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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

進化した天気予報、どれを見るか

2021-06-25 17:40:38 | 生活

第2次世界大戦ヨーロッパ西部戦線を舞台に、ナチスドイツが戦車を結集し、連合軍に乾坤一定の作戦に出た映画バルジ大作戦で記憶に残っているのが冬の欧州、厚い雲が覆っている気候だ。制空権を連合軍に握られ、厚い雲が覆っている内にオランダに侵攻するというのが作戦で、どのくらいの時間があるか気象を読むことが作戦の可否を握った。天気予報というのは軍事機密に属していた。

日本では台風の進路がどうなるのかが天気予報の要で、富士山頂に巨大なレーダーを設置したことは裕次郎主演で映画にもなった。人工衛星が打ち上げられる時代になり、今や誰でもが気象衛星ひまわりの画像を見ることが可能になり、コンピューターのおかげで気象の変化も予想できるようになった。

今やスマホやPCで、天気予報は日本だけでなく世界の主要都市の予報が手軽に手に入る。私が最も便利だと思うのは雨雲レーダーで、自分の目で確認出来、気象予報士顔負けに予想が身近になっている。よく利用しているのはマイクロソフトエッジ、アマゾンアレクサ、iPhone、NTTドコモの天気予報だが、スマホやPCで利用できるヤフー天気予報が最近一歩進んだ。iPhoneとアンドロイドギャラクシーに入れて利用しているが、雨雲レーダーだけでなく何時頃に雨になるという予報まで出るようになった。地図のピンポイントをさせばその地点の雨予想も出してくれる。ビバ イノベーション!!

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可愛い野鳥の食事風景

2021-05-29 18:08:49 | 生活

2011年6月、我が家のベランダの植木にヒヨが巣を作り、巣立ちまで観察できたことはブログに書き、今でもこの時期になると訪問者が多い。あれ以来、野鳥との共存を考えご飯やパンくずを庭に撒いたりしている。

今年は例年より早く、スズメがひっきりなしに来てご飯を運ぶのでいよいよ子育てを始めたと思っていたら、子スズメを連れてくるようになった。スズメも少子化が進みいつも2羽ぐらい連れてくるが今年は1羽だけだ。

時々親雀が離れると、子供は動きを止めて物陰に

姫沙羅の木にはシジュウカラが家族で毎日やって来て虫を食べている。ご飯は食べない。ヒヨは時々ご飯を食べにやって来る。

 

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新聞の休刊日再考を、大新聞衰退の道か?

2020-11-10 18:22:43 | 生活

昨日9日の夕刊、歴史的な米国大統領選挙や立皇嗣の儀式を報じていたが、8日のニュースがようやく1日遅れで配達された。読者である私がこのニュースは陳腐化していると感じているのだからマスコミ人としては忸怩たる思いで印刷したことだろう。最近は電子版が普及し、通勤車内でもスマホを読む人が大多数だから、休刊日は旧態のままで良いだろうと考えているのだろうか?

8日のような世界的なイベントや国内での重要な儀式が行われる日は、マスメディアとして休刊日は返上すべきだった。マスコミで、思考停止は命取りだ臨機応変に対応する必要がある。

日本の大新聞の宅配制度は世界でも徹底されてる方だが、電子版で充分とする若い世代ではペーパー版は用済みとなっている傾向にあり、今回の失態で加速するだろう。ニューヨークタイムズでは電子版の読者がペーパー版より多くなった(稼いでいる)と発表している。ニューヨークタイムズの電子版のサービスはあらかじめ登録しておくとトップニュースだけでなく自分の関心分野の記事をメールで毎日送ってくれる。私の場合、10本ぐらい頼んでいる。

毎朝読む日本の新聞ペーパー版は一覧性があり、それなりに良いが、速報性では電子版にはかなわない。コストをかけて陳腐化したニュースを戸別配達しているようでは日本の大新聞は衰退するのでは。

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少子化対策、フランスが父親の育児休暇を更に充実

2020-09-28 18:42:58 | 生活

菅内閣の目玉として少子化対策(合計特殊出生率1.43を2に近づける)で、不妊治療の健保適用を挙げている。官房長官として安倍内閣の少子化政策を推進しながら忸怩たる思いがあったのだろう。良いところに目をつけたと思う。但し、かなりの予算が必要だ。それほど予算を喰わないが、少子化対策の環境を整える政策として育児休暇制度の充実がある。先進国の中で合計特殊出生率が1.9と少子化対策の先進国フランスは、次のような育児休暇取得制度を行うとマクロン大統領が発表した。

