細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

体と、2016の総括

2016-12-31 10:22:46 | 趣味のこと

たまたま大晦日になったので、総括、というタイトルを入れてみましたが、あまり大したことを書くつもりはありません。

28日に仕事納めをして、29日からは家族マターと空き時間で仕事と読書の時間となり、昨日は真田丸の総集編を見始めました。2話まで見て、今日から残りの2話を見ます。噂通り、面白いですね。普段、とても見る時間が取れず、総集編でいいかな、と。

これだけ体に気を付けているつもりでも、冬場は厳しいようで、腰に張りを感じています。昨日、今朝と体操と入念に柔軟体操をし、お風呂でもゆっくりと体をほぐしており、少し張りが緩和したように感じます。

2016年もいろいろとありましたが、こうして大晦日に振り返ってみると、一番記憶に残るのは、体へのテコ入れ、であったように思います。もう決して若くはない。しかし、心身への負荷はどんどん増しているし、これからもうしばらくは負荷が増えるように感じます。より強力な負荷に耐え得るよう、さらにテコ入れが必要に感じています。

11月ごろにある方に呼ばれてお話をし、その方の活動に参画するようにお願いをされました。いろいろと考えたし、今でも考えていますし、ときどき人に相談もしています。一部のお願いはすでに引き受けているし、結局全部引き受けるように思います。

引き受けた場合、国際的な活動も相当に増えることになろうかと思います。

自分自身の能力は、人や社会に使っていただいてなんぼ、ですし、使っていただくことで能力も伸びていきます。せっかくお声掛けいただいたのだから、どこまでできるか分かりませんが、やってみよう、という気持ちです。

精神、心の方は以前よりは格段に強くなっていますが、もっと鍛える必要あり。それよりも怖いのは、体の方です。

2016年は、節酒を始め、サイクリング、水泳、体操、柔軟体操、カイロプラクティクを主軸に、健康面でテコ入れしました。

料理も自分には趣味と言って良いと思いますが、2016年の終盤、料理への意欲も再燃し、少しずつ新しいものにチャレンジしたり、これまでの料理のブラッシュアップも図っています。健康に良いものを食べるのは、もちろん体へのテコ入れになります。

最近、意識を始めたのは、ウォーキング。普段歩くときにいろいろと意識しながら歩くようにしています。

そして、2017年は、上記の健康面の取組みは継続し、ウォーキングを習慣にしようと思い始めています。早速、明日の元旦の朝、実家でウォーキングしてみようと思っています。一年の計は元旦にあり。

9月に、トライアスロンに誘われました。もちろん、断りました。膝痛があるのでとてもじゃありませんが、マラソンなどできません。(M1のときにホノルルマラソン、完走してますが)

ですが、膝痛をこれからいろいろな手段で改善していくと思いますが、もちろんその一つがウォーキングです。

何年先になるか分かりませんが、ジョギングできるようになりたいな、と思い始めました。

そうすれば、サイクリング、水泳、ジョギング、・・・・トライアスロンですかね。

2017年、体が健康でさえあれば、放っておいても仕事は頑張ると思うので、体へのケアを2017年の私なりに徹底してみたいと思います。


進化とトイレ掃除

2016-12-29 12:47:26 | 職場のこと

12月の勤務日が昨日、28日で終了しました。今日から休暇ですが、家族のことをやりながら、空き時間は仕事か読書(「海辺のカフカ」(二度目))です。重要な論文原稿(英語)の添削や、教務関係の時間のかかる仕事に着手しています。

12月の日々はあっという間に終わりましたが、極めて充実していました。このブログでも何度か登場した、√2倍論、ですが、日々進化する感覚を敏感に感じていました。脱皮していくような感覚です。

今年は、4月から研究室を大きく改善したいという決意とともにありとあらゆる出来得ることを実践してきたつもりですが、それらが連鎖し始めた12月だったと認識しています。

12月21日、22日の昼休みに開催されたYNU21主催の会合もその一つでした。もう形だけの会議や、文章だけで何も中身の無いビジョンづくりなど、止めよう。私はそうは言っていませんが、実質的にそう言ったことになるでしょう。学長も、理事の方々も皆さんがおられる場で、そう言いました。その代わり、教員も職員も、そして学生も巻き込んで徹底的にコミュニケーションしよう、するための場を創っていこうと。

昨日は、私の提案で研究室の大掃除をやりました。実験室もみんなで連携してやってくれましたが、私は「トイレ担当をやる」と申し出ました。土木工学棟の3階の男子トイレがあまりにも汚い。おそらくすべてのトイレが同じでしょう。業者のクオリティが極めて低い。最低限の掃除しかやっていない。

