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日々の愚問:ロケット基地、建設!

2020-07-25 06:29:59 | 日記
8兆円が13億円に

 「大分空港」「ヴァージン・オービット社」「航空機から発射」、この三つのキーワードで
何を連想しますか?
数週間前の土曜日の信濃毎日新聞にあった記事から選んだのですが、謎がいっぱいの
内容でした。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデモいい愚問を取り上げています。
今週は「航空機から飛び出すロケット」の謎あれこれです。

 記事の概略は<ヴァージン社が小型衛星の水平型打ち上げ拠点として大分空港を
選んだ。>でした。
先ず頭をよぎったのは、何故飛行機からロケットを発射する?
それを皮切りに次々愚問が湧いてきました。
ひとつひとつ調べて答えをゲットしましょう。
 <カリフォルニアに拠点を置くヴァージン社は引退したボーイング747を改造し
左翼下にロケットを懸架して、高度で発射させる実験を行っている。>(Wikipedia より)
 その目的は費用を軽減して小型衛星打ち上げ市場でシェアを獲得すること。
宇宙空間の利用は軍事から通信、気象観測から地上測定まで多岐にわたっています。
利用分野が様々なので、そこで使われる衛星も大小様々。
小型衛星を低価格で軌道に乗せれば十分、といった需要も非常に多いのだそうです。

 そこで注目されるのが航空機を利用したロケットの発射。
<垂直打ち上げ型ロケットの質量の大半は燃料。地表付近で上昇する際に膨大な
量を使う。
しかし航空機で高高度までロケットを運べば大幅に費用を軽減できる。>(WIRED より)
 具体的な金額は?
<世界最大のロケットはアポロ計画で使用されたサターンV。
全長110m、重量2965t。
開発費用は8兆円、1回の打ち上げに掛かった金額は2800億円。>(Wikipedia より)
 それがヴァージン社の計画では1kg当たりの打ち上げ費用が430万円。
総重量500kgまで対応可能。>(YAHOO!ニュース より)
最大でも21億円、通常のコストは13億円と見積もっているといいます。

穏やかな衝撃

 最初の愚問が解決したら次に湧いてきたのは「飛行機から発射すると振動が凄くて
墜落してしまうのでは?」
これの回答は明快でした。
難しい話は置いておくとして、何しろチンプンカンプンなので、<地上や海上からの発射
よりも機体の振動は比較的穏やか。>(Wikipedia より)って答えに素直に納得しました。
 次なる愚問は「どうして大分空港?」
ヴァージン社では世界各地に拠点づくりをしているそうです。
6月4日にはイギリスのコーンヴォールとも契約を完了し、イタリア、ニュージーランドとも
交渉中。(YAHOO!ニュース より)

 大分空港が選ばれた理由は<3千メートル級の長い滑走路があり、航空便の混雑が
少ない。
周辺には製造業の基盤が整っている。>(大分合同新聞 より)
 これらが決め手になったのだそうで。
これまた明快な答えに大分だけに、大いに分かった、気がしました。
コメント
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