、例えば修士2年が最終審査の後、すぐに旅行に行ってしまって、卒業研究の指導をする人がそれこそ誰もいないような状態になったりしないでしょうか。
私はこれくらい、戦略的にスケジューリングを行っています。さらに、ゼミではもちろん発表は聞いているし、私のでき得るアドバイスやコメントはすべてしますが、さらにノートPC等で並行で業務をさばきます。そうでないと、この時期の私の仕事は回せませんので、了承してください。
以上、長くなりましたが、皆さんの参考になればと思います。
毎年のことですが、この時期は、これでもか!というくらい仕事が「湧いてきます」。
元から予定されている業務だけでも一杯一杯になりそうなのに、次から次へと業務が降って湧いてくるので、開き直るのが一番かと思います。
集中的に業務を片っ端から片付けてもよいのですが、余裕の無い状態で回していくと、いろいろと弊害が出てきます。
・元気が無くなる。
・元気が無くなるので、クリエイティブに考えなくなる。思考する時間も減り、最悪の場合無くなる。
・集中的にやるときはよいが、反動が出る。
など、一時的には業務が片付くように見えるかもしれませんが、中期的には損をする、と私の本能が語りかけてきます。
指導する学生たちも必死に研究をしていますが、ほんのわずかな間でも、彼らの研究の方向性などを頭でシミュレーションするだけでも、自分の考えは整理されます。整理された頭で指導した方が、良い研究指導ができます。しかし教員の余裕が無くなってくると、学生の側から見ても、余裕の無い、方向性も定まっていない教員に指導されることになるので、 余計に苦しくなります。
今週の17日(日)までの期間には、各種の報告書の作成や、期末テストの採点・結果の集計、論文の査読、その他の無数の雑務などをこなしながら、 修士論文の最終審査に向けた指導、佳境に差し掛かってきた卒業研究の指導、などをこなしていく必要があります。
また、かなり遅れてしまっている原稿2本も、もういいかげんに執筆しなくてはならず、これも17日(日)までに何とか形にしたいと思っています。
当然に余裕は無くなってくるわけですが、こういうときこそ、敢えて余裕を残す。この日記を書いていることも、余裕を残すためのアクションです。冷静に自分を見つめる時間を確保する。
今日も日中は学内会議やら、ゼミ形式での修論の指導やらで大部分が埋まっていますが、隙間の時間で、もしくはゼミの時間で業務を並行でさばく時間の2倍以上活用により、業務をさばいていきます。
明日15日は、山口県のPC上部工の施工状況把握に参加するつもりでしたが、諸事情を勘案して不参加にしました。
学内で複数用事があり、キャンセルができなかったことと、18日に修士論文の最終審査を控えており、研究室の修士2年の学生たちの指導がとても重要であると判断したためです。
今日も午前9時~12時に、ゼミ形式での発表練習と指導を行い、4名の修士2年(全員男子)が発表し、教員3名と博士3年の小松君が参加してのゼミとなりました。まだ完成形の発表には遠い感じですが、あと数日あるので、頑張ってもらいたいと思います。
明日15日は、午後3時から、残りの3名の女子学生。女子学生たちの方が相対的に進捗が遅く、頑張って研究を進めていることと思います。
私も、無数の業務を抱えており、締切りのかなり過ぎてしまった原稿も複数抱えている状況で、地道に空いている時間で片付けて行くしかありません。
来週は、18日の修論審査+研究室の中間打上げ、19日学内でのシンポジウム、20日つくばへの共同研究成果報告出張+新宿での池田先生インタビュー、22~23日山口+鞆の浦合宿、とイベント目白押しで、業務をさばく時間もほとんど取れないと予測されるので、今週が勝負です。
実は、昨日から奥さんが海外出張中で、私の母や義理の母たちに家庭運営を支えてもらいながら、仕事をしています。
家族のサポートに感謝しつつ、学生たちの指導をしっかり行い、遅れた業務を挽回できるよう、気分は明るく仕事に励みたいと思います。
