細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

のぞみ

2009-01-29 07:36:14 | 研究のこと
今朝は6時18分、新横浜発ののぞみで兵庫県に向かってます。すごく朝が早かったのですが、今日は体調も戻り、元気です。

モバイルPCのネット接続方法を最近変更し、b-mobile3Gにしたので、のぞみの中でもネットにつなげることができ、仕事がはかどります。新横浜から新大阪までほぼ2時間なので、雑務をこなしているうちにどんどん時間が経過します。

今日は加古川で学部4年の高橋君と実験します。一応、考えうる段取りはしているので、結果がどう出るかはお楽しみです。

私が担当している研究テーマの中で、ひび割れ自己治癒コンクリートは、現在もっとも「いけてない」状態になっています。これにはいろいろと理由があり、決して学生のせいではなく、私や、学外で共同研究している人たちの連携不足などが主たる理由です。高橋君の今日の実験は、ひび割れ自己治癒とは何の関係もありませんが、高橋君にも手伝ってもらっています。

ひび割れ自己治癒コンクリートの研究をどう進めて行くかについて、は私にも非常に大きな役割、責任があります。今回の出張中にもよく考えてみますが、やはり私の役割は機構解明、問題点の洗い出しと、真剣に実務に適用する、というアプリケーションの姿勢だと思っています。そういう意味では、今日の実験を一緒に行う企業との連携もとても大事です。アプリケーションの過程でさまざまな問題点が明らかになり、また本質論にフィードバックすることがよくあるからです。

来年度は、またいくつか研究面でも大きな動きがありそうで、「荒波」に近いですが、ダイナミックに荒波を泳ぎきる覚悟、体力、気力が必要である、と昨夜思いました。やりがいはありますし、逃げる気もないし、武者震いするような感じですが、楽しみますよ。研究室の学生も、来年度に仲間になる学生も、付いていらっしゃい。



本家日記のサーバー不調

2009-01-28 18:02:37 | 職場のこと
この別荘でない,本家の日記のサーバーがやや不調?のようで,アップデートができませんので,こちらに記述します。

私の体調も27日(火)から不調で,今日も不調が続いています。今日は午後に東大に出かけましたが,大学に絶対に戻らないといけない用事が発生して,東大での委員会に1時間だけ出席して高炉スラグの研究結果を説明して,大学にとんぼ返りしました。

明日は早朝に出発して,兵庫県の加古川へ行ってきます。

3/4(水)に西湘バイパスの復旧工事の見学会を実施することに決まりました。興味のある方は,見学会のブログを見てください。

自らへの喝

2009-01-25 19:54:03 | 研究のこと
昨日は、沼津で第8回の示方書勉強会でした。2回目の合宿でした。

結局、夜中の1時半まで語って寝ました。

今回から、名古屋大学の国枝先生、丸山先生にも加わっていただき、オールスターの様相を呈してきました。

いろいろと厳しい発言もしたかと思いますが、これだけのメンバーの勉強会の舵取り役を担っております。私自身が手を抜けば(質の高い情報を提供できなくなれば)、この勉強会のクオリティ・雰囲気はガタガタになると思っております。厳しい発言は自らへの喝でなのだと思います。

これだけのメンバーが集まって、だらだらと意味のない議論をしたり、漫然と酒を飲んだりすることだけは避けたい。なるべくクオリティを追求し、皆のためになり、頭を徹底して使った後は懇親を深め、将来ビジョンを語る。そういう真の意味での勉強会を続けたいのです。

新メンバーもどんどんと補充しながら、まだ上昇スパイラルを続けているとは思います。どこまで舵取り役を努められるか分かりませんが、私がやるべきと覚悟していますので、勉強に励みたいと思います。

咳が収まってきました

2009-01-25 19:51:26 | 人生論
1/16(金)から花粉症の薬(アレルギー)を飲み始めましたが、咳がほとんど出なくなってきました。この時期から花粉が飛んでいるのか、他のアレルギーかは分かりませんが、アレルギー性の咳であることは間違いありません。

この時期から薬を飲んでいるので、目や鼻の症状もほとんど出ないで済むと思います。あとはマスクで徹底防御です。

家族のための時間

2009-01-24 09:15:09 | 家族のこと
22日(木)と23日(金)は家族との時間。23日(金)は大学でのプレストレスト・コンクリートの教育を見直すための委員会で、委員会発足後2回連続さぼってましたので、3回目の今回は休暇ではあったのですが出席しました。なかなか活発な議論がなされており、普段お付き合いしない建築のPCの先生・技術者の方々との議論なので楽しかったです。

22日の午前は、娘の保育所の保育参加。娘の友達たちにもみくちゃにされましたが、娘はパパが人気者でご機嫌だったようです。数ヶ月も楽しみに待っていましたが、父の仕事の都合でなかなか平日に休みが取れず、ずいぶんと待たせました。
楽しみにしていた保育参加が無事終わり、安心。

23日の午後は大相撲観戦。私も本場所は初めて。朝青龍が事前の予想を覆す連勝。白鵬が1差で追いかける展開でかなり盛り上がっていました。最も盛り上がったのは、朝青龍と千代大海の一戦。朝青龍が逆転勝利で娘も大興奮しておりました。

24日(土)は示方書勉強会。今回の参加者は18名くらい。皆さんお忙しいと思いますが、忙しくて勉強をおろそかにしては進歩はありません。それぞれが少しずつ担当のところを勉強して、それらを持ち寄るだけで相当な内容になります。すごいメンバーなので。

いろいろと片付けるべき仕事がたまっておりますが、25日(日)に処理を開始します。ご迷惑をおかけしている場合は、申し訳ありません。優先順位に従って行動することをモットーとしておりますので、原則を崩すわけにいきません。

