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国語のおさらい:友達がいない

2020-07-23 06:29:49 | 日記
合体すると厄介

 小説などでたまに目にするけれど自分の口で発する場面は、まずなさそう。
日常生活にそれ程登場する言葉じゃないけれど、とりあえず意味は見当が付く。
けれど構成しているパーツの意味は分からない。
そんな言葉の話です。

 毎週木曜日は国語のおさらいの日。
これまではその場限りに聞き流していたけれど、今週は問題のパーツをおさらいします。

 「いのちあってのものだね」を入力すると「命あっての物種」に変換されます。
<命あってこそできるものである、の意味。
命が無ければ何もできないと言っている。
「いかなる時でも命を大切にして、命の危険に関わるようなことはするべきでない」の
意味合いが裏側に隠れていることわざ。>
 類義語は「身ありての奉公」「死んで花実が咲くものか」、対義語は「命より名を
惜しむ」あるいは「虎穴にいらずんば虎児を得ず」(TRAnS.BIZ より)なのだそうで。
 そこまでは分かります。
分からないのは「物種」の部分です。
もちろん物も種も意味は知っていますが、ふたつがくっつくと手に負えません。
どんな意味でどんな謂れがあるのか、調べてみました。

春の季語

 物種を辞書で引くと<物事の元になるもの>(新明解国語辞典 より)、たったこれだけ
の素っ気ない解説が載っています。
Weblio辞書では<①物の元になるもの。物事の根本。②野菜草木などの種。たねもの。>と
多少は詳しくなりますが、それでも情報不足の感は否めません。
 調べていたら意外な事実が出てきました。
<物種は春の季語>(コトバノ より)だそうです。
 <物種は野菜などの総称。
物種蒔くとして、夏または秋に咲く草花の種子を蒔くことを表す。
普通春の彼岸前後に行われる。
具体的な名前を入れて「胡瓜蒔く」「牛蒡蒔く」などと使うことも。>(わたしの俳句歳時記 より)
 それを使った俳句の実例として<庭に出て物種まくや病み上がり 正岡子規>
(きごさい歳時記 より)が紹介されていました。
 ならば私も物種を季語にして俳句を作ってみますか。
「タンポポに サクラやツクシ 物種だ」
お話になりません。

 「命あっての物種」に続くフレーズがあるそうです。
それが「畑あっての芋種」、こちらはどんなに良い種イモであっても畑が無ければ育ちません、
と語呂合わせにしています。
意味するところは<母親が良ければ良い子が生まれるということ>(コトパワ より)
 今週は面白い話を仕入れたので、飲み会の席での話の種にすれば受けそう。
でもひとつ問題が。
 それは何かと問われれば、語呂合わせでこうお答えしましょう。
「命あっての物種、畑あっての芋種、友達いての話の種」

コメント
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