コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

アズマシライトソウ

2022-06-03 05:52:37 | 日記

沢音を聞きながら雨が止むのを車内で待ちます。
やがて霧雨になり、まもなく上がりそうでしたので出発することにしました。









カヤランが点々と・・・









雨に濡れた森はしっとり落ち着いています。















保護色で動かないので、危うく踏みそうになると
飛び跳ねます。








つぶらな瞳が可愛らしい・・・・










薄暗い植林の森になると、林床にアズマシライトソウが
点々と見られるようになりました。










薄暗い林内では蛍光白色の花弁がとても目に付きます。
小さなLEDライトでも入っているかのようです。









両性花と雌花だけの株があるようです。














羊歯が覆っている林床をよく見ると
ここにも小さな株が点々といます。








葉に隠れるように咲いている株を見ると、ラン科の花を見ているような感じになります。
















アズマシライトソウがここに自生していることは
ずいぶん前から知っていたのですが、その時期に行く優先順位が
どうしても下の方でしたので、今日やっと見に来ましたという感じです。
実際に、こうして湿り気のある羊歯の中に咲く花景色を見ると
富士山の樹海に咲くヒメミヤマウズラのような雰囲気で
とても気に入ってしまいました。

周辺の森の中には、かなり多く自生していて
探して見つけ出す花ではありませんでした。














林床にはコミヤマスミレ、フイリフモトスミレの株も多く見ます。














背の高いアズマシライトソウも見かけますが
食害の影響なのか小さな株が多いです。

個人的には、この花は小さくて良いです。
小さくて隠れるように咲いている感じが良いです。

これだけ多くの株が自生しているのだから
同じような環境で、近くの沢沿いなどを2カ所歩いてみましたが
アズマシライトソウには、まったく出会うことがありませんでした。
極限られた場所にだけ自生するのかもしれません。


梅雨時の霧雨が降るような天気になったら
また訪れてみようと思います。








5月31日







コメント
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