あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

メスは別物、ジョウビタキ

2016-11-17 06:25:20 | 日記
鋭い鳴き声

 誰かが自転車に空気を入れている音だろうと思っていました。
キッ、キッと鋭い音が規則的に聞こえてきます。
それにしても長い事やってるな、気になって窓を開けましたが、空気入れを使って
いる人など何処にも見当たりません。
 代わりにビラサンカの梢にとまっている小鳥が、体に不釣り合いな大きな声で
鳴いていました。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を取り上げています。
今週は、ツグミ科(ヒタキ科) ジョウビタキ属 ジョウビタキ です。

 全体の印象はひどく地味な、スズメより一回り小さな鳥です。
鋭い鳴き声が無ければ私の様な似非バードウォッチャーは、そこにいる事すら
気が付きません。
 頭は白に近い灰色、胸からお腹辺りは薄いオレンジ色、翼の両脇に白い斑点が
着いています。
 この斑点を目印に図鑑を繰りました。
モズにも同じような場所に白い斑点がありますが、身体の大きさも全体のシルエット
も違います。
 何ページか見て行くとありました、特徴が一致する鳥が。
ジョウビタキのメスでした。

 鮮やかなオレンジ色が生えるオスのジョウビタキに比べると、随分と奥ゆかしい
色をしています。
 繁殖期にはつがいになりますが、それ以外の時は共に強い縄張り意識を持って
単独行動をとる鳥だそうです。
侵入者に警告を与える様に、ピッ!とかキッ!とか鋭い声を発します。
 一般には可憐な響きと言われますが、私には少し空気の漏れるポンプで自転車の
タイヤを膨らませている音に聞こえます。

ところで何が変わった?

 「あるくあかるく」は昨年の2月17日から始めました。
その頃度々見かけたのが、住宅街を飛び回っているオレンジ色の鳥でした。
目立つ色を頼りに図鑑を繰って、ジョウビタキのオスだと知りました。
 木曜日のテーマは野鳥ですが、その第2回に登場したのがジョウビタキのオス。
メスがこれ程地味だとは、この時は知りもしませんでした。
 以来20カ月、このブログで取り上げた鳥はざっと数えて90種近くになりました。
一応「ウォーキングで見かけた野鳥」と定めてはいますが、週によってはその時に
話題になったライチョウなど入れたので、実際にこの目で見たのは70種も無い
でしょう。

 しかしそのほとんどがそれまでは名前すら知らなかった鳥ばかり、似非ウォッチャー
としては少し知識が増しました。
もしも「あの鳥は何?」と聞かれたら「ジョウビタキのメスだね」とどや顔で応えます。
 しかし一番の成果は周りを見ながらウォーキングを続けた事ですね。
草でも虫でも野鳥でも、関心を持って見ていると意外な事実を教えてくれます。
そしてそれが脳細胞を少なからず刺激して、歩く楽しみを増やしてくれます。
 だから毎日「あるくあかるく」を目指すのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする