あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日曜日は川柳の日

2020-07-26 06:29:39 | 日記

 公園で出会うのは親子連れ。
手にした物を見れば狙いは虫捕り。
 子供はたいてい虫好きです。
でも何でも良いってわけではありません。
足元を這うシデムシやハチは人気薄。
もっと嫌われるのは黒光りするゴキブリです。
 もしもあの体に角が生えていたら。
もしもあのお尻がきれいに光っていたら。
子供たちの人気者になっていた気がします。
 そこで今週の駄作です。

 <ゴキブリに 角か光か あげようか>

 7月の最終週も毎日更新目指す「あるくあかるく」、
来週の予告編です。

27日(月)健康長寿:   眠気が消えない
28日(火)雑草の日:   昼を彩る桃色
29日(水)身近な生き物: 性格一変
30日(木)国語のおさらい:眺めを表現する
31日(金)昭和のプロレス:お腹出てます
 1日(土)日々の愚問:  トランプマスク

 カブトムシは恰好が良いけれど動きは鈍い。
ホタルは幻想的だけれど明かりが微か。
 凛々しい角に敏捷な動き。
大きな体に似合った眩しい光。
もしもゴキブリに角や光が備わったら。
子供たちがゴキブリを追いかける姿が浮かびます。
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日々の愚問:ロケット基地、建設!

2020-07-25 06:29:59 | 日記
8兆円が13億円に

 「大分空港」「ヴァージン・オービット社」「航空機から発射」、この三つのキーワードで
何を連想しますか?
数週間前の土曜日の信濃毎日新聞にあった記事から選んだのですが、謎がいっぱいの
内容でした。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデモいい愚問を取り上げています。
今週は「航空機から飛び出すロケット」の謎あれこれです。

 記事の概略は<ヴァージン社が小型衛星の水平型打ち上げ拠点として大分空港を
選んだ。>でした。
先ず頭をよぎったのは、何故飛行機からロケットを発射する?
それを皮切りに次々愚問が湧いてきました。
ひとつひとつ調べて答えをゲットしましょう。
 <カリフォルニアに拠点を置くヴァージン社は引退したボーイング747を改造し
左翼下にロケットを懸架して、高度で発射させる実験を行っている。>(Wikipedia より)
 その目的は費用を軽減して小型衛星打ち上げ市場でシェアを獲得すること。
宇宙空間の利用は軍事から通信、気象観測から地上測定まで多岐にわたっています。
利用分野が様々なので、そこで使われる衛星も大小様々。
小型衛星を低価格で軌道に乗せれば十分、といった需要も非常に多いのだそうです。

 そこで注目されるのが航空機を利用したロケットの発射。
<垂直打ち上げ型ロケットの質量の大半は燃料。地表付近で上昇する際に膨大な
量を使う。
しかし航空機で高高度までロケットを運べば大幅に費用を軽減できる。>(WIRED より)
 具体的な金額は?
<世界最大のロケットはアポロ計画で使用されたサターンV。
全長110m、重量2965t。
開発費用は8兆円、1回の打ち上げに掛かった金額は2800億円。>(Wikipedia より)
 それがヴァージン社の計画では1kg当たりの打ち上げ費用が430万円。
総重量500kgまで対応可能。>(YAHOO!ニュース より)
最大でも21億円、通常のコストは13億円と見積もっているといいます。

穏やかな衝撃

 最初の愚問が解決したら次に湧いてきたのは「飛行機から発射すると振動が凄くて
墜落してしまうのでは?」
これの回答は明快でした。
難しい話は置いておくとして、何しろチンプンカンプンなので、<地上や海上からの発射
よりも機体の振動は比較的穏やか。>(Wikipedia より)って答えに素直に納得しました。
 次なる愚問は「どうして大分空港?」
ヴァージン社では世界各地に拠点づくりをしているそうです。
6月4日にはイギリスのコーンヴォールとも契約を完了し、イタリア、ニュージーランドとも
交渉中。(YAHOO!ニュース より)

 大分空港が選ばれた理由は<3千メートル級の長い滑走路があり、航空便の混雑が
少ない。
周辺には製造業の基盤が整っている。>(大分合同新聞 より)
 これらが決め手になったのだそうで。
これまた明快な答えに大分だけに、大いに分かった、気がしました。
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昭和のプロレス:ババサン大好き

