ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

83歳のトライアスリート

2006-04-05 21:39:07 | トレーニング

しつこく「腰割り」関連話題。

『股関節エクササイズ』の本には、プロスポーツ選手だけでなく介護関係や主婦などさまざまな職種・分野の方々が、それぞれ腰割りの決めポーズ写真入りで実践記を寄せている。

その中に白ひげをたくわえた痩身のシニアランナーと思われる写真があり、目をひかれた。見事につま先を180度開き、背すじがまっすぐに伸び、ヒザの位置まで腰を落とし、余裕の笑顔。これは、タダモノではない。

「苦手だった走りのフォームが腰割りで改善し 記録更新した現役最高齢のトライアスリート」との見出し。

プロフィール読んで驚く。

中尾友一(なかお・ともいち)  1922(大正11)年8月生まれの83歳。現役のトライアスロン選手であり、しかもスポンサー契約を交わしているプロ選手という。

60歳で胃ガンの手術後、自らの限界に挑むため63歳でトライアスロンを始める。20年にわたり140以上の大会出場を続け、なおランの強化のために2年前から筑波大・白木仁先生の指導を受けて腰割りに取り組み始めたそう。

「初めて腰割りをやったときは、脚がふるえて上体が立てられず、2回がやっとのありさま。
最初は下半身がふらついてしまうので、天井からチューブをぶら下げて軽く持って、体を支えながらやりました。
下半身が安定しないと腰を落とせないので。足の親指にしっかり力を入れるのがコツです。バランスをとりやすくするため、胸の前で両腕を組み、軽い気持ちで体を上下させています。
回数は1セット18回。ランニングのあとなど、一日5セットでも6セットでも、ひまさえあればくりかえすようにしました。
こうしてトレーニングに励んだ結果、僕の走りは変わりました。
お尻と太ももの裏に筋肉がついたのを実感。腰割りを始めて半年後に参加した石垣島の大会では、前年よりも4分近くタイムを縮めることができたのです。最後まで安定したフォームで走り切ることができました」

いやー、スゴイ人がいるもんだ。検索して中尾友一氏の公式HPなどを読ませていただき、さらに深い感銘を受けた。

トライアスロンには今のところ縁がないので、ワシは全然知らなかったが、その世界ではよく知られた方のようで、若いトライアスリート (中尾氏から見れば選手全員が若手だが) にとっては「あー、きょうはナカオのじいさんにやられちまった」と脅威の存在であり続けているお方のようである。

故障中につき無理してはいけないけれど、モチベーションは高めていこうと強く念じるオヤジであった。

朝13km 1:22・39、心拍155。
夜、おんぶスクワット/素振り200回/腰割りなど。

小学息子は、あした始業式で4年生のスタート。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする