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国語のおさらい:らせん階段を上る

2020-07-09 06:29:19 | 日記
思い込みで読む

 らせん的発展って表現があります。
らせん階段を上から見れば同じ場所を回っているように見えるけれど、横から見れば
上昇しているのが分る。
そんな理論ですが、正に私が目指すのがそれ。
 以前に覚えた筈の漢字がまた読めない。
何度も失敗を繰り返しているので堂々巡りに見えるけれど、その実一周前よりは脳みそ
に刻まれたしわの数は少しだけ増えている。
そんな風に進歩したいな、と願っています。

 毎週木曜日は国語のおさらいをする日。先週は簡単な漢字なのに正しく読めない
悲しき還暦5年生の話をしました。
今週はその続きです。

 「婉曲」の文字を見ると条件反射で「わんきょく」が頭に浮かんできます。
正しい読みの「えんきょく」がどうも身に着きません。
普段目にする漢字にもこんな罠がありますが、私が悩まされるのはもっともっとずっと
初心者級。
例えばこんな漢字に躓きます。
 「泥む」を私はよどむと読んでしまいます。
正しくは「なずむ」だそうで。
「希う」をねがうと読みますが、正解は「こいねがう」
「弁える」を何の根拠もなくあらがえるなんて読んでいましたが、実は「わきまえる」
「円やか」をすこやか、正しくは「まろやか」、「徒ならぬ」をひとかたならぬ、
こちらは「ただならぬ」が正解などなど根拠の無い思い込みのオンパレードです。

階段の向かう先

 前後に文章があればある程度見当が付くけれど、単独では歯が立たない漢字も
たくさんあります。
悔しいことにどれも簡単な漢字です。
 例えば「認める」
「手紙を認める」とあれば「したためる」と判読できますが、単体で出られたら「みとめる」
しか思いつきません。
 「存える」も「生き存える」のヒントをもらって「ながらえる」が辛うじて浮かんできます。
もっと捻りが効いた上級編にはもはや手も足も出ません。
「雪ぐ」を「そそぐ」と読むなんて、いったい何時習ったのだろう。
でも「汚名を雪ぐ」とあれば何とか読めるかもしれません。
 「挙って」も難解ですが「挙ってご応募ください」とあればこぞってと判読できます。
「文る」は最高レベルで降参ですが「外見を良く見せる為に文って」とあれば、
もしかして「かざって」なのかと僅かながらに活路をみいだせます。

 「集く」と書いて「すだく」と読むそうです。
虫などが集まって鳴いている様子を表現しているのだとか。(引用は全て QUIZ Knock より)
 鳥や昆虫が好きでその鳴き声に耳を傾けたり姿を探したりしてきました。
その年月は優に半世紀を超えています。
それなのにそれにまつわる「集く」を今日まで読めないなんて。
 もしかしてらせん的発展の階段を私は下向きに進んでいるのかもしれません。
コメント
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