フランスの父親の有給育児休暇は来年の夏から14日から28日に倍増し、父親は赤ちゃんが生まれてから少なくとも1週間は仕事を休む必要があるとマクロン大統領は今週発表した。「赤ちゃんが生まれたとき、初日から世話するのは母親だけである理由はない、両親は責任を分かち合う際により平等である必要がある」と主張した。

ヨーロッパの研究者は、父親、そのパートナー、およびその子供に対する育児休暇の利点を長い間主張してきた。研究によると、育児休暇を取得する父親は、育児に従事し続け、長期休暇後に家事を分担する可能性が高くなる。また、育児休暇を取得している男性の女性パートナーは、神経不安症の処方箋を必要とする傾向が少なくなっている。

フランスはリトアニアとスペインに加わり、父親に4週間の有給休暇を来年実現するが、フランスは、最大5週間を提供するポルトガルや現在父親が最大9週間の休暇を取ることを許可しているフィンランドなど、いくつかの国に遅れをまだとっている。2月、フィンランドの女性主導の政府は、国の産休の規定に沿って、来年は育児休暇を7か月に延長すると発表した。

日本もセキスイハウスのように、父親の育児休暇完全取得のような企業が出てきた。今回のコロナでリモートワーク中育児に携わる勤労者も増え、この機会に育児休暇完全取得運動を菅内閣がリーダーシップを取ったらどうだろう。

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海軍主計少尉からの出征前の手紙

2020-08-15 16:27:27 | 生活

私の母の弟、私の叔父芹澤登美男は昭和19年8月7日太平洋上で戦死した。その叔父からの手紙が仏壇から出てきた。母が結婚したのが昭和17年だったので、内容から昭和16年年末のもので、横須賀から戦地へ出航する直前、その前に休暇が与えられたと推定

両親(私の祖父母)への手紙
拝啓
久しい間のご無沙汰お許しください。
「親思う心に勝る親心」と云うがさぞかし御心傷められ事と思いますがお許しください。
久し振りの休暇も留守勝ちで落ち着いて御話も出来ず碌な孝養も䀆せずさぞかし親不孝な子と御怒りの事と思います。今更乍ら慚愧に堪えません。
ご存じの通り時局は切迫を告げ、私からの便りも色々と困難なことと思いますが,便りが無くともいつも登美男は元気一杯軍務に精励して居るものとご想像ください。
ご両親様も向寒の折から益々健康に御留意下さって新年を迎えられる事を○○より御祈り致します。
                                登美男より

姉(私の母)への手紙、一部
お姉様
私休暇帰省中又在横中は色々と御心配をかけて申訳ありませんでした。お許しください。
御存じの通り時局も切迫を告げ○○も真近に迫って来ました。
此の時に及んで女々しい未練もありませんが、これから嫁がれるお姉様に御心配かけて申し訳ありませんが弟の最後のお願いと思ってお許し下さい。
萬が一若しかの場合があってもけっしてお嘆き下さいますな,私の身体は去る14年1月以来天皇陛下に捧げたものと思い立派にお役に立ったとお喜び下さい。
力無い兄を鞭撻して力を合わせ年老いたご両親様に私の分まで孝養を尽くして下さい。
島倉君は私の異性の友を越えた唯一人の女性です。互いに永く話し相手になってやって下さい。然し私の事等気にかけず幸福を得る様お姉様からもすすめて下さい。
最後私の誇りが一つ、今まで数々の誘惑に打ち勝ち今の身体も入団前との身体と少しも変わって居りません。心身共に健全です。
この一片の紙片が最後になるかわ此の後の歴史が物語ってくれます。
お姉様も自分の幸福は自分から勇敢にキャッチ