読みたい本が山積で、先ほども、「伊藤博文 近代日本を創った男」 と「文明史の中の明治憲法」をアマゾンで購入しました。来週の出張や、3週間後の海外出張中に読書を堪能したいと思います。
研究が進んでいるので、学生たちとの協働作品の論文執筆、私が執筆すべき論文・解説文の執筆への時間と労力の投資も、心がけたいと思います。
2/11(月)に4回目の冬合宿を実施しました。4回目ともなると恒例のイベントであり、研究室には不可欠なイベントになってきたと思います。
「なぜこんな忙しい時期に合宿をやるんだろう」という疑問、不満を持つ学生も事前にはいたようです。
私に言わせれば、全く逆で、この合宿をやらないと、研究のクオリティは上がらないと思っています。研究とは自分で閉じこもってやっていて進むものではありません。特に、学生のように研究のアマチュアが研究を行う場合、なるべくディスカッションすることが必要不可欠です。視野が狭い、知識が足りない、なかなか自分の研究は批判的に見ることができない、などの理由によります。
10:00に開始して、18:30に近くなるまで、全部で15件の発表でした。私にとっては、まとめて指導できる非常に活用しがいのある場です。個別の研究が良くなるようにアドバイス、質疑もしますが、半分くらいのコメントは、物の考え方、見方についてのアドバイスです。
人間とはなかなか本質が見えないものです。本質をつかむことができれば、もう話は済んでいます。それをどのように伝えるかは、いろんな手段がありますが、プレゼンの手段はどうでもよい。本質をつかみきることの方がはるかに大事です。
「何が本質なんだろう」という視点から分析する方が圧倒的に近道だし、実は簡単なのだけど、学生には簡単ではありません。また、指導する先輩や若手教員にとっても簡単ではありません。でも、少なくともそのように思考するように意識しないと、いつまで経ってもできるようにはなりません。
この時期の研究発表だと、仕上がりは100%にはまだ遠くても、本質を示唆する情報がたくさん潜んでいます。それを、「これが本質だよ」と発表の場で示してあげることが、一番の教育であると思っています。
私は、研究の結果ももちろん大事ですが、そのプロセスでどれだけのことを学んでもらえたか、を重視します。実験パラメータを設定して、実験を行い、結果を眺めて分析する、それだけでは研究をやったことになりません。 私の担当学生で、進捗の遅い方々には、本質に近いと思われる結果を指摘し、それを拠り所に深く分析していくように指示をしました。修士論文の最終審査まであと5日ですが、最大限の力でチャレンジを続けていただきたい。
冬合宿の夕食、二次会と学生たちともよくコミュニケーションが取れました。研究の進捗が思わしくなくて悩んでいる学生もいましたが、最終盤、奮起を期待します。私も可能な限り、研究指導のために時間を割きたいと思います。
二次会には夜中の1:30まで付き合いました。5:00に起きるつもりでしたが、目覚ましに気づかずに7:00まで寝てしまいました。
翌朝12日は、南本牧のケーソン製作現場で、コンクリートの打込みの施工状況把握を行いました。施工状況把握は私も4回目になります。相変わらず、毎回とても勉強になります。かなり疲れておりましたが、充実した勉強を現場でさせていただいて、夜はぐっすり寝ました。
今朝はインフラ管理学コースの留学生のうち土木系8名の学生の最終審査でした。私の指導するタンザニアのモーゼスも立派な発表をしていました。彼とはタンザニアで一緒に調査を行いましたが、とても良い思い出になりそうです。
さて、仕事は山積みですが、まずは18日の修論の最終審査が研究室の一つの大きな山ですね。
数日前に、土木学会論文集の論文をWebで見ていて、コンクリートに関する勉強が足りないな、と感じました。
読書はたくさんしていますし、勉強そのものが足りないとは思いませんが、自身の興味の対象が以前よりも格段に広がっていることと、活動領域も広がっていることから、コンクリートの勉強ばかりしているわけにもいかない、という状況も理由の一つではあります。
