Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Xファクター シーズン3 スタート

2013-10-02 15:15:09 | Weblog
X ファクター シーズン3が帰ってきた。
しかもきっちりとFOXチャンネルで。
今回の審査員達、もはや「アメリカンアイドル」では聞けないサイモン・コーウェルの毒舌に加え、
前回に引き続き穏やかなデミ・ロヴァート、デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランド、
ラテン系のアイドルで時々スペイン語のコメントが飛び出すパウリナ・ルビオ。

今回の分野は前回とは少し異なり、ボーイズ、ガールズ、オーバー25、グループ。
この25歳以上というカテゴリー、いつも30歳以上でも良いと私は思ってしまうのだが、
上限がないというのが振るっている。

第一回目の放映は各オーディション地からのハイライト。
まずLA、スペイン系のカリート・オリヴェーロ、
シカゴ生まれ23歳のバリスタ(コーヒーショップ店員)
リアーナ"Stay"を歌い、外見に負けず劣らず堂々とした歌いっぷりで、
審査員ばかりか客席に向かってもアピールし合格。

続くサウスキャロライナ、チャールストン。
アフリカ系のリリー・マクラウド、54歳。
ニューヨーク出身で今はオーランド在住。
黒のジャンプスーツで登場し、シーシー・ワイナンズ"Alabaster Box"
この曲を聴くのは初めてだったが圧倒される。
アフリカ系にはほんとうに年齢不詳の若々しい人がいる。
その反対もあるけれど。
「歌を知らない人もあなたは惹き込んだ。」とケリー。
歌だけでなく、メイク、ファッションにも自分らしさ、個性が出る。
この年齢だからこそ、歌える、似合う、と思わせるだけのものがある。
4つのYESで合格。

ニューオリンズからはアレックス&シエラ、21歳と22歳のカップル。
曲はブリトニー"Toxic"
曲名を聞いた時には顔をしかめた審査員や観客。
二人が歌い出すとうっとりと聴き入る。
シエラから始まりアレックスがバックアップ。
二人のハーモニーが余りに素晴らしいだけに、アレックスがソロを取った時に、
がっかりすることが心配になるが、もう充分それぞれ一人でも歌えるだけの力量があり、
納得の出来栄え。
また仲睦まじい様子も微笑ましい二人。

チャールストン、ジャクソンビルからは13歳のライオン・ペイジ。
関節硬縮症という病気のために手が不自由で右目もほとんど視力がない。
ステージ前の映像が紹介される。
「自分だって娘をステージへ送り出すのは怖い。
でもチャレンジしたいという気持ちを応援してあげたい。
ダメだったら私が抱きしめて慰める。」
と緊張しながらも気丈に振舞う母親の姿。
ライオンの明るく屈託のない様子の陰にはこうして支えてきた母がいる。
曲はキャリー・アンダーウッド"Blown Away"
曲名の通り迫力の歌で観客達を感動の嵐に巻き込む。
笑顔で審査員のコメントを聞くライオン、楽屋で号泣する母。
4つのYESを貰い合格。
"We are so proud of you..."と泣く母に頷くライオン。

涙と笑いと感動の中に「X ファクター シーズン3」はスタートした。


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