職場のオフィスの大改造が先週末の15日に行われ、私も13年半住んだ土木工学棟の305室を退室しました。特別な感慨もなく、新しく住み始めた310室の快適な環境で楽しく仕事しています。
元々、私はあまり物事にこだわらない性質のようで、母親にも最近、そのように言われました。これは重要だと見極めてこだわり出すと徹底的にこだわるのですが、本質に関係ないと思うことには全くこだわりません。
305室で個室、という環境だとあまりこだわりもなかったのですが、310室で相部屋となるといろいろとこだわり始めました。310室に移動したそもそもの目的が、教員・スタッフ等の居住メンバーのコミュニケーションの活性化、研究・教育活動の活性化、でした。そうなるようにミーティングテーブルの配置等、こだわり始めています。また、個室だと多少散らかっていても気になりませんが、相部屋となるとそうもいきません。整理整頓にもこだわるようになってきました。
自宅の個室の改善も先月に開始したのですが、オフィスに続いて改良を進めました。基本方針はオフィスと似ていて、不要なものを捨てる。整理・収納のためのスペースを増やす、です。本日も、以前からお気に入りの有楽町の無印良品に長女と買い物に行き、カバンや帽子等々をかけることのできる木製スタンドを購入。部屋の改良も進みました。
年に2回くらい、一気に買い物をする時期があるのですが、昨日の土曜日はその日。長女と半日行動しましたが、衣類、デジカメ、図書、インテリア等々、一気に購入し、自宅やオフィスの環境整備に投資しました。
4月の前半、いつも通っているプールが改装で10日間休業していましたが、先週の15日に久しぶりに子どもたちと泳ぎに行き、その日を皮切りに、今日で4回目。今日は泳ぎ出しからスムーズで、1200mを快適に泳ぎました。職場にも置いたストレッチボードの同じものを自宅にも購入し、とにかく体の老化、体力低下を最低限に抑えるよう、こちらも環境整備です。
先週からようやく研究モードに入ることができました。GWは土木学会の重点研究課題委員会の委員会報告書の執筆に時間を費やすと思いますが、しっかりした報告書に仕上げたいと思っています。
年度当初、バタバタしましたが、ようやく29年度の環境が整ってきたように感じます。
村上春樹の「騎士団長殺し」をゆっくりと味わいながら読み進め、最終盤に差し掛かってきました。緊迫する場面で恐怖を覚えたり、人間として生きることの喜びや罪も深く感じながら読んでいます。さすがです。
この小説の中でも、この世はすべて相関的と言ってもよい、自分の行動によって周囲は相関的に変化していく、というようなニュアンスが述べられています。
まさにそう思う。
現在、研究室の教員、学生たちの居室の再配置を行っています。私も4月初旬の激務期間が落ち着いたので、一気呵成に引っ越し作業を行うこととしました。
作業時間はそれほど取れません。マネジメントです。
4月12日(水)の午後に1時間ずつ、合計2時間。この2時間に学生たちにも手伝ってもらって、全体の移動の下準備をしました。最初は私も何を手伝ってもらおうか考えながらでしたが、2時間目には少しずつ引越しの全体像が見えてきて、作業が少し残るくらいの状況でこの日は終了。
4月13日(木)の午後に2時間、今度はかなり多くの学生たちと、いよいよ本格的に作業に取組みました。この日の作業を始める前には、方向性が明確になっており、やることだらけ。みんなが一所懸命作業して、大引越しの準備が整いました。その過程で、大量のものを廃棄しました。私の持ち物からも大量に廃棄、研究室共有のものからも大量に廃棄。
4月14日(金)には、私が入る部屋(相部屋ですが)の床、窓を業者に清掃してもらいます。そのために、大部屋は昨日、がらんどうになりました。
その大部屋をがらんどうにするためには、そこにたくさんあった学生たちの机をどこかに避難する必要があります。半分は私が住んでいた部屋に昨日、収納されました。いつ収納されても良いように、私の部屋の床は3月下旬に業者に清掃してもらっていました。
時間の無い中でマネジメントするために、一つ一つ種をまいておきます。最終形が必ずしも見えているわけではないのですが、方向性は分かるので、適切な手を打ち、行動すると、状況が少し変化する。変化した状況において、また手を打ち、行動する。すべては相関的に変化していきます。
適切な手を打ったつもりでも、相関性の中で状況が少し後退する場合もあります。そのときにはすぐに別の適切な手を打つ。すなわち、悪い芽は早めに摘む。状況が良い方向に向っている場合は、そのまま時間に任せる。時間を味方に付ける、というのはそういうことでもあります。
村上春樹も「職業としての小説家」の中で言ってましたが、すごく頭が良くてすぐに答えの分かってしまう人もいるのだろうけど、自分はそうではない、そうです。小説のように、無駄とも思えるプロセスを重ね、繰り返していくことでしか、真実に近づけない、というタイプの人もいる、と。