2020-07-24 06:29:59 | 日記
意外な厚遇

 プロレスファンが驚天動地した大事件、新日ファンが茫然自失した移籍騒動、と言えば
1981年の年末に起こったスタン・ハンセンの全日マット登場です。
それまで猪木と名勝負を繰り広げていたハンセンが、突然次なるターゲットを馬場に
定めたのです。
 このショッキングな移動劇に陰で関与したとささやかれるひとりのレスラーがいました。

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役を支えた脇役達の活躍を振り返っています。
今週登場するのは「悪の仕掛人、バック・ロブレイ」です。

 81年に全日に初登場、翌年には人気シリーズの第10回チャンピオンカーニバル
に出場しています。
このシリーズは外人勢がとにかく豪華。
ブロディ、デビアス、ロビンソン、スミルノフ、ストンパーと通常のシリーズの主役を張れる
メインイベンターが勢ぞろい。
 残るは若手のビル・ハワードとロブレイの明らかに格が落ちるふたりです。
となれば共に白星配給係でおわるだろう、ファンはそう予想を立てました。

 しかしロブレイの戦績は意外でした。
先ずは開幕戦の後楽園ホールで破格の扱いを受けて、いきなりセミで馬場との一騎打ち。
結果は2分少々であえなく片エビ固めに沈みましたが、この位置で登場するとは想定外
です。
 リーグ戦の得点もビルはたったの2点で終わったのに対し、ロブレイは予想外の16点。
スミルノフの18点に迫ります。
 厚遇振りは福岡国際センターでの最終戦にも伺えます。
この日組まれた試合は全10戦。
ロブレイは他のメイン級レスラーを尻目にレイスと組んで第7試合に登場。
 これらの扱いにファンは想像を膨らませます。
ロブレイはそれ程目立つレスラーではないし人気も高くない。
それなのにこれ程恵まれた扱いを受けるのは何故か?
やはりハンセンの移籍を裏で操った噂は本当だったのか。
一連の扱いはきっと謝意を込めた馬場の采配なのだ、と。

冷遇された初来日
 
 御大馬場から破格の扱いを受けた時、ロブレイは40歳。
しかし28歳で日本プロレスのダイナミック&アイアンクローシリーズにフィル・ロブレイの
名で初来日した時は冷や飯を食わされました。
 シリーズ前半の主役はカーチス・イヤウケア、後半はその名の通りフリッツ・フォン・エリック。
超大物にファンの目は注がれ、若手で無名のロブレイは話題にも上りません。
 ロブレイ関連の試合で唯一記録が残っているのが3月3日の愛知県体育館大会。
イヤウケア、ジム・オズボーンと組んで猪木・大木・ミツヒライ組との6人タッグに登場。
1本目はイヤウケアが大木を、2本目は猪木がロブレイを、3本目は大木がオズボーンを
破って日本組の勝利です。

 シリーズ中猪木はペッパー・マーチン、サンダー・コバックとシングル戦をこなして
いますが、ロブレイの出番は無し。
2度目の来日で34歳のマーチンならともかく、同じく初来日で55歳のコバックが選ばれたのに。
 12年後に馬場に厚遇される姿とは雲泥の差の冷遇振りだったのでした。
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国語のおさらい:友達がいない

2020-07-23 06:29:49 | 日記
合体すると厄介

 小説などでたまに目にするけれど自分の口で発する場面は、まずなさそう。
日常生活にそれ程登場する言葉じゃないけれど、とりあえず意味は見当が付く。
けれど構成しているパーツの意味は分からない。
そんな言葉の話です。

 毎週木曜日は国語のおさらいの日。
これまではその場限りに聞き流していたけれど、今週は問題のパーツをおさらいします。

 「いのちあってのものだね」を入力すると「命あっての物種」に変換されます。
<命あってこそできるものである、の意味。
命が無ければ何もできないと言っている。
「いかなる時でも命を大切にして、命の危険に関わるようなことはするべきでない」の
意味合いが裏側に隠れていることわざ。>
 類義語は「身ありての奉公」「死んで花実が咲くものか」、対義語は「命より名を
惜しむ」あるいは「虎穴にいらずんば虎児を得ず」(TRAnS.BIZ より)なのだそうで。
 そこまでは分かります。
分からないのは「物種」の部分です。
もちろん物も種も意味は知っていますが、ふたつがくっつくと手に負えません。
どんな意味でどんな謂れがあるのか、調べてみました。