人間の時間は限られており、インプットばかりやるわけにもいかないし、アウトプットの作業ばかりで火の車になる状況も避けがたいときもあります。
ですが、それらのバランスが大事で、どのような内容の生活を組み上げるかが、個人の能力や成長を決めてしまいます。
今後、活動領域は広がる一方だと思いますが、自分のコアを大切にし、あくまでも私の根っこにあるのはコンクリート工学であることを肝に銘じ、 勉強を重ねたいと思います。
幸いに、しっかりと勉強できる期間をいただけますので、最大限に活用したいと思います。
2/19(火)に,横浜国大でシンポジウムを開催します。
企画の骨子を作成したのが私,ということで,過去に私が主催で6回ほど開催してきた「コンクリート材料-構造の最先端技術に関する研究会」と共催ということで実施させていただきます。
最初にこの研究会を開催したのは2007年だったように思います。2006年度までは,研究室としてはインプットが多く,外に向けて発信する情報もほとんど無い状況でした。それはそれで,力不足の時期であり,力を付けるための勉強の時期ということで, 当然に必要な時期であったと思っています。
2007年からは,外部からお客様を呼んで研究室のメンバーだけに講演してもらう,という受動的な行為を止め,もっと外にも開かれた講演会を企画し,私自らも発表して,人の交流を活性化するようなイベントをやりたいと思い,研究室の仲間たちと協力しながら実行してきました。
毎回,100人以上集まるビッグイベントとなり,懇親会も相当に手をかけて実施していましたので,講演者(毎回6名くらい)やお客様方からは大変な好評を博し,「次はいつやるんだ?」とよく聞かれる状態でした。ですが,実施する側には相当な負担がかかっておりました。最後の方は,聴衆への配布資料をカラーで製本していたため,赤字で,自分たちの持ち出しでした。無理すると長続きしませんね。
今回は,横浜国大に昨年度できた,GMIという研究拠点がシンポジウムの運営をしてくださっています。私の研究室には,事務的な負担が少なく,研究室のメンバーとして事務的な仕事に携わるのはほぼ私だけ,という状況です。これはとてもありがたく,今後もこのシステムで運営させていただけると,すごくうれしいです。どんどん研究を進めて,世の中に還元する,という本来の大学のあり方に近くなってきます。
というわけで,今度のシンポジウムは7回目ではあるのですが,ある意味では心機一転であり,第二ステージに入ったと言えます。
今回も100名以上が参加で,懇親会も80名以上が参加するようです。年度末の大変な時期ではありますが,私も強烈なエネルギーを発信できるよう,体調を整えておきますので,お楽しみに!先ほど,私の基調講演の資料が完成したので,GMI事務局に送信しておきました。
私は基調講演と要素技術の講演で2回ほど登場いたします。
体の疲労が蓄積しています。おまけに、恒例の花粉症の症状が出始めていて、今年はすでに薬を飲み始めているので、症状がひどくならないことを祈っています。昨年は、2/22の横浜市の2時間の講演ではひどいガラガラ声になってしましました。
今日、2/8(金)は本来であれば山口県のPC橋梁の打込みに行っていたのですが、延期になり、一日大学にいることになりました。かなり大きい一日になりそうです。多くの研究打合せを行い、事務作業を前進させます。
今週末は、2/10(日)は出勤。研究の打合せと、異動が目前に迫ってきた林さんとの引継ぎ打合せ。16:00からは、林さん一家と我々の家族とで栄転のお祝い会。
2/11(月)は祝日ですが、研究室の冬合宿を三崎で行います。この冬合宿も、今回で4年目になるのですね。何事も継続。午前10時に開始して、昼食をはさんで午後6時まで、研究のゼミ。その後、温泉、夕食、懇親会でどんちゃん騒ぎ。やるときはやって、遊ぶときは遊ぶ、という我が研究室の真骨頂です。
