行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

フェルメール展

2008-09-30 14:52:38 | Weblog
早朝、6時に起き7時半の東京行きに飛び乗り、上野都美術館へ、立川で座れたから良かったがすごいラッシュであった。9時15分前に着いたけど結構並んでいた。館内にはいるとまだゆっくりと鑑賞でき、退場する10時半頃は混んできた。フェルメールを筆頭とする17世紀のわずかな期間輝いたドルフト派の絵はレンブラントの影響をうけ、遠近法と光の光線の模様が見事に描き出されていた。おもしろかったのはドルフトの教会内部の絵で魚眼レンズで見たような構図を取り、写真では収まりきれない構図でも見事に描いていた。フェルメールの作品は7点ほど展示されていたが、見応えのあるものばかりであったが、「手紙を書く女」が最もフェルメールらしさが見られ、窓からの光線がもたらす陰影はすばらしかった。以前どこかで見た「牛乳を注ぐ女」とか「手紙を読む女」とシリーズを組んでいるような印象であった。
今日の朝のニュース特報は米国ダウの777ドルの暴落で、対照的な世界であった。昨日、危惧したように選挙民の反感を恐れた下院議員が反乱を起こし、議会トップと財務長官、FRB議長が決めた75兆円(ちょうど今日見たドルフトのオランダのGDPに匹敵)の救済策は投票で否決されたため、金融不安はさらに拡大した。日経も連れ暴落した。

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