基礎

2009-01-16 13:38:06 | 研究のこと
この年になって、基礎力の大切さを痛感します。嘆いていても仕方ないので、基礎力を着実に付けるよう、勉強するしかありません。

専門については、一級の教科書を熟読することも今年の優先事項にします。コンクリート構造について複数の読みたい教科書があります。示方書を勉強しているのはご存知のとおり。

一般教養についても勉強したいことだらけです。今は化学反応の新書を読んでます。また、歴史も面白く、さっき東京駅で井沢元彦の逆説の日本史ビジュアル版などを購入しました。

基礎力がしっかりしていると応用力に深みが増すので、この時期にこそ、基礎力を効率的にアップすることの意味は大きいと思うのです。

折り合い

2009-01-12 15:52:22 | 研究のこと
自分自身との折り合いについて。競馬でよく使う言葉ですが、自身の精神と自身の能力や行動との折り合いについて。

以前は私も、私自身と折り合ってなかったように思います。体のことも十分にケアせず、あるいはする必要性に気付かず、体調も十分に管理できてませんでした。モチベーションの制御はとてもできたものではない。結果として、成果も出ないし、ときにはエネルギーを持て余す。

現在は、自身と折り合っていると思います。自身の長所短所を認識し、最善のパフォーマンスをできるように体調管理、モチベーションの管理をできています。また、エネルギーを持て余していると思うことはほぼ皆無です。というよりは、子育て・家庭と研究室の准教授の職務を全うするのに、エネルギーを持て余している暇はありません。

私の能力はまだ十分ではないものの、人生における一つの勝負所に差し掛かっていることを認識しています。この時点での成果をきちんと取りまとめるべきです。しっかりやります。

人生においてあと何度も勝負所を迎えられるよう、自身にテコ入れする必要があります。勉強するのが第一です。

フルコース

2009-01-06 21:25:44 | 家族のこと
今日は久々に、家事フルコースでした。

・朝食の準備
・娘の保育所の送り
・娘の保育所の迎え
・食料の買い物
・夕食の準備
・お風呂の準備
・後片付け
・部屋の掃除
・洗濯、洗濯干し
・娘の入浴
・娘の寝かし付け

以上に加えて、普通に仕事しました。示方書勉強会のグーグルグループも立ち上げました。

働いとりますな。


2009読書

2009-01-05 06:35:20 | 趣味のこと
 今年、最初に読んだのは安部公房の「砂の女」でした。20ヶ国語にも翻訳された名作とのことで、私の実家にありました。安部公房の本は、中学生のときに国語の中倉先生から何冊か読むように指導されました。「砂の女」は読んだ記憶がないのですが、すごく面白かった。ミステリーに惹きこまれるように、次へ次へとページをめくりました。

 次に読んだのは、読みかけだった松本清張の「Dの複合」。最初はあまり面白くないかなーと読みかけのまま置いておいたのですが、どんどんと面白くなり、「さすがだなー」と感じました。松本清張は生年が太宰治と同じなのですね。昨年最後から立て続けに4冊読みましたが、どれも秀作でした。巨匠、名人と呼ばれる方々の作品にはやはり一級のものを感じます。

今年は、昨年の流れを引き継いで、「名作」と言われるものを興味の赴くままに読むのが一つの軸かと思います。

自己改革ものとしては、読みかけの「超超整理法」「マネジメント」を読むことから始めますが、あまりニーズを感じません。

それよりは、示方書を含む専門書を次々と読破していくことに強い意欲を感じます。

恐い、先生②

2009-01-02 10:37:56 | 職場のこと
研究室忘年会で複数の学生が「細田先生との打ち合わせはこわい」という感想を言っていたことについて。

その方針を変えないことをすでにこのブログでも書きました。

研究室においては、私の態度で全体の雰囲気がどうにでも変わることを私は強く認識しています。そして、ひとたび油断すれば、研究室の雰囲気がどうしようもなく緩んでしまうことも分かっています。

我々の研究室は油断するようなレベルには全くありません。もっともっとみんなで努力をしないと、とてもトップレベルの研究室には近づけません。だから私は学生の指導にも全力を注ぐし、ゼミでは集中力を研ぎ澄ませて、私のできうる発言をするようにしています。

また、高い目標を掲げれば、学生はどこまでも伸びていくことができます。幸いに、私と学生の力量の差は年々広がっていきます。ということは、学生の伸び白が毎年大きくなっているということです。学生がきちんと意識さえすれば、研究室に在籍している間に相当成長することができると思います。また、その機会を私は意識して与えているつもりです。

「こわい」と思ってひるむようであれば、私の指導を希望しなければよろしい。私は学生、教員、すべての構成員にプラスになるように、また中長期的に研究室が上昇していけるように行動しているつもりです。「こわい」と思いながらもスポーツのつもりで全力でぶつかってきてもらえればと思います。全力できてくれれば、こちらもさらに全力で応答します。

2009年の行動原理

2009-01-02 09:08:50 | 人生論
あけましておめでとうございます。健康に新年を迎えることができ、感謝の気持ちで新年をスタートしました。

今年、最初に読み始めた本は、コンクリート標準示方書の設計編です。とても面白いです。これが今年の行動原理の一つを示しています。

今年の行動原理はとてもシンプルです。

(1) よく勉強する。
(2) よく歩く。(フットワークの軽さが基本です。)
(3) いい論文を書く。

以上。

2008年は勉強の量と質が不足していたと反省しています。
2006年はひたすら歩いていましたが、2007年に少し減って、2008年はだいぶ減ってしまいました。2009年はしっかりと歩き回りたいと思います。
2008年はしっかりと研究をしたと思うので、2009年には研究を進めて、いい論文を書きたいと思います。