でも、業者に文句を言っても仕方がない。なら、自分たちでやろう。自分たちの住む環境なのだから、本来の日本人であれば、自分たちでやるはずだ。

13時からの掃除で、12時50分に着替えて、いろいろと作戦を考え始めました。まずはアシスタント募集。男子学生数名がやることになりました。

夜の懇親会で、「ちょこちょこっと適当に掃除するだけだと思ってました」と最初にアシスタントに命じられた学生は白状していました。

トイレの入り口のドアがまず汚い。ドアの枠もゴミだらけ。徹底的にやることを決めました。

入口から、床から、便器から、換気扇から、窓、窓枠、手洗い場、用具洗いの水場、すべて徹底的にやりました。あまりにも汚い状況でしたが、私が率先して便器を磨いている姿を見て、学生たちも完全に覚悟を決めたようでした。ワイワイ、下ネタのオンパレードでしたが、徹底的に掃除しました。

後でトイレを見た人はみな驚いていました。

トイレ掃除中に、隣の研究室の学生たちもチョロチョロと出てきて、廊下を少し掃除していました。

中村文彦先生にも夕方お会いし、「自分たちの環境を自分たちできれいにする、って本来当たり前のことだよね。土木棟全体で、住んでいる3つの研究室全体でやってもよいかも。」と言われました。私は、「もちろん近い将来そのように提案するつもりですが、まず実践してから提案しようと思っています。」と答えました。

まず実践。実践した人の発言には力が宿ります。私が常にやってきたことです。

上記のYNU21、トイレ掃除の例を出したのは、私が学内のことも真剣にやろう(やり始めよう)、と決意し、実践を始めた、という意味だからです。それだけで、√2倍になったと言って過言ではないと思っています。

トイレ掃除、実験室掃除も完了し、私の指示で学生たちが買出しへ。すき焼きとかにすきにしました。すき焼きは今半のお肉と割り下。ゼリンさんがバングラデシュのおいしい食事も作ってもってきてくれました。たくさんの留学生とその子どもも二人参加の懇親会で、もう慣れっこですが、極めてインターナショナルなパーティーです。その場で、もちろんトイレ掃除のことも話したし、徹底的に実践することの本質も伝えました。自分たちの研究室のことを好きになってほしいし、それが自分たちや後輩たちのためにもつながっていきます。

2016年最終出張のデンカ青海工場での一日も極めて充実していました。材料のトップ企業と言ってもよい電気化学工業のトップ技術者の盛岡さんのチームと研究させていただけるのは本当にありがたいことです。私が20代の前半からかわいがっていただいている方々ですが、私もようやく何とか人や社会のお役に立てる状況に至り、研究も本当に楽しいです。高炉セメント+膨張材のRC床版のスケーリングに関する研究(M2中川さん)、無機系の表面被覆工法で補修した農業用RC水路の高耐久化(M2木下さん)、彼女らの頑張りは凄まじく、二人の研究ともにデンカの技術陣にがっちりとバックアップしていただいています。この二つの研究の議論も楽しかったですが、クロロプレンゴムについてのレクチャー、吹付けコンクリートについてのレクチャーもいただき、たった一日ですが、赤子のように情報を吸収し、何枚か脱皮したような感覚でした。

24日(土)に今年最後のプールに次女と行きました。今年はプールによく通いましたが、12月に入ってからプールでの感覚も極めて心地よく、その日の相当に泳ぎ込んだ段階で、イルカになったような気分を味わうことが2回くらいありました。泳ぎたいから、ただ泳ぐ、というような感覚です。とても気持ちよい感覚なので、来年も味わえるよう、プールにも通い続けたいと思います。

進化は手段であり、目的は社会に貢献することです。

この年末年始にしかできない仕事をしっかりと進め、家族・親族とのコミュニケーションもしっかりとしたいと思います。

今日のお昼は、これまでで一番おいしいチャーハンができ、家族も喜んで食べていました。細部にまで相当にこだわって作りました。

夜は、カキの鍋を作ります。健康的な食事を家族に食べてもらいたいからです。

今現在は、私の実家に預かってもらっていた次女をお迎えに向かう最中です。次女に久しぶりに会うのが楽しみです。


2017年1月18日の構造工学セミナー「土木工事の品質と安全性の向上にむけて」

2016-12-22 09:25:04 | 研究のこと

来月ですが、構造工学セミナーにて基調講演+パネルディスカッションに登壇します。

土木工事の品質と安全性の向上にむけて」というタイトルです。 

学生の皆さんも興味があればぜひどうぞ!