というわけで、明日の2/9(土)はなるべく肉体を休める日にしたいです。仕事はせざるを得ないと思うのですが、昼寝をしたり、読書をしたり、2月の中盤戦、終盤戦に最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、養生です。
最繁忙期の2月もすでに6日目になりました。もはや曜日の感覚もほとんど無く,無数の締切りに追い立てられているようで,かつ締切りと戯れながら(すいません!),あっという間に日々が過ぎていきます。
締切りに間に合わないことをこれだけ多くの方々が読まれるブログで書くことは,教育の観点からも良くないのかもしれませんが,間に合わないものは仕方ない。健康を害してまで間に合わせる必要はないと思うし,間に合わないことで生じるリスク(評判や信頼が低下するなど)は自身で引き受けるつもりです。また,アウトプットばかりに注力すると,あっという間に私の能力が底を突いて,結局はご期待に応えられなくなるので,図太くインプットの時間を確保するようにしております。締切りに遅れた場合でも,私なりのベストを尽くして結局は仕事はこなしているつもりではあります。
昨日の夕方から新潟県の糸魚川に出張に出ました。夜は私一人が遅れて懇親会に参加し,本命は今日の午前からの打ち合わせ・講演会でした。
今朝は9:00~12:00の予定で,2件の共同研究の打ち合わせ。電気化学工業の盛岡実さんと言えば,化学の分野のスーパースターです。青色発光ダイオードで有名な中村さんに続いて,化学分野の発明ランキング2位に選ばれたこともあるスター技術者で,私はかれこれ15年くらいのお付き合いになります。午前の打ち合わせには盛岡さんも同席していただいて,多くの有益なアドバイスをいただきました。やっぱり研究は,いろんな方に聞いていただいて,アドバイスをいただくことが大事です。
午前の打ち合わせは,
・クリンカ細骨材を用いた自己治癒モルタル
・コンクリート電柱の塩害環境での劣化メカニズムの解明と長寿命化手法の提案
についてディスカッションをし,今日の午後に以下の内容で講演をいたしました。
・山口県のひび割れ抑制システムの根幹と東北の復興道路の品質確保への応用(60分)
・ひび割れ自己治癒コンクリート(30分)
この超繁忙期に,往復だけでもかなりの時間がかかる出張でしたが,お釣りが来るくらい有意義だったと思います。意義を少し列挙すると,
(1) 研究の有意義なディスカッションができた。修士2年の学生を2名同伴しましたが,それぞれの研究にとってとても有意義な議論がなされたと思います。
(2) 私の講演を通して,表面吸水試験,目視評価などの技術的な内容の宣伝もできたし,山口システム・東北品質確保のファン作りもできた。仕事は,「ファン作り」でもあると言えます。
(3) クリンカ細骨材の研究については,担当学生の目の前で,担当学生が作ったパワーポイント(枚数は私が減らした)を使って,講演をしました。同じパワーポイントでも,説明の仕方で伝わり方,魅力が全く異なることを,その学生が体感したようです。18日が修論の最終審査なので,ベストを尽くして研究をレベルアップしてもらえればと思います。「背中で見せた」つもりでおります。
先ほど,新潟の糸魚川から自宅に帰ってきましたが,さすがの私も疲労が蓄積してきております。
明後日,8日(金)の山口県への出張がキャンセルになりました。PC橋梁の現場のコンクリート打込みが延期になったからです。ちょっとほっとしました。たまった業務の処理や,学生の研究の指導に有効に使いたいと思います。
ですが,来週の12日(火)は横浜市の現場でのコンクリート打込みに参加予定,15日(金)は山口県のPC橋梁の打込みにリベンジ参加予定で,あきらめませんよー。
だんだんと,敵が自身の疲労になってきましたので,地獄の2月を楽しんでいきたいと思います。
2/2(土)の午後は、世界一の化学会社BASFと東大コンクリ研系研究者の技術交流会。昨年に始まって、2回目でした。
