電波deアニメな日々

アニメみて良いとか悪いとか毒吐いてみたり。

鶴ひろみさん

2017-11-25 03:26:57 | 声優
声優の鶴ひろみさんが16日に亡くなられたそうですね。
あまりにも突然の訃報にショックを隠し切れません。
仕事の休憩時間に同僚からドキンちゃんが亡くなったと聞かされ、一体何を言っているのかと状況が呑み込めませんでした。
死因は大動脈解離で享年57歳とのこと。
車中で亡くなられたと聞き、大事故にでもなったのではないかと気になったのですが、ハザードをつけて停車した車中で発見されたとのことで、死に瀕した状況でも周囲に迷惑がかからないように行動をとったところに人柄がしのばれます。

鶴ひろみさんといえば、ドラゴンボールのブルマとアンパンマンのドキンちゃん役が長寿番組ということもあり真っ先に挙げられると思います。
自分はそれに加えて、きまぐれオレンジロードの鮎川まどか、変幻退魔夜行カルラ舞うの扇翔子、そしてわたしとわたしのルイーゼ役が凄く印象に残っています。
クールでクレバーな美女役がとても魅力的でした。
個人的には10指に数えられる美人声の声優さんだったと思います。

わたしとわたしではアンパンマンでもご一緒されている佐久間レイさんが相方でしたが、双子役とは思えないくらい声質は違うわけですが、そのキャラクターを表現する上ではぴったりなキャスティングでした。
一番印象に残っているのは、佐久間さん演じるロッテと入れ替わって生き別れのお母さんの元で暮らし始めたルイーゼが、慣れない家事で失敗してしまうのですが、吉田理保子さんが演じる新聞記者のお母さんは、入れ替わりを疑うことなく、疲れ等の影響で河童の川流れ的な失敗と思い、娘に頼り切って負担をかけていたのだと反省し、久しぶりに一緒に家事を(共に失敗しながら)するのですが、普段失敗することのない娘が失敗する姿を見て、生き別れたもう一人の娘のことを思い出すわけです。
夜中に家を抜け出す母の姿を追ってみると、公園のブランコに座り娘のことを想い泣いている母の姿を目にするルイーゼが、自分はここにいると名乗り出たい気持ちを押し殺して泣いているシーンが、昨日のことのように思い出されます。
東京ムービーの名作シリーズは日アニの名作シリーズにも負けない超名作なのにDVDも出ていないのが残念過ぎます。
お父さん役の富山敬さんも若くして亡くなられてしまいましたが、それとそう変わらない歳で亡くなられてしまうことになるとは・・・。
親不孝すぎます。

鶴ひろみさんが演じる翔子の姿がもう一度見たかった。

素晴らしい作品をありがとうございました。
謹んでご冥福をお祈り致します。
安らかに。
コメント
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