 


次女day,パパday

2016-12-18 12:57:38 | 家族のこと

今日の年末の日曜日は,次女と過ごす時間が多い一日です。次女も,「今日はパパdayだね」と言い,楽しそうです。

受験の臨戦態勢に入った長女は今日も一日塾でお勉強。

次女との明確なスケジュールは午前の食材の買い物と,昼食後のプールのみですが,iPhoneにダウンロードしたM○○○○のおかげ?もあり,常に私の周りにまとわりつく状況での一日です。

M○○○○の時間は制限する約束をし,買出し,ゴミ捨て,片付け等の家族への貢献もしつつ,それぞれのやるべきこと,やりたいことをやるようにしています。

私も,昨日に2000m泳ぎ,ペットボトル湯たんぽも活用して十分に睡眠も取ったので,今日はかなりパワフルです。起床後,長女のお弁当を作り,家族の朝食,洗濯,次女とゴミ捨てをして,食材の買出しに行きました。昼食はゴルゴンゾーラのペンネ&ニョッキ,夕食は豆乳味噌味の豚野菜鍋。昼食までの間に,原稿執筆や原稿添削も行いました。

休日に昼食後のんびりしているとほぼもれなく昼寝してしまうので,今日は,昼食後にこれから次女とプールへ出かけます。私は3日連続の水泳。

今日の午後は,完成が近づいてきた東北地整の「ひび割れ抑制の参考資料(案)」の原稿チェックと,熱血ドボ研の著書の最終原稿のブラッシュアップ・執筆です。

まとわりついてきた次女が,「12時56分」と言いました。13時ごろ出発,と約束していたため,これから水泳に行ってきます。


疲労と回復

2016-12-17 19:09:56 | 人生論

今日は2000m泳ぎました。今年の4月末から習慣にした水泳ですが、それ以降、今日までで泳いだ最高の距離は1600mでした。今日は一気に400m更新して、2000m泳ぎました。

850m泳いだ時点で、プールの10分間の休憩タイムとなったので、ジャグジーに浸かって体を癒しました。その後、2000mまで小休憩を除くと一気に泳ぎました。無心で泳ぐ気持ちのいい時間でした。

昨日の金曜日も仕事の後、1200m泳いで帰宅しました。夕食後、疲れて寝てしまいました。ぐっすり寝たおかげで、今日は2000m泳いだし、洗濯、家族の昼食夕食作り(昼はオムライス、夜は手巻き寿司)と、仕事もそれなりに精が出ています。

12月に入ってから半月ほど、かなり厳しいスケジュールで過ごしてきました。12月の繁忙のピークは13日に越えました。体にも相当に疲れが蓄積していたようで、14日の木曜日に行った、冬場には月2回程度に増やしているカイロプラクティクでも、身体のひずみが相当に溜まっていることを指摘されました。施術を受けて、二日連続で水泳をして、大分回復したように思います。

19日の月曜日から28日まで、再度10日間、厳しいスケジュールとなりますが、研究のスケジュールが多いので楽しみです。今夜と明日の日曜、原稿執筆や添削作業のための大事な時間です。

読みたい本も多く、今日も3冊購入しました。先ほど、村上春樹の「職業としての小説家」を読み始め、面白そうで、夜寝る前のお楽しみ、です。

疲労から回復した状態で、師走の後半戦、全力疾走です。

 


真の当事者意識

2016-12-14 07:33:59 | 教育のこと

「土木史と技術者倫理」の講義も10回目が昨日終わりました。

講義の序盤で意識の切り替わった人は、様々なことやヒントをこの講義から吸収してくれており、レポートにその様子が色濃くうかがえます。

一方で、いまだに意識の切り替わらない方々も少なくありません。「楽単」で群がってきた連中や、意識の高い人を「意識高い系」などと呼んで仲間内で足の引っ張り合いをする連中、そして、自分がなぜ大学で学んでいるのかも分からない方々です。

この講義は15回あることがミソでして、一気に全員の意識を変えることは至難の業ですが、毎回のレポートを採点して返し、学生の意見も集約して次回講義の冒頭に紹介し、突き放したり、ときには寄り添ったり、と様々な手法も使いつつ、雰囲気を醸成していきます。

