Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンアイドル シーズン12 オクラホマ予選

2013-02-17 17:41:42 | アメリカンアイドル
アメリカ南中部オクラホマ州、"Sooner State"「早い者勝ち州」と紹介される。
これはインディアン居住区として立ち入りが禁止されていた場所を、
いち早くオクラホマが解放したため、アメリカに移住した人々がここに押し寄せた、
その逸話に以来する州のニックネームだそうだ。

カール、26歳。
ジェームズ・ブラウン"I Fell Good"を動きもつけて、元気よく歌う。
その後、ギターを手に自作の曲も。
4つのYESを獲得してハリウッドへ。
率直に言って彼の良さが余りわからなかった。
この番組を観ていて、時々アメリカで受けるタイプの人、
反対にアメリカ人から見て一目でわかる変人というのが、
理解できないことがある。

ネイト、24歳。
アジア系だが両親は聴覚障害者。父や母とは手話で会話している。
"For Once In My Life"、スティーヴィー・ワンダーの曲を伸びやかに歌う。
出てきた時の様子はまじめでおとなしげだったが、
突き抜ける歌声で周りをぐっと惹き込む。
4つのYES、お父さんに手話で合格の喜びを語るネイト。
ライアンも手話を教えてもらって一緒に会話している。

ヘイリー、27歳。
9歳から腹話術をやっていて、そのパートナーはオスカー(推定年齢17歳とか!?)
オーディションではオスカーの合いの手が入り、最後はオスカーのヨーデルになる。
番組では初めての腹話術での歌の披露に「何だか混乱する。」とランディー。
オスカーを置いてヘイリー一人のパーフォーマンスに。
ヘイリーは一人でりっぱに歌い切った。
横に置き去りにされたオスカーは生気を失ってマフラーのよう。
「オスカーとあなたは別の道を行った方が良い。」
「オスカーは君の足を引っ張っている。」と審査員達のコメント。
4つのYESでハリウッドへ。いや、ランディーはNOだった。

ゾネット、アフリカ系、19歳、国家を歌う。
親しみやすくて気さくなオクラホマの人の代表だということはよくわかるが、
4つのYESにはちょっとびっくりした。
やはり面白くて楽しい人とちょっと危ない人、
その区別が日本人の私にはつかないことがある。

ケイデン、16歳。
嚢胞性線維腫という病気で35歳位が寿命だという。
18ヶ月で喘息の症状が出て病気がわかったそうだ。
「番組に挑戦できる年齢になるのを待っていた。
不治の病を持つことは辛いけれど、だからこそ今を大切に生きられる。」
父が「息子は誰よりもタフだ。」
スティーヴィー・ワンダー"I Wish"
4つのYES。
歌だけではなく、審査員達とのやり取りも気配りが良く行き届いている。
合格が決まり家族に祝福される中「世界で一番幸せだ。」と涙。
この病気の寿命は昔と比べるとずっと伸びたそうだ。
だから彼が寿命とされる年齢に達する頃には、医学が更に進歩して
もっと長く生きられるようになって欲しいと願わずにはいられない。

44人が合格した。
最後に候補者の女性に化けて前回まで審査員だったスティーヴン・タイラー
が登場し審査員たちをねぎらった。
次回はいよいよハリウッドウィークが始まる。
ここで勝ち残ることができるのは男女それぞれ20人ずつ。