私もどちらかというと、数学者タイプではなく、小説家タイプなのだと思います。日常のすべてに意味があると思っているし、それらを相関的に積み重ねていくことで、何かに近づいていける、と思っています。もしくは、その積み重ねることそのものに意味があると思っています。
そう考えると、毎日、本当にとんでもない数の行動を行っているわけで、それらの一つ一つをどれだけ大切に積み重ねるか、に思いが至ります。
過日、教務委員として高専編入生の単位認定作業を行っていたとき、山口県のT高専からの編入生が母校で履修していた「建設先端材料」という講義は、私の教えている「材料と複合」と相関するのですが、その「建設先端材料」はおそらく、山口システムを構築した二宮さんが(田村先生の代理で)教えておられたのだと思います。単位認定作業中に非常にうれしくなり、ほんの一瞬、感慨に浸りました。二宮さんはご存知のとおり、私たちの品質確保・耐久性確保の中核メンバーで、横浜国大で博士論文をまとめられましたし、先月は熱血ドボ研の一員として「新設コンクリート革命」も一緒に上梓することができました。
相当に時間を取られる単位認定作業ではありますが、相関的に積み重ねていくことで、上記のような感慨深い発見もあるわけです。それが人生かと思います。
年度当初の激務の期間が一段落しました。ふー。3日の週は腰の張りも限界近くまでに至り、7日夕方のカイロプラクティクで持ち直しました。
学部の教務委員を務めるのは少なくとも4回目で、もしかすると5回目かもしれませんが、これまでで最も真面目に教務委員の仕事をしています。
これまでが不真面目だったというわけではなく、当時なりに全力でした。今年は、教務事項に関する理解が深まり、またそもそもモチベーションも以前より高くなったことにより、最も真面目に取り組んだのだと思います。
そのきっかけとなったのは、もちろん都市科学部の設立です。都市基盤学科も誕生し、学生定員も33名から53名(高専からの編入生も含む)に大幅に増えました。もちろん良いことなのですが、学生の人数が増えたからと言って、教育の質は絶対に落とさないように、学科の教員の問題意識、当事者意識も高まってきているようにも感じます。私もその一人です。ピンチになればなるほど燃えるのがCivil Engineerです。
新しい都市科学部と従来の理工学部では、学生の履修やカリキュラムの体系も異なるため、オリエンテーションのためにもいろいろ準備し、勉強しました。その分、過去に教務委員だったときよりも、学生たちとの現場でのコミュニケーションは格段に増え、それは双方にとって良いことなのだろうと感じています。
年度当初の教務の仕事は、これでもかというくらい降って湧いてきますが、今日でピークは終わったように感じます。
さらに、4月から前川宏一先生が着任されましたので、研究室の教員・スタッフ・学生の居室の再配置にも着手しているため、年度開始から10日経過しましたが、まだまだバタバタの状況です。
今週の金曜日ごろに、私が横浜国大に赴任してから13年半住み続けた土木工学棟の305室から撤退します。私の出た後は、学生たちの居室になる予定です。
305室から飛び出して、どこに住むかはまだブログでは紹介しないこととしますが、研究室全体のパフォーマンスが大きく向上できるように、居室の再配置を話し合っています。
環境が大きく変化することは、自らにとっても大きな刺激になるので、結果的には必ず活性化すると思います。
今日から私の講義も本格スタートしました。「材料と複合」(一般の呼称は「建設材料学」)の講義を、火曜日の2限、3限とお昼休みを挟んで連続で行う、というスタイルです。初めてのチャレンジです。そうすることで、通常は7月末ごろまでかかる講義を6月の頭で終わってしまいます。今年度から導入されたターム制(イメージ的には、春学期を二つ、秋学期も二つに分割するというようなもの)をしっかりと積極的に活用しようとしている事例の一つと認識しています。本当は、みんなが連携してターム制を活用すると、いろいろクリエイティブな時間が教員にも学生にも生み出せるのですけどね。難しいチャレンジかもしれませんが、模索してみたいと思います。
研究活動もそろそろスタートしますが、本格化は来週になりそうです。今年もいろんなことにチャレンジしたい気持ちが強く、どのような展開が待っているか楽しみです。
今日は18時から、研究室配属の決まった新4年生や、前川先生、M1の新しい留学生を歓迎するパーティーです。すごく寒いけど、盛り上がることでしょう。
Responseは「応答」と訳されることがありますが、私たちの分野では実によく使う用語です。
応答は、必ず「作用」(Action)があって生じるものです。
ピアノで言えば、鍵盤を叩くことが作用であり、その結果、応答として音が出てきます。もちろん作用の仕方によって、応答の性質も異なります。
コンクリート構造物の場合も、最も分かりやすいのは地震動という作用により、構造物が応答します。微小な振動で収まることもあれば、崩壊してしまうこともあります。応答の仕方・性質が、「性能」です。性能が、私たちの求めるレベル以上となるように、設計し、構造物を造り、維持管理をしていくわけです。