前回、9回目のレポートの全体的なクオリティがあまり高くなかった(もちろん極めて高い質のレポートも少なくはない)ので、正直にその旨を伝えました。

そして、大学という環境に入学後がっかりした人が大半であり、私の講義もきっかけとなって意識を切り替えようと決意したけど周囲の目が気になる学生が少なくない状況を踏まえ、10回目の冒頭に以下のような話をしました。

内田樹先生の「下流志向」という本を読んでみるとよい。なぜ勉強しない若者が多いのか。「効率的」「合理的」というような価値観を社会が重要視しすぎると、 どのような事態に陥るか。

もっとも効率的に、自分の価値を相対的に高める方法は、努力せず、頑張ろうとする人の足を引っ張ることである。仲間内で真面目な話、志高い話をしようとすると、すぐに話の腰を折り、どうでもいい無駄話で塗り替える。

君たち若者がそのような足の引っ張り合いをするような現状は、君たちだけのせいでは決してない。そのような社会にしてしまった大人の責任だと私は思う。かわいそうだけど、君たちは「犠牲者」だと思っている。

そんなくだらない仲間内の中ではその論理でも成り立つのかもしれないけれど、突き抜ける人たちなどこの世にいくらでもいる。そういう人に対すると、ひとたまりもない。勝てるわけがない。そういう突き抜けた人たちは、極めて高い志で、時間も惜しんで努力し、社会に貢献しようとしている。

もういいかげん、そのようなくだらない考え方をやめなさい。

今日の講義「物資輸送のための水運開発 -港と運河-」 で動画も見せるが、その主人公はパナマ運河の建設工事で大活躍した、青山士(あきら)である。以前の講義で大河津分水で登場した宮本武之輔の上司であった人物であり、青山の師匠は、皆さんも勉強した廣井先生である。

青山は「非大衆中の非大衆」と言ってよい。今日は、青山先生に喝を入れてもらうつもりで、活物同期しなさい。

その他にも、村上春樹の本質の紹介も、司馬遼太郎や吉川英治の世界に入っていくための方法等も説明しましたが、第10回目のレポートを昨夜ぱらぱらと見ましたが、さすがに意識の切り替わった人が少なくないようでした。

この講義は教養科目なので、様々な学部、学科の学生が受講していますが、必修科目として受講している土木の2年生のレポートの質が極めて低い。この学年は、もちろん頑張っている人もいますが、土木工学教室の中でも問題になっています。レポートの質が低いことを、昨日の講義でも伝えました。君たちのレポートの質が低くてどうする。なぜ、土木にさらさら興味も無かった他学部や他学科の学生たちに負けるんだ。頑張れ。

奮闘を期待します。 


老化と真冬の健康への配慮

2016-12-11 17:38:44 | 人生論

今秋は、近年では最も健康に配慮しながら、繁忙期を疾走してきました。あと半月を乗り切れば、年末年始で少しブレイクです。年末年始中は講義や出張が無いので、原稿執筆や添削等にほとんどの空き時間を費やすと思いますが、ブレイクです。

朝の体操に加えて、体操後の簡単な柔軟体操も習慣になってきました。

4月末に習慣にした水泳は、ここのところさすがにペースが減っていますが、最低で週に1回のペースは守っています。今日の午後も40分の滞在時間で1000m泳いできました。居住しているマンションが1ヵ月のエレベータ取り替え工事中で、自転車を1階までかついで下ろすのが面倒なので、自転車は1ヵ月間お休み。

飲酒をする日を50%にするのも9月23日から開始し、忘年会シーズンの真盛りですが、これも何とかキープできています。昨年はほぼ毎日飲んでました。

カイロプラクティクは月に1回ですが、冬は月に2回程度に増やして腰、ひざ、肩等への負担を減らします。

毎朝の体重管理も続けており、続けると必ず微減するのですが、現在は63kg台後半。43歳の私のベストは63kgちょうどくらいのように思われます。

足や下半身を温めることも行っており、家ではもも引きと靴下を履いてスリッパ。寝るときももも引きと靴下を履いて、最近は1.5リットルのペットボトルに熱いお湯を入れた湯たんぽを両足の間に挟んで寝るようにしており、これが気持ちいい(ペットボトル湯たんぽは池田尚治先生に以前教わりました)。大学のオフィスでも、フットウォーマーを購入して先週、使い始めました。オフィスにいる時間は極めて限定的ですが、フットウォーマーはすごく暖かくて気持ちよく、オフィスにいるのが楽しくなりました。