前川宏一先生の冒頭のご挨拶。「大学の研究者は、30代中盤くらいまでは学生との研究で伸びていくが、それ以降は学生とだけやっていても伸びなくなる。外部のトップレベルの人や、自分と同レベル以上の研究者、技術者と議論を重ねないと伸びていかない。」
これはいつもお聞きしているし、私もほぼそう思います。
その続き。
「東大でも、退官する先生たちの話を聞くと、がっくりすることが多い。それに比べると若手の先生方の話を聞いていると、すごいと感じることが多い。」
それらのご退官前の先生方は、途中から伸びなくなったのでしょう。前川先生がそうおっしゃってました。
ただし、「それらの先生方も若いころはすごかったはずだ。」とおっしゃっていました。
伸びなくなる理由ですが、それらの一つとして「飽きること」を前川先生が指摘しておられました。どんな人間でも15年も同じことを続けると、飽きてくる。心から面白いと思えないことに情熱は注げません。
以上のような情報を踏まえて、今の私はとても幸せな環境にあることを改めて認識しました。
JR東日本に置いていただいたこともあって、普通の大学の同年代の研究者よりははるかに人脈も多いし、濃いと思います。さらに、4年くらい前から山口県のシステムにどっぷりつかるようになり、実構造物や実務と研究が真につながるようになり、今年度は東北の復興道路の話や、鞆の浦の防災などにも活動領域と人脈が広がってきました。
この状態で伸びなければ、大学にいる価値は全くありませんので、すぐに辞職すべきでしょう。
問題は、この後ですね。体力は放っておけば落ちていく一方だとは思いますが,今と同じような情熱を燃やし続けることができるか。
今年度は、私自身がマネジメントの研究に本格的に着手した年だと思っています。昨年度までは、どちらかと言うと、学生と一緒に研究し、学生が手足を動かしている研究が多かった。山口県の構造物の調査などを始めてから、私も最前線で研究を行う感覚が戻ってきましたが、今年度は、実際の現場で私自身が品質確保や人材育成のためのマネジメントの研究を行っている感覚が非常に強くなってきています。
目視評価にしても、施工の基本事項を遵守するための施工状況把握、にしても、やはり研究を自分自身でやることは本当に刺激的で楽しい。
マネジメントの分野で、自分自身が研究のプレーヤーとして動き回ることで、しばらくは情熱を燃やして精力的に活動して、伸びていくことができるかと思います。明確な形にしていくには10年くらいはかかるのではないでしょうか。
本当に深刻になるのは、その先でしょうか。情熱が無くなったらすぐに辞職します。
我が家の長女について。
この方のクリエイティブさは,親もびっくりするほどです。
私自身は,大してクリエイティブでないと自覚しています。実践力,実行力,問題解決能力などではそれなりに素質もあって,今後も多少は成長していくとは思いますが,今のところ,創造性は並み以下だな,と思います。
長女は,私ともよく会話しますが,発想もすごいし,「遊び開発力」がすごい。テレビをほとんど見ない,ゲーム機でのゲームを一切やらない,という家庭なので,それも一因だとは思いますが,まあよくこんな遊びを思いつくものだ,というような遊びを次女とやっております。
今朝も,日曜ではあったのですが,奥さんが早朝から仕事に行き,私は午後の仕事に向けて疲労を回復するために休養していたのですが,二人で遊んでいました。貧乏から成長していくゲームだそうで,リビングにおはじきの「種」がたくさん蒔かれていて,育ってくると収穫するそうです。大人の寝室で奇声が聞こえてきたので,開けてみると,サングラスをかけた二人が騒いでいました。イヌのぬいぐるみにもサングラスがかけられていました。稼いだお金で,まずサングラスを買ったのだそうです。疲れていた私は「はあ,そうですか」としか言えず,扉を閉めました。
その他,折り紙での遊びは天下一品で,まあよくもこんなにたくさん作るものだというくらい多作で,種類も豊富。
この創造性が大きく育つように,親はあまり邪魔しない方がいいのでしょうな。