作用と応答の間にある物体の「品質」が、応答の仕方・性質、すなわち性能を支配するわけです。品質が低ければ、性能も低下します。人間の品質が低下すれば、応答、性能も低下するわけです。だから、日常の努力が必要なのです。
さて、応答は日常生活にももちろん溢れています。
例えば会議で、いろいろな情報が出てきますが、理解をすることも大事ですが、理解をした上で例えば会議が良い着地点に向かうように適切な発言をしなくてはならない。そのように応答できることは、理解できるだけのレベルよりかなり上の話です。自分が発言したら、また会議の議論は深くなるので、さらに高いレベルで応答する必要がある。
今朝の会議は、6/10(土)午後の、都市科学部設立の記念シンポジウムの企画に関するものでした。どんな経緯かは知りませんが、私が都市基盤学科から代表として選ばれています。
私が30歳で赴任したときは、会議の内容を理解するので精一杯。それから13年半が経過し、今は、私の参加する会議においては、適切に応答できるようになっています。だから呼ばれているのでしょうけど。
4月に入って以降、会議に限らず、無数の作用が日常的にあるわけですが、なるべく適切に応答するように心がけています。
ちなみに、ResponseのAbilityが、Responsibility ですね。日本語では責任と訳されますが、責任とはそういうことなのだろうと思います。
超絶やる気モードになっています。ただし、腰の張りがひどく、やったことはないですがぎっくり腰になってもおかしくないように思うので、来週に予定していたカイロプラクティクを急きょ、明日の夕方に予定変更しました。しばらくデスクワークの多い時期が続くので、予防保全です。何とか明日の夕方まで持ちますように。
さて、4月2、3、4日はとにかく教務委員としての仕事に追い回され、5日は一段落だったので研究室でお花見もして、その後、研究室以外の様々な土木の方々と夜遅くまでお話しできて幸せでした。今日、 6日からはまた教務の仕事が山盛りです。
3日に、前川宏一先生が横浜国大に着任されました。今年度はクロスアポイントメントなので、東大と横浜国大を兼務(割合は東大の方が多い)ですが、来年度からは完全に横浜国大の専任になられます。今週は3日、5日と、私の方でいろいろとご説明をし、5日は雑談もお昼もご一緒し、早速素晴らしい情報をたくさんいただきました。3月はドキドキでしたが、素晴らしい環境に、おそらく私が一番喜んでいるかと思います。
今朝、今年度の研究についていろいろとアイディアが出始めました。研究ノートも本日新たなものに更新し、アイディアを書き留め、実践していきたいと思います。とても楽しみです。
昨年度申請した科研も採択され、基盤Bの研究プロジェクトが始まります。昨年度まで、品質確保を主題とした基盤Bを3年間実践してきましたが、今年からは耐久性確保に発展させ、3年間実践していきます。連携研究者からは、基盤Aに十分に値する内容と言われていましたが、私の判断で基盤Bで行くことにしました。急がば回れ。この3年間でしっかりと土台を固め、次はもちろん基盤Aにチャレンジします。
論文や解説文の執筆も、少しずつでよいので毎日実践することを決意しました。やろうやろうと思って結局後回しにしてしまっていた、SWATと目視評価の英文ジャーナルへの2本の投稿も、今年、なるべく早めに実践します。今日から実践します。
毎朝の体操や、体重、節酒等の情報をエクセルでの管理を4月から再開しましたが、そのエクセルシートに、上記の論文等の執筆の実践も加え、自分の中で「見える化」することにしました。
昨年度、体調管理という意味では相当にステップアップしましたが、今年は研究面でステップアップできるように努力します。
前川先生が来られたので、いよいよ横浜国大のコンクリート研究室もフルパフォーマンスを発揮する時期が来たように思われます。まずはこれからの5、6年間、私もトップパフォーマンスを発揮できるよう、全力で努力します。
新年度が始まりました。
昨日の土曜日は4月1日で、ほぼ完全オフ、としました。
今日の日曜日から始動。翌日3日の新1年生のオリエンテーションや、翌々日の学部生のオリエンテーション+保護者会(学部1年生)をまずは無事に乗り切ることがとても大事です。もちろんそれ以外にも対応すべきことは多々あるのですが、とにかく優先事項を明確に把握して、無数の作業をこなしていく状況です。
本日から完全節制モードに一気に移行しました。少し太り気味でもあるので、昼食も控え、本日から節酒も再開です。
明日から次女の学校もスタートするので、お弁当も再開。なんと、今年から長女も毎日お弁当だそうで、我が家では、お弁当作りは父親の役割と皆が認識しているようです。。。
4月の最初の週は出張が全くないので、新しく教員が研究室に加わることもあって、グチャグチャの状態と言ってよい研究室、教務関係、新生活を始めるメンバーもいる家族、が安定的に4月をスタートできるよう、私の時間を捧げようと思います。