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10万円給付金始末記

2020-06-14 22:40:00 | 生活

10万円給付金、郵送申請が正解と5月17日のブログで書いた。オンライン申請等と言って1700万枚しか発行してない個人番号カードを利用しようとしたところに混乱の原因があり、米国やドイツのように税務申告で使ってる口座に振り込めが1週間で片づくと書いた。その後の持続化給付金でも新たに申請させるために訳のわからない経産省と関係の深い団体に丸投げし、そこでは処理できないので電通に再丸投げとなり、1か月経っても振込は実現してない。振込手数料だけで15億円!!もかかると西村財経相は言っている。

自分の住んでる昭島市は5月25日から手続き案内を郵送すると全戸配付の広報紙で先ず知らせてきた。特別定額給付金(10万円給付金)申請書が27日に郵送され即郵送で申請手続きをした。11日、ご丁寧に郵送で市役所から決定通知と振込日時の案内が来て6月12日に振り込まれた。郵送による申請でも二通りあり、先ず運転免許証、健康保険証など本人確認の書類コピーと振込先銀行口座の通帳の表紙かATMカードのコピーを添えて申請する方法と、なんと市民税を納めてる口座を利用するならOKチェックを入れるだけ、もちろん私は後者を選んでコピーなど手間の掛かることは避けた。市役所も急に膨大な仕事が増えて大変だ。経産省のごとく業者に丸投げしたい心境だろう。総務省は全体の給付率は10日現在35.9%となったと発表した。

銀行にも問い合わせが殺到しているようで、2日に三菱ufj銀行から全員に送るとしてメールが来た。通帳のないEco通帳の表紙を出し、印刷する方法とか、旧銀行名の通帳でも良いかとか、振込日は自治体に聞いてくれなどの連絡だった。

銀行口座の支店名、口座番号と本人確認の照合などチェックに手間取ると見て、昭島市は市民・都民税の引き落とし口座に目をつけた。市の中には省庁はなく、簡単に可能だ。中央省庁となると財務省、総務相、経済産業省各省バラバラでやろうとする。最初から財務省に頼んで所得税の引き落とし口座を利用すれば自治体を泣かせることもなかった。政治家のリーダーシップがない上に、各省の実力が低下してることが証明された。

 

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ニューノーマル、飲食店編

2020-06-08 21:43:41 | 生活

コロナの影響を最も受けたのが飲食店とホテルだろう。現在の東京の感染者の4割が夜の接待系の店と毎日発表されている。特に新宿だとさえ付け加えられ、毎晩火の用心でなく、コロナ用心と警察や自治体が巡回している。昨日和食系のファミレスで食事をしたが、手の消毒と割り箸ぐらいの対策で特に席を離すということはしてなかった。ゴルフ場の食堂はソーシャルディスタンシングを取ったテーブルの配置で4人同士の会話は大声を出さないと無理で長居は出来なかった。

試行錯誤でニューノーマルが決まることになるが、家族以外の人との食事での安心を100%確保するのは難しいが屋外での食事がより安全ということで、テラス席が増えることは間違いない。国交省も当面、無料で歩道にテーブルを出すことを認めた。但し、交通の邪魔にならないように2mから3.5mの通路を確保することが条件なので日本の道路事情からしてかなり厳しい。室内テーブルは対面の場合1.4mの仕切りをしないと飛沫が飛ぶという実験もあり、オフィスのような店内になる。

更に難しいのは接待を伴うナイトクラブやホストクラブ、キャパクラ等だろう。ソーシャルディスタンシングを取るとお客は何しに来たのか判らない。ホステスやホストはフェイスシート装着となれば話も遠くなる。先日、ネットニュースに現役の頃、博多出張の折に必ず寄ったバー「リンドバーク」のママ藤堂和子さんが出ているのにビックリした。何せ40年以上も前のことで、今や彼女はナイトクラブを4つも経営している博多の夜の女帝と紹介され、「リモート飲み会」には懐疑的で「人間は会って直接話して、その相手が信用できるか、親しみが持てるか分かるの。初めて会ってネット上で良か人間関係が築ける人がおるやろか? きっと夜の街のビジネス利用は回復するし、繁華街がないと男が生き生きしないの」と復活を宣言している。こうした元気なママさんが夜のニューノーマルを実現することだろう。こう期待!