春の季語

 物種を辞書で引くと<物事の元になるもの>(新明解国語辞典 より)、たったこれだけ
の素っ気ない解説が載っています。
Weblio辞書では<①物の元になるもの。物事の根本。②野菜草木などの種。たねもの。>と
多少は詳しくなりますが、それでも情報不足の感は否めません。
 調べていたら意外な事実が出てきました。
<物種は春の季語>(コトバノ より)だそうです。
 <物種は野菜などの総称。
物種蒔くとして、夏または秋に咲く草花の種子を蒔くことを表す。
普通春の彼岸前後に行われる。
具体的な名前を入れて「胡瓜蒔く」「牛蒡蒔く」などと使うことも。>(わたしの俳句歳時記 より)
 それを使った俳句の実例として<庭に出て物種まくや病み上がり 正岡子規>
(きごさい歳時記 より)が紹介されていました。
 ならば私も物種を季語にして俳句を作ってみますか。
「タンポポに サクラやツクシ 物種だ」
お話になりません。

 「命あっての物種」に続くフレーズがあるそうです。
それが「畑あっての芋種」、こちらはどんなに良い種イモであっても畑が無ければ育ちません、
と語呂合わせにしています。
意味するところは<母親が良ければ良い子が生まれるということ>(コトパワ より)
 今週は面白い話を仕入れたので、飲み会の席での話の種にすれば受けそう。
でもひとつ問題が。
 それは何かと問われれば、語呂合わせでこうお答えしましょう。
「命あっての物種、畑あっての芋種、友達いての話の種」

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身近な生き物:青の紙職人

2020-07-22 06:29:09 | 日記
成功率は1%

 何気なく広げた新聞紙面に見たことも無い写真が。
信濃毎日新聞の7月3日地方面、とんでもないアシナガバチの巣が写っていました。
 通常の巣はシャワーヘッドの様な形状をしていて、薄い灰色もしくは薄い茶色です。
これはハチが集める材料による色ですが、そこに至るまでの手法は職人技そのもの。
 <植物の繊維などを顎で削り取り少しずつ口の中に入れて噛み続ける。
すると繊維が次第に解きほぐされ特殊な成分を含む唾液と混ざってドロドロになる。
それを顎と脚を使って器用に薄く伸ばし巣作りをする。
この工程は紙づくりと全く同じ。
アシナガバチの巣は和紙のような風合いで丈夫で軽く水にも強い。>(いきものずかん より)

 アシナガバチとスズメバチでは巣の材料が微妙に違います。
共に樹木の繊維を使いますが、アシナガが樹皮の靭皮繊維を素材とするのに対して
スズメの場合は枯れ木の木部繊維など。
前者の方がより強靭なので和紙に、後者は洋紙にたとえられます。(魅る魅るガーデニング より)
 巣作り始めるのは厳しい冬を乗り切った女王バチ。
先ずはひとつの巣部屋を作り中に卵を産み付け、すぐさま次の部屋作りに取り掛かります。
 でもこの卵が羽化するのは3週間後。
それまでは巣作り、産卵、孵化した幼虫の餌集め、外敵からの巣の防御、全ての作業を
1匹でこなし続けます。
 これだけ過酷な作業が続くので、巣作りに成功する比率は100分の1しかないと
言われています。

空色に染める材料

 さて紙面にあった写真です。
5cm程の巣が写っていますが問題はその色。
なんと巣の全てが水色なのです。
 隣に通常のアシナガバチの巣が写りこんでいるので比較できますが、薄茶色の物とは
明らかに別物。
こんな色の巣は見た記憶がありません。
どうして、どうやって、そこが凄く気になります。

 巣の材料を同じ個体は同じ場所から集めます。
と言うことは別の個体は別の場所から材料を持ち帰ります。
 今回の巣は女王が青い材料を同じ場所から運び続けて作った、と推理したいところ
ですが写真には巣に張り付く8匹の働きバチが写っています。
既に複数の個体が材料集めをしています。
それなのに同じ空色の巣に仕上がるのは不思議です。
 そもそも自然界で水色って調達できる?
<山野に普通に生えている低木のクサギは、その実が絹糸を鮮やかな空色に染め上げる。>
(私の森 より)
 でもアシナガバチが木の実を材料にするなんて話は聞いたことがありません。
はていったい何を使ったのか?

 記者もその問題には悩んだ様で、記事にはこんな推論が載っています。
<段ボールを材料に使うことがあり、偶然青い紙だけで作られたのでは。>
 新聞社の取材力をもってしてもハチの行動は突き止められません。
身近な生き物の謎は解けぬままです。

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