いつもの床屋での話、この床屋子供の頃から通っていて、現在は2代目が継いでいる。小中と同窓なので共通の知人も有り、昔話によく花が咲くが、昨日は「来年から月火と休みます」という張り紙で、中小自営業の労働時間を考えたことも無かったのではっとした。「古希になるのを機会に遅ればせながら週休2日制にさせてもらいます」との店主に「長い間ご苦労様、少しゆっくりして下さい」と答えたが、床屋に限らずパパママストアーの労働時間の厳しさに気付いた。
理容組合では月曜日が定休だが、全体では週休2日制にはなっていない。美容院などもその類で、従業員が多くいる大手の場合を除き、夫婦二人の経営だと夏休みとか年始のみぐらいしか長期の休みが取れない。日本はようやく年間の労働時間が1600時間、週休2日制になったようだが、、労働基準法の労働者に該当しない自営業者は自分たちで決めるしか無い。従って取り残されている中小自営業がいる。ドイツなどは昔からのギルド(職業別同業者組合)できっちりと休暇や労働時間は決められている。
厚労省の調査では、自営業のものは有るが、パパママストアーの労働時間調査は無い。「自営業者の業務に関連したストレスや悩みの原因」という調査では「収入の低さ」45.5%に次いで「休日・休暇の少なさ」22.9%、「長時間労働の多さ」20.1%と労働時間関連が併せて43%となっている。
働き方改革は運転手など2024年問題がマスコミを賑わしているが、中小自営業にも注目して欲しい。
相変わらずのまとまった文章に感心してます。
小中学同窓生ってどなたですか。
もし差し替えなかったら教えてください。