コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

再び奥久慈探索

2019-07-11 18:28:18 | 登山


先週初めて出会ったキンセイランの花。
きっと周辺の山を何度も歩いて探せば、また出会うような気もしました。
奥久慈の山々は杉の植林が多く、山奥へ行かなくても里の周辺にも幾らでもあります。
今回は高低差が少ない山を広範囲に探し歩こうと思いました。
里から林道、そして作業道へと歩いて行くことにします。

暗い杉林と違い、里の農道や林道には季節の花が見られました。




























ネジバナ、ウツボグサ、トリアシショウマ、ツクバネ。
ヤマユリの蕾も膨らんで、開花も近い感じです。

GPSを頼りに林道の途中から作業道へと分け入って行きます。
夏草が伸びていて、少し藪っぽい道もありましたが、途中からは
枝打ちされ整然とした杉林へと変わって歩きやすくなりました。
藪もなく、見通しが効くようになったので探しやすい感じの森です。


高低差が少ないルートだということ、先週すでに見つけたという余裕などもあってか

こんな場所が怪しいですね~ この周辺などは咲いていても良さそうな雰囲気ですね・・・・

もし、また見つけることができたら、本当に最高ですけどね~

などと、やまそだちさんと話をしをしながらノンビリ探しながら歩いていたら・・・・

すぐ左手の斜面に、本当に咲いていた!

奥を見渡すと点々と咲いている!




















見落とすことなんかない場所に咲いていました。
人が歩くことなんて無いからでしょうか、周辺にも多くの株が見られました。

























花を見つけたら、必ずタテのラインを探すのですが
ここのキンセイランは下の方までずっと株が見つかりました。
先週の自生地よりも数は多く、何と言っても藪がないので、スッキリ見ることができます。


奥久慈の岩山を探索すれば、かなり高い確率でマメヅタラン、ムギラン、ウチョウラン
そしてヒナランに出会うことが分かりましたが、探す地域にもよりますが、
シットリした良い感じの杉林の中を根気よく歩けば、こうしてキンセイランに
出会うことが珍しくないのかもしれませんね。

そうそう、前回に疑問だったタガネソウとキンセイランの葉の違い
とちらも周辺にいましたので写真に収めて、実際に触ったりもして
比べてみました。



まず、キンセイランの葉です。












タガネソウ


















見慣れてくれば分かってくるような感じなのですが、キンセイランの葉は葉脈が深く入り
葉の厚みも少しあるような気がします。
葉も何枚も付いてる株が多いです。

タガネソウは根本の地中の所が少し赤味を帯びている株が多いです。

ただポツンと一株、どちらともいえないような時は
私がエビネかナツエビネか迷った時のように、花の時期に行ってみる
しか方法がないのかもしれませんね。


今日は気温が低いおかげで、たいした汗をかくこともなく歩きやすい一日でした。
2週続けてキンセイランに出会えるとは2人とも思ってもいなかったと思います。
今回も見つけた瞬間は声を出して喜んで、やまそだちさんに伝えました。
この年になると、声を出して喜び合うなんて滅多にないことで
それが2週続けて体験できたことが本当に良かったと思います。
そんな感じです。


キンセイランの葉は冬でも残ります。
冬になり草藪が無くなったら案外もっと見つけやすいかもしれませんね。
房総のナツエビネは冬に見つけています。
今年の冬、また奥久慈を歩いてみようと思います。



7月9日











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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
キンセイラン (凹々道)
2019-07-12 05:23:15
素晴らしい ギョギョギョ ギョヘーてな感じです
凹々道が見つけた場所のキンセイラン 師匠に教えましたが 絶対誰にも教えるなと言いながら又別人(後藤?)に教えたらしく そいつがあちこち℡しまくり 花芽が多く付いていたのが盗掘されました とんでもない踏みあとになっています 
奥久慈にキンセイランがあるのかと山野草愛好家と称する盗人もサクラスミレさんのブログもみてるでしょうね
こまったものです
返信する
凹々道さん (サクラスミレ)
2019-07-12 07:20:52
貴重な場所でしたので残念ですね。
教わった人も敬意をもって花に接してほしいです。
茨城に自生しているのはネットで知りました。

私とやまそだちさんからは流失しないですけど
嗅覚がある人なら根気とパワーで探せば
いづれ何処かで出会うと思います。
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