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癒されるスズメの子育て

2020-06-02 16:27:19 | 生活

この時期、何年か前、ヒヨがベランダに巣をつくり、巣立ち、また隣家のムクドリの巣立ちにも立ち会った。その後、シジュウカラが子供を連れてきたが、スズメはヒヨがいるせいかなかなか寄りつかなかった。昨年頃からヒヨも冬だけ居座るが春になるといなくなり、撒いているご飯を目当てに入れ替わりにスズメが訪れるようになった。

先週辺りから、巣立ちした子スズメを連れて食事をするようになった。図体は大きいが、自分でまだご飯を食べられず親が口移しに子に食べさせている光景が毎日見られ、癒される。

その内、もう一組の親子が来るようになり、2羽の子スズメを連れてきた。

今日は子スズメが自力でご飯を食べられるようになったので、親も安心

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世論調査に見るもう一つの日本人像

2020-01-30 22:33:03 | 生活

朝日新聞の世論調査(1/25)は40代後半働き盛りの団塊ジュニアを対象に実施した。何ともか弱い日本人像が浮かび上がった。就職氷河期と景気の低迷に遭遇した不遇な世代とも言われるだけあって、親の代と同じく進学・受験で損しているというのが63%、就職活動では69%が損していると回答し、給与・収入面では72%、年金となると82%が不遇を嘆いている。従って、将来への展望も長生きしたくないが59%にも達し、政府や自治体の就労支援には78%もが期待してないと開き直っている。朝日は厳しすぎた競争と分析しているが、結果が暗いと判断したのか、同世代でのスーパースターイチローや松井秀喜、そして刑務所まで入って苦労した堀江貴文をあげて激励している。

私なりに、分析をすると、同世代の就労期は高度成長を支えてきた国の職業訓練もマイクロエレクトロニクスや情報技術に対応できなくなり、派遣労働やアウトソーシングサービスの登場で企業側の教育訓練もおろそかになってきた時期だ。一方米国のIT企業は世界から人材を集め、教育訓練を重視し、福祉にも力を入れて発展してきた。グーグルは社内食堂での食事は無料だ。マイクロソフトでは社員研修に力を入れるだけでなく、労働時間の短縮で生産性を上げている。最近では週休3日制まで実験的に導入している。AT&Tのような伝統ある企業も新興IT企業に打ち勝つには、既存の社員の能力再開発による人間再創造しかないと言い切っている。これはかつての日本企業がやって来たことではないか?

団塊ジュニアだけで無く、将来の日本の労働力発展のためには、外国人材を含め、今政府がやろうとしている就労支援だけでなく、全国規模の政府と地域企業一体となった職業訓練の再構築ではないだろうか

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最近の世論調査に見る日本人像

2020-01-28 23:29:52 | 生活

日経の世論調査(1/11)を見ると、依然として保守的だなあと思う点と、変わったなと思う点が混在している。保守的だと思うのは、望ましい夫婦の形で、夫婦ともフルタイムで働くが19%で、主に夫の生計で妻はパートが53%、妻は専業主婦というのが13%と男女共同参画とはほど遠い。それにしても少子化が進んでいるのはどうしたことだろう。晩婚化が影響していることは間違いないが、子供を育てる環境が整っていないからか教育費が掛かるからか?。

政府の喧伝が効いているのか、70歳超えても働くという人が回答者の過半を超えた。それ故か将来の不安は、健康が71%と高く、ついで生活資金68%、介護49%。しかし、気になるのはお金の問題への備え、預貯金が61%、保険・個人年金への加入34%、何もしてないが19%でデフレが続くとなんとなく信じているようだ。お金の運用についても同じ傾向だ。金利が殆どゼロに近いのに預貯金に頼っている。それなのに将来のお金の不安について、86%が感じている。

消費税については日経が見だしで「望ましい消費税率10%以上が過半」とミスリードした。驚いて読んでみると税率10%が35%でトップ、税率15%~20%以上が16%、税率5%が14%、税率8%が7%、廃止が11%となっている。日経は増税への理解が深まったととしているが、税率減が廃止を含めると32%に対し、増税派は16%の結果で、おかしな記事を書いている。消費税に頼る財政再建は難しいと書くべきだろう。

日本人も変わったと思えるのは、「外国人の増加について良いことだ」という人が69%と予想外に高いことだ。その理由は8割以上が「働き手として重要」をあげている。日本社会は地殻変動期に入ったのかもしれない。

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