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雑草の日:水太り

2020-07-14 06:29:09 | 日記
水が無くても大丈夫

 ビールが大好き、年中飲んでます。
それ以外でもやたらと水分を摂るから、私の体は人より水っ気がたぶん多いはず。
成人の水分含有率は60~65%と言いますが、私の場合はきっと70%超え。
言ってみればみずみずしいオヤジです。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ベンケイソウ科 マンネングサ属 メノマンネングサ です。

 植物界の水っ気の多そうな奴を見つけました。
歩道脇の余り日の当たらない場所に生えていました。
 10cm程の茎のてっぺんには小さな黄色い花。
水滴を引き伸ばしたような形の1cm足らずの葉は、ぷよぷよしていて見るからに
水分を貯めていそう。
 多肉質なので水をやらなくても萎れたり枯れたりしないのが「マンネングサ」の
由来になったと図鑑には書いてありました。
 <多肉植物は葉や茎など種によって水を貯える部分が異なる。
ベンケイソウ科は植物体全体が多肉になっているものが多い。>(Wikipedia より)
 メノマンネングサは水太りしています。

植物のメカニズム

 世の中には多肉植物と呼ばれる種類があまた存在しています。
その数数千から数万種。
10倍も開きがあるのが如何にも奥の深さを物語っています。
 ぷっくりした体に水を貯めているから、乾燥した土地だけでなく塩分の多い場所
でも生き抜けます。
植物にとって何より大切な水を貯めておけるならこれ以上ありがたい機能はありません。
いっそ植物全部が多肉化すればいいものを、素人はついそう考えます。
 しかし自然界の仕組みは複雑です。
乾燥に強いということは湿気には弱い。
だから水分過多だと根腐れを起こしたり葉がぶよぶよになったりしてしまいます。

 植物と水の関係は複雑です。
<日光を受けると葉の裏面にある気孔を開いて体内の水分を水蒸気として蒸散させ、
同時に熱も放出する。
蒸散ばかりだと水分量が減ってしまうので、それを補う為に根が地中の水分を吸収する。>
 そこで水が手に入らなかった場合はどうなるか?
<水不足が長く続くと葉は気孔を閉じて水分の減少を防ごうとする。
すると葉の温度が上がり、焼けたり枯れたりする。
また上部の若い葉が古い葉から水分を奪うので、下葉枯れを起こす。>
(引用はいずれも 素人園芸解説 より)
 これは植物共通の宿命、多肉植物と言えども水が無ければ最終的には枯れてしまいます。

 ここで意外な事実を。
<植物の細胞は水で満たされている。
重量の80~90%は水が占めている。>(サントリーのエコ活 より)
 多肉植物が飛び抜けて水分含有率が多いのかと思っていましたが、どうもそうではなさそう。
植物と名の付く物は全て9割近い水分を含有しているらしいのです。
 メノマンネングサに限らず、植物ってのはどれもこれもみずみずしい存在でした。
それに比べればたったの70%なんて、おっさんの干物としか言いようがありません。
コメント
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