Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル シーズン12 ハリウッドウィーク 男性

2013-02-23 13:05:11 | アメリカンアイドル
いよいよと各地からハリウッドへと集まってきた地方予選の勝者達、
ここからは更に過酷な戦いが待っている。

今までと違うのは男性と女性に分けられたこと。
男性のアカペラでのソロ審査→グループ審査→バンド演奏付(自分も楽器演奏可)での審査、
と続き、20人へと絞られていく。

ソロ審査は10人が歌うとその場で結果が発表されていく。
半数近くが落ちるが、映像で見る限り、ある程度納得の結果。

その後のグループ審査、今までは自分で組む相手をみつけていたが、
今回は番組制作サイドが組み合わせを決めるという初めての試み。
自分達でグループを作ってもいろいろと問題は起きてきた。
グループにあぶれる人、一度決まったグループから追い出される人、
数々のドラマがあった。
地方オーディションで有望と思えた人がここでチームメートとの葛藤から、
脱落していったりした。
余りに酷なグループ審査、それゆえに廃止された年もあった。
しかしやはりここが山場、ニッキー曰く「ショービジネスの世界は、
個性のぶつかり合い。もっと厳しいのよ。」との言葉は説得力がある。
ここで負けてしまうようでは業界でやっていけないということだ。

発表されたグループ、息統合し、20曲の課題曲の中から曲も決まり、
すぐにボーカルコーチから指導を受け始めるチーム、
一方、ゲイの二人組とカントリーのマッチョ男性二人の組、
選曲が全く折り合わない。
言葉に障害があるラズロは、アメリカに移民してきたということもあり、
リストの中の曲をほとんど知らないという問題が出てきた。
歌だけではなく、グループで踊る振り付けも考えなければならない。
カントリーの歌い上げるタイプの人にはこれも苦痛だ。

人種もジャンルも様々なのに、素晴らしいパーフォーマンスを見せるグループ、
順調に進んできたはずなのに本番では歌詞を忘れてしまうチーム。
歌詞を忘れるグループが続出し、
歌詞を忘れないように歌詞が少ない曲を選んだチームでさえ忘れている。
想像を絶する緊張感、またグループが決まってからの限られた時間での練習のために
疲労がピークに達し、睡眠時間も削ったため集中力が落ちてきていることもあると思う。

ラザロのグループにいたジョシュは脱落していく。
「歌を知らないラズロに教えていたために自分のための練習ができなかった。」
悔しくて泣いているジョシュの姿には同情を誘われるが、
その後のソロのパーフォーマンスを観ていても、やはりラズロには輝くものがある。
一方ジョシュはラズロがいなくても、この難関は突破できなかったと思う。

ドラッククイーンと組んだカントリー男達も脱落していく。
得意なカントリーで勝負できなかったのは気の毒な気がする。

フランキー、ストリートミュージシャン。
電車の中で歌い日銭を稼いでいる。
音楽が自己流なのでグループでのハモリができない。
このグループの中のアダム、圧倒的な歌唱力だ。
そして気持ちも優しい。
脱落を告げられるフランキーをステージの端で待ち、彼のために涙を流している。

ソロ審査へと43名が進む。
ボーカルコーチから「自分を疑ってはダメ。脱落に繋がるわよ。」
と励まされるコンテスタント。
ポール・ジョリー、不安な気持ちでステージに上がり、
緊張している辛さを訴える。
その態度がニッキーの怒りをかう。
「プロらしくない。一時でもステージで笑顔になれないの?」
確かにプロのアーティストになったら、
プライベートな事情はパーフォーマンスに持ち込めないはずだ。

ターバンを巻いているガプリット、意外なことにギターを持っての「ジョージア」
充分納得させるパーフォーマンスだった。
デヴォン"What A Wonderful World"、スター性を感じる。
コルテスの「サニー」も良い。
アダムも通過した。

低身長のマテウス、生バンドをバックに歌うのは初めてで調子が出なかったと言う。
それだけでなく、また身長のことをネタにしたコメントに、
ニッキー「毎回そのことを話すのはやり過ぎよ。
歌が良ければ誰もそんなことを気にしないのに。」
ダニー・デービッドは身長も含めてそれも彼の役者としての個性として、
成り立っている、ニッキーの言うとおりだ。

ニコラス、グループ審査では同じアフリカ系のカーティス、
全く違うタイプのチャーリーと組んで抜群のハーモニーを聴かせた。
しかしソロではバンドと音程を合わせることができずに残念な結果になる。
「いろいろな想い、家族のこと、今後の夢などがよぎってしまい、
集中できなかった。」とのコメントにキースは言った。
「僕だって午前3時にツアーバスの中で目が覚めて、
『家族と離れて、いったい自分は今、何をやっているんだろう?』
という想いに駆られることもある。
でもそういう時に『僕はこのために生まれて来て、それをやっているんだ』
と割り切るようにしている。」

17歳のチャーリーはブロンズ色のスーツに青いスニーカー、
「2年付き合った女の子に振られて、今も引きずっている。
彼女にとって『昔知っていた人』になりたくないという想いを歌う。」
ニッキーから「チャーリー、あなたの変テコなところ、
それがアーティストらしくて好き。」と言われる。
チャーリーには不思議にもカリスマがある。

扁桃腺手術の影響で言語に障害が出てしまったマイカ。
"I Told You So"
出来が悪いとは思わなかっただけに脱落となり驚いた。
ハードロッカーのゲイブも応援したいと思っていたのに消えていった。

28名が残った。
しかし女性の審査が終了後、この中から更に8名が削られることが発表される。