時間に余裕のあるときは、夜もしくは朝にお風呂で半身浴。

食生活への配慮はほぼ完全に習慣化されています。朝は基本的にフルーツのみ。

昨年のこの時期は、かなりひざが痛かったように記憶していますが、現在はかなり軽減しており、その結果、歩くときも運動を意識してしっかり歩けるので、これも健康に寄与すると思います。

上記が今年の12月の時点での健康への配慮。きっかけとなったのは昨秋辺りからかなり悪化したひざ痛でした。私自身の身体からのサインをどう受け止めるか、です。人間は、自分自身の劣化と付き合っていくしかありません。維持管理です。維持管理とは、生きることです。

今夜も、お魚中心の夕食を準備しますが、その前後、学生や連名者の論文等の原稿の添削です。 みんな一所懸命頑張っていますので、私も自分のやるべきことをやります。


品質確保・耐久性確保の一気通貫セミナー

2016-12-08 10:09:23 | 研究のこと

2017年2月7日(火)に東京にて、品質確保・耐久性確保のセミナーが開催されます。

セメント協会主催の、第306回コンクリートセミナーで、 「コンクリート構造物の品質確保長/長寿命化のための奥義/ −思想・技術・工夫-」というタイトルです。

侍5人衆の講演の後、魚本先生のご講演もあります。

奮ってご参加くださいませ!

 


一つ一つ

2016-12-04 15:38:01 | 人生論

今日は師走最初の日曜日。次女のクラスメート二人の合同誕生日会が台場で開かれるため、昼食を次女と一緒に食べて会場へ連れて行き、次女が遊んでいる3時間の間、私は原稿執筆。一つ、締切りが先月末だった原稿を仕上げ、今はお台場のレインボーブリッジを眺めながら、一人で低カロリーらしいデザートを食べ、このエッセーを書いています。次女が遊び終わったら、二人でプールに行き、運動する予定。

12月2日(金)に、九州地方整備局のコンクリート評価委員会の幹事会にて、東北地整の品質確保・耐久性確保の取組みを、岩城先生、田中先生と私で説明する機会を得ました。九州の大学の先生方や、九州地整の道路工事課長等の実践部隊の最前線の方々がおられる場で、とても有意義な会になり、質疑も飛び交い、今後が期待される展開になったかと思います。私は、東北地整の「コンクリート構造物の品質確保の手引き(案)(トンネル覆工コンクリート編)」を印刷して配布し、目視評価法の解説文も印刷して、パワーポイントなしで説明しました。

4年前に東北地整に品質確保の提案に行ったときは、私の担当は山口システムをどのように東北に応用するか、というアイディアの提案でしたが、まさに裸一貫と言って過言ではない状況での提案でした。それから4年が経ち、いくつかの手引きも完成し、さらに一つはまだ作成中ですが、協働的な地道な努力の積重ねで、いろいろなことが連鎖しながら前進してきていると改めて感じました。



夜の懇親会もかなり盛り上がり、東北の「山」が動いた瞬間は私はその現場にいましたが、もしかすると九州でも「山」が動き始めたのかな、と感じる雰囲気でした。

その懇親会の後、私の研究室ではないのですが、教え子の榎本君(博多在住)と締めのカツ丼を食べました。彼が学生のころから見学会等を通じて仲が良く、久しぶりに二人で話すことができ、幸せな時間でした。彼も、いろいろと悩むことも少なくないとのことでしたが、私のブログをときどき見て力を得ることも少なくない、とのことでした。私の日常をつづったブログですが、包み隠していないので、少しでも周囲の方々のお役に立つようであればうれしいことです。

日々を誠実に、一つ一つをしっかりと積み重ねていくことがすべてなのだろうと、改めて感じ入る一日でした。

今日の日中の原稿も、かなりのページ数ではありますが、これまでに各所で書いてきた原稿群を活用しながら編集しました。これまでの積重ねがあるので、2時間程度の作業で書き上げることができます。

原稿も、誰に読まれても恥ずかしくないようにもちろん書いているつもりですが、私の想像しているよりも多くの方々に読まれ(このブログもそうでしょうが)、私の想像の及ぶ以上に今後の展開につながっていくのだろうと思います。だからこそ、襟を正し、再度、日々、一瞬一瞬を誠実に生きて、適切に形に遺して行く必要があるのだろうと思います。

今日は、水泳の後、長女のリクエストなので、豆乳味噌味の豚鍋(野菜たっぷり)を夕食に作ります。

その後、もう一つ、締切りを過ぎてしまった本の原稿で、残っている部分の執筆です。

明日は福島河川国道事務所での品質確保の講習会の講師で日帰り出張。一日、一日、です。