トンネル掘りが仕事
夕飯まで時間があると言うのに、もうお腹が空いてきました。
年の割に食欲はあるし量も食べられる、変な自信を持っています。
そんな食欲モンスターオヤジが森林公園をウォーキングしていると、おかしな物が
目に入りました。
芝生にボコッと盛り上がった土の塊です。
随分と離れた遊歩道の脇にも、同じ物がありました。
これはモグラがトンネルを掘った残土を地表に押し上げた物で、通称モグラ塚と
呼ばれています。
今年の3月末に行ったまだ雪の残るゴルフ場でも、コースのあちらこちらにもこもこ
盛り上がったモグラ塚がありました。
モグラは冬眠をしない生き物なので、1年中モグラ塚が出現します。
これが出来る辺りは、大抵の場合エサが豊富な場所です。
モグラは闇雲に地面に穴を掘っているのでは無く、計画的に快適な住まいづくりを
しています。
巣そのものは大きな樹の下などの雨の当たらない場所、地表から2mの深い所に
作られます。
標準的な縄張りは450㎡もあり、そこに貯蔵庫、休憩室、避難所、エサ場が設け
られます。
巣と各施設は地面から15cm~40cmの深さに掘られた連絡トンネルで結ばれて
います。
モグラと言えば四六時中地面を掘っているイメージがありますが、ほとんどの場合
既に作られたトンネルを使うので新たに掘る必要はありません。
モグラが地面を掘るのは餌を探す時です。
ミミズなどのエサが豊富にいる場所をエサ場として、そこで深さ10~15cm、
冬にはもっと深い所を掘り進んで獲物を探します。
この時掘られた土が地面に排出されて、モグラ塚となります。
一番の仕事は食事
モグラの食事は人間と同じで1日3回、朝5時と昼の1時、更に夜の9時に規則
正しく行われます。
エサはミミズや昆虫。
目は退化していて明るさが分かる程度ですが、鼻と耳は良く発達しています。
嗅覚を頼りに地面に潜むエサを掘り当て、聴覚を頼りにトンネルに落下したエサの
音を聞き逃さずに捕まえます。
大食漢なので1日に自分の体重の半分の量を食べると言われていますが、それって
具体的にはどれ程になるのでしょう。
仮に体重100gの個体が50gのミミズを食べるとします。
ミミズ1匹を0.4gとすると、1日に何と125匹も食べてしまいます。
しかもそれが毎日続くのですから、エサ場には相当量のミミズにいてもらわなければ
なりません。
もしも満足な量のエサが得られないと大変です。
胃の中に食べ物が無い状態が12時間続くと、何とモグラは死んでしまいます。
死因はそのものズバリの餓死。
厳しい自然界だから、餓死も仕方ないでしょう。
私も食に貪欲ですから、ひもじい思いをするモグラには同情します。
それにしてもモグラ君よ、いくら何でも12時間で餓死はないだろう。
夕飯まで時間があると言うのに、もうお腹が空いてきました。
年の割に食欲はあるし量も食べられる、変な自信を持っています。
そんな食欲モンスターオヤジが森林公園をウォーキングしていると、おかしな物が
目に入りました。
芝生にボコッと盛り上がった土の塊です。
随分と離れた遊歩道の脇にも、同じ物がありました。
これはモグラがトンネルを掘った残土を地表に押し上げた物で、通称モグラ塚と
呼ばれています。
今年の3月末に行ったまだ雪の残るゴルフ場でも、コースのあちらこちらにもこもこ
盛り上がったモグラ塚がありました。
モグラは冬眠をしない生き物なので、1年中モグラ塚が出現します。
これが出来る辺りは、大抵の場合エサが豊富な場所です。
モグラは闇雲に地面に穴を掘っているのでは無く、計画的に快適な住まいづくりを
しています。
巣そのものは大きな樹の下などの雨の当たらない場所、地表から2mの深い所に
作られます。
標準的な縄張りは450㎡もあり、そこに貯蔵庫、休憩室、避難所、エサ場が設け
られます。
巣と各施設は地面から15cm~40cmの深さに掘られた連絡トンネルで結ばれて
います。
モグラと言えば四六時中地面を掘っているイメージがありますが、ほとんどの場合
既に作られたトンネルを使うので新たに掘る必要はありません。
モグラが地面を掘るのは餌を探す時です。
ミミズなどのエサが豊富にいる場所をエサ場として、そこで深さ10~15cm、
冬にはもっと深い所を掘り進んで獲物を探します。
この時掘られた土が地面に排出されて、モグラ塚となります。
一番の仕事は食事
モグラの食事は人間と同じで1日3回、朝5時と昼の1時、更に夜の9時に規則
正しく行われます。
エサはミミズや昆虫。
目は退化していて明るさが分かる程度ですが、鼻と耳は良く発達しています。
嗅覚を頼りに地面に潜むエサを掘り当て、聴覚を頼りにトンネルに落下したエサの
音を聞き逃さずに捕まえます。
大食漢なので1日に自分の体重の半分の量を食べると言われていますが、それって
具体的にはどれ程になるのでしょう。
仮に体重100gの個体が50gのミミズを食べるとします。
ミミズ1匹を0.4gとすると、1日に何と125匹も食べてしまいます。
しかもそれが毎日続くのですから、エサ場には相当量のミミズにいてもらわなければ
なりません。
もしも満足な量のエサが得られないと大変です。
胃の中に食べ物が無い状態が12時間続くと、何とモグラは死んでしまいます。
死因はそのものズバリの餓死。
厳しい自然界だから、餓死も仕方ないでしょう。
私も食に貪欲ですから、ひもじい思いをするモグラには同情します。
それにしてもモグラ君よ、いくら何でも12時間で餓死はないだろう。