コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

真っ白な谷川岳へ

2019-02-07 12:22:02 | 登山



待ちに待った晴れマークが北関東~上越に付いたので谷川岳へ行ってきました。
昨年も11月の初冬と3月の春に天神尾根から歩きましたが
2月の厳冬期は初めてですので楽しみです。

前日は強風でロープウェイも一日止まっていて、スキー場も閉鎖していましたので
天神尾根からのルートもトレースが消えて、朝一番のスタートはラッセル必須でしょうね
人気のあるルートですので、それなりの人が入山すると思いますが、膝上のラッセルが
続くような場合、スタートは体力のある若者に頑張ってもらい、私はその後をユルユル
ついて行こうという甘い考えでいます。 (^^

しかし前回の北八つの縞枯山は、まさかの一番乗りでしたので
ワカンは背中に付けて行きます。今日の登山者の多くはワカンを
携帯していました。


ロープウェイで山頂駅に到着。
乗客、乗り場の客のほとんどが欧米からのボーダーでしたので、何だか異国情緒たっぷり・・・・










朝日岳方面に薄っすら雲が掛かっていますが午後は快晴の予報です。
すでに3名ほどが出発されています。














足跡から一人はスノーシューのようですが、後はアイゼンで行っていますね。
これくらいの積雪なら私もアイゼンで行きます。










深呼吸すると雪の香りがします!






最初の尾根に乗っかるまでが雪深くて苦労しますが、その先はアイゼンが良く効いて
歩きやすくなっていました。





















山頂が見えました。

気温は-8度、日射しを受けて歩くと暑いくらいです。










日射しが強く、上着もいらないくらい少し汗ばんできました。
厳冬期とはいえ今日のような陽気ならノンビリ歩けるのかな~と思っていたら・・・・

避難小屋を過ぎて高度を上げて樹林帯を出ると、いきなり強風にさらされることに・・・・
汗ばんだ体は一気に冷えて、フードを被らないと顔が痛くなるくらいで
厳冬期の洗礼を受けます。






















目印の旗も霞みます。

この風が山頂まで続くのかな・・・・と思っていたら
標高を上げていくと収まってきました。

しばらく景色を眺める余裕がありませんでしたが
見渡すと昨年も見た絶景が広がっています。




























真っ白な雪の斜面も雪質の違いで微妙なグラデーションがあります。
















主稜線の先、苗場山が見えてきました。










肩の小屋に到着

新潟県側も快晴です! 風も止んできました。


















トマノ耳へ・・・・

もう登頂を終えて帰る人もいました。

風も止んだので、私はロープウェイの最終ギリギリまで居ようかなと思います。
やはりこの景色の中にいると帰りたくないモードになってしまいます。




























浅間山が霞んで見えます。










北関東方面の山々を見ると新潟県側と比べて白さが少ないですね。









西黒尾根、今日は登山者を見ませんでした。
















オキノ耳へ・・・






























オキノ耳へ到着しました。

雪庇の先を恐る恐る覗き込んで見ます。























トレースもあるので奥ノ院へ行ってみます。

主稜を眺める角度が少しづつ変わっていき、影のコントラストも少し変化していきます。

















オキ トマを振り返る













名前もわからない新潟の山々、関東では見ることができない雪国の山景色です。











一ノ倉岳までは行けませんが、時計を見ながら行けるところまで行ってみます。

ここまではWストックでしたが、ピッケルに変えました。





















このあたりは八ヶ岳の稜線のような凍り付いた世界です。


















雪庇が発達していてクラックが走っています。

アイゼンが良く効くので少し内側を歩いていましたが、先行者のトレースは
もう一段下の方にありました。少し不安になったので私も少し内側へと下りると
時々スッポリともぐって足を取られて歩きづらいです。
何処を歩くのかライン取りが難しいですね。










トレースもないので適当な所で景色を眺めて引き返すことにします。


























午後になると気温は氷点下ではなくなり、寄り道しながらノンビリ歩けました。

時計を見ると2時半になりました。ユルユル帰ります。

こんな時間から外国からのボーダー、スキーヤーが登ってきました。
何処へ滑って降りるのか見ていたら、途中からトラバースしていきます。














暖かくなって雪庇が崩れたのか表層雪崩れの跡があります。









陽ざしが傾いて優しい感じに山を照らします。

この時間になると、人影も見かけなくなります。





















4時にロープウェイ乗り場に戻ってきました。

先週の北八ヶ岳はスノーハイクという感じでしたので、やっと冬山へ行けたという満足感があります。
タップリの雪に真っ白な山々がいいですね、雪の少ない今年の南八ヶ岳では見られない景色でした。



2月5日


















コメント (6)
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