コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

春の谷川岳 ~ 西黒尾根

2024-04-04 07:14:54 | 日記
天候不良でなかなか行けなかった谷川岳。
ようやく一日安定した天気になり行く事ができました。

前回の権現岳はスタートが遅すぎて山頂を踏めなかったので
今日は早起きしてAM3時前に自宅を出発。
ところが、この時間帯なのに環七に出たら渋滞 (・・?
・・・この先でひき逃げ事故があったようで(後でニュースで知りました)
待っていてもまったく進まなく、環八に迂回して練馬インターへ向かいました。
あとは順調に行けると思っていたら、道路の電光掲示板に関越道が事故で
所沢~越谷間が通行止めとの表示 ・・・ (-_-;)
しょうがないので、そのまま川越街道に向かい川越インターから関越自動車道へ。
この2件の事故渋滞の影響で、結局1時間以上の時間ロスで、スタートしたのは
7時過ぎになってしまいました。

気を取り直して出発します。

青空が見える気持がいい朝で、もう周辺には雪はありません。






今まで指導センターの裏手から尾根に取り付いていましたが
今日は正当な登山口から行ってみます。ここから雪道になります。
以前は出来る限りツボ足で登っていましたが、グリップ感がなく滑って
疲れるので最初からアイゼンを付けました。






もう雪が解けだして小川になっている所もあります・・・・春ですね。






踏み跡はアチコチにあるのですが、外して行こうとすると踏み抜きます。

鉄塔を通過して尾根に乗りました。






豪雪地の春山という感じ・・・

ボーッと歩いていると穴ぼこに落ちます・・・・中は深い!






振り返ると白毛門~笠ヶ岳











山頂が見えてきました。
毎週天気予報を見ながら、待ちに待ってようやく西黒尾根へ来ることができました。














振り返って・・・・高度感が凄い。

山頂は曇って来てしまいました。
午後は曇りの予報ですのでしょうがないですね。






すれ違うのも難しい痩せ尾根ですが、腰を下ろして休みたいので
狭い岩の上で何とか休憩。もう寒さはなく、
風もないのでフリース1枚で丁度いいです。
















ザンゲ岩が見えました。
雪面が割れている所も見えますが、ルート上は大丈夫そうです。

踏跡から見て、今日は私より先に2名の方が先に行かれています。
私を入れて3名かと思っていたら、後から男性が1人追いついてきました。
ゆっくり景色を見ながら行くので、先に行ってもらいます。






もうすぐザンゲ岩。







振り返ると朝日岳、左奥には巻機山。
バリルートの東尾根もよく見えます。






このあたりの急斜面はシャーベット状でⅠ~2回蹴り込んでから
体重を乗せていきますが、曇ってきて風も出てきたので
これ以上はグズグズにならない感じがします。
振り向いて見て、下る時のこと考えますが何とか大丈夫そうです。

山頂に人がいるのが見えます。ザンゲ岩を過ぎると西黒尾根も
終わりが近いです。
このあたりから風が強くなり、雪面もクラストしてきました。











天神尾根と合流、山頂へ(トマの耳)。











13時過ぎ到着。今回は5時間45分掛かりました。
周辺には人影もなく、天神尾根も登山者が少なかったと思います。
先行した方はオキまで行かれたようですが、私はここで戻ります。

帰ろうとした時、ザックもなく手ぶらで来ている人達とすれ違いました。
言葉から韓国からのツアー登山だと思いますが、サックを小屋に置いて
山頂までピストンするようです・・・・オキまでも行くのかな・・・・

夏山じゃあるまいし・・・・かなり リスクのある行動だと思います。


・-・-・-・-・-・-・-



前回は雪の状態が不安定で天神尾根を下りましたが
今日は大丈夫そうですし、足もまだ生きている(踏ん張る力が残っている)ので
ストックを仕舞い、ピッケルを出して西黒尾根で戻ります。





雲が厚くなってきて、少し暗くなりましたがまだ13時半です。
3時間くらいで帰れると思うので、ゆっくり慎重に行きます。

主稜ともお別れ・・・






正面は武尊方面、その奥右手のピークは皇海山で
左は日光、白根山かな・・・・・






登りでは傾斜は50度位かと思って見上げた斜面 
帰りに上から見ると70度近くあるかと思うほどの急傾斜に見えます。
登りはWストックでユルユル登ってきたので、こんな所を登った?
と思ってしまいます。ピッケルを深く差して慎重に降ります。

登りでは見上げていた景色が、帰りは見下ろす景色に変わるので
目の前に広がる景色は高度感がある絶景の連続。






















ラクダの背周辺の痩せ尾根を通過するまでは
案外と長い区間、緊張感の持続が必要です。

ただこの景色を見ると、西黒尾根は帰りの下りこそが醍醐味かもしれません。

岩場を乗り越える時、隙間を見るとイワカガミがいました。
西黒尾根は花も多い尾根です。






樹林帯に入ると後はノンビリ・・・・







予定どうり3時間で下りてきました。
この先の天気、気温を見ると今日がギリギリだったかもしれません。
天気は曇ってしまいましたが、雪山の〆に良い山歩きができました。
谷川岳ロープウェイは、来週からメンテナンスの為運休だそうです。


帰りは諏訪ノ湯に寄って疲れを癒して帰りました。




  



このご時世、少し値段も上がっているかと思いきや・・・・
以前のままで感謝です。

4月2日


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2 コメント

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Unknown (blue-wing-olive)
2024-04-14 11:05:49
残雪期の登山いいですね。
足元の状況によっては疲労が蓄積することもありますが。
季節感があって好きです。
交通事情による登山開始の遅延、このようなこと意外とよくありますね。
返信する
blue-wing-oliveさん (サクラスミレ)
2024-04-14 18:24:24
コメントありがとうございます。
4月になると冬と春が同居していて、日によって
状況はマチマチですので行ってみなければ分らない感じでしたが、最近はネットの情報に助けられています。
西黒尾根は人気のルートですので登りやすい感じでした。
奥飛騨の春山も良いでしょうね。
返信する

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