コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

房総山歩き&植物観察

2019-01-09 19:17:46 | 登山



八ヶ岳や上越の天気は良く無さそうでしたので
暖かい房総を一日歩いてきました。

以前は太平洋が望める花嫁街道や水仙が咲く房州アルプスなどを歩きましたが、
最近は植物観察を兼ねて、沢沿いから適当に尾根に這い上がったり、
痩せ尾根から源頭に下りたりと、その時の気分で適当に歩いています。

日中は暖かく上着はいりませんでしたが、朝は房総でも冷え込みました。
朝日が照葉の森を照らします。









ヤマモモ、ヒサカキ、ヤブ椿・・・・・

タイミンタチバナの果実と花芽














久しぶりにセンリョウに出会いました。
マンリョウは至る所に生えていますが、センリョウはこれが2回目です。










イイギリはまだいっぱい実を付けています。











湿り気のある法面を歩くと・・・・



















コチョウショウジョウバカマの花芽はまだ固いです。

コクランが点々と・・・

立派なナツエビネの株も見つけました。
花茎が4本立っていて果実も付いています。










日射しがそそぐ法面にはスミレも咲いていたので少し期待していましたが・・・・・

・・・・・流石にまだ花は咲いていませんでした。












ヒンヤリとした沢底へと降りてみます。










雨が降らないので水量が少なく歩きやすいです。
沢沿いの壁や法面は緑が美しく、植生も豊かです。
サツマイナモリが多く見られますが花芽はまだ固い感じでした。
ノンビリ見まわしながら沢を登って行くと咲きはじめた株もいました。
















シュスラン、アケボノシュスランなどは点々と壁や法面に付いていますが
花が咲くのは難しそうです。


















シュスランは苔の中の葉を見ているだけでもいいかな・・・・

ぐるぐる回りながら沢を歩くのに飽きてきたので
取り付きやすい斜面から尾根へと這い上がります。


途中でこんな物が落ちているのを見つけました。
















明治の1銭硬貨かと思ったら昭和の10円玉でした。
どこかに祠があるのだろうと捜しましたが見つかりません。

こんな所を以前に歩いた人がいたのでしょうか・・・・
この後に見つけた小さな祠に供えておきました。





      






日射しを受けるカシノキラン。












果実が裂けて種を放出中。


















すぐ近くに苔むした樹があって、そこへ種が飛んで着生しても良さそうなのに
なぜか少し離れた何でもない樹に着生したりしています。
その辺の事情はよくわかりませんですね。




カヤランも重そうな果実を付けていますが、まだ弾けていません。












ヨウラクランの小さな花芽は伸びてきています。

















クモランも果実を2つ・・・・・・帰ってからブログにアップするために
もう一度画像を見てみたら、すぐ下にもクモランがいるではないか!
まだ何処かにいるだろうと思い何度も見ていたのに、その時は発見できませんでした。
こんな近くにいたとは・・・・・・まさに雲隠れしていたのでしょうか。












効率よく歩ける冬の方が一日で多くの植物を見ることができました。

まだ寒の入りですが、たっぷりの日射しを受けると汗をかくほどの陽気で、
冬の房総を歩くと春が遠くないような感じがしてきます。



1月8日






コメント (2)
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