あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日々の愚問:カミソリとピラミッド

2020-07-18 06:29:19 | 日記
30年前との比較

 女房の買い物に付き合ってホームセンターへ。
ぶらぶら歩いていたら男性用カミソリコーナーに。
3尺什器の上から下までびっしり並んだ商品を、何の気なしに数えたら軽く100を
超えました。
 品揃えの多さに驚きましたが、カミソリと言えば気になることがあります。
それは数年前から感じていた異変です。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデも良い愚問を取り
上げています。
今週は「カミソリが昔よりずっと良くなった気がするのは何故?」です。

 個人的な印象ですが最近のカミソリは滅法長持ちします。
30年程前はしょっちゅう刃を交換していました。
すぐに切れ味が鈍ったからですが、それはシックでもジレットでも同じこと。
 最近は使い捨てタイプを愛用していますが、安価な物なのに何回でも使えて交換
するサイクルが随分と長くなったと感じます。
これはいかなる理由なのか、謎解きに挑戦です。

逆転の発想

 メーカーでは交換の目安となる期間を想定しています。
<両刃は10日~14日。
2枚刃は14日~21日。
5枚刃は7日~10日。>(KAMISORI MEMBERS より)
品物により1週間から3週間まで随分と幅があります。
 替え時は<剃り味が悪くなったと感じたとき、あるいは剃っているときに痛みを感じた場合。>
刃を長持ちさせるコツは<使用後にぬるま湯や水で汚れを落とし乾燥した場所に置く。
洗った後に布などで拭くのは厳禁、刃のコーティングが剥がれ落ちてしまう。>
(引用はいずれも 貝印カミソリのすべて。 より)

 そんなノウハウとは別に、奇想天外な方法で長持ちさせる話があります。
昭和世代なら昔耳にしたことのあるあの不思議な話です。
「ピラミッドパワーが切れ味を何時までも保つ」、そう聞くと眉唾なにおいがぷんぷん
しますが、これは国家が効果を認定したれっきとした事実。
 <チェコスロバキアのカレル・ドレバル氏が考案したピラミッドのミニチュアに使い
古しのカミソリを入れると切れ味が戻る。
確たる証拠を基に1959年特許を取得している。>(ソニーブログ より)
 他にも食品の腐敗を遅らせる効果や殺菌作用が確認されていますが、ピラミッドパワー
の正体はいまだに不明なのだそうです。(不思議発掘! より)

 摩訶不思議な話は置いといて、現実的に考えてみました。
最近のカミソリの切れ味が長い間鈍らない理由を。
 そしてふと思いつきました。
もしかして剃られる方に原因があるのではと。
案の定でした。
 <髭の太さは20代では0.096mm、50代で0.141mm。50代でピークを
迎え以後は細くなる。>(Panasonic より)
髭は同じ太さの銅線と同程度の強度と硬さを持つそうです。
 30年前は私の髭も太かった、でも10年前からは貧弱だ。
細いのが相手だからカミソリもなかなか劣化しない。
それが今週の謎解きの答えでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする