コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

初冬の房総探索 ~ サツマイナモリ・・・

2015-12-02 17:07:49 | 登山



ようやく南関東も朝は冷え込むようになり
房総の山や沢にもヒルがいなくなり探索するのに良い季節になりました。
2週つづけて尾根歩きでしたので、久しぶりに房総の沢探索へ・・・

昨年の今頃、沢の奥深い所でサツマイナモリの花を見ることができたので
今日はやまそだちさんを誘って一緒に見に行こうと思います。

房総も紅葉の季節ですが、カエデなどは照葉の森の中に点在している感じで
紅葉見物といった感じではありません。
しかし里山や渓谷では、いろんな果実を多く見ることができます。

カマツカ、ミヤマガマズミ、サネカズラ、タラノキ・・・





























薄暗い沢沿いなどには万両も多く自生しています。












さらに奥深く進んでいくとハナミョウガの赤い果実が
薄暗い沢の中でよく目立ちます。













両側の斜面からも水が滴りコケやシダに覆われてくると
お目当てのサツマイナモリが現れてきます。










まだ蕾の株が多いです。










上の方の株を見ると蕾も膨らんで花が咲いている株もありました。










一つの株に多くの蕾が付いていますが、花は一度に全部咲くのではなく、
一つ一つ順番に咲くようです。
最初の花が丁度咲き始めた時に遭遇したようです。
周辺にはナツエビネなどもいました。











次に出会った群落は全体に花が咲き始めて、ちょうど良いタイミングです。
昨年よりも花は早く開花したようです。


































この花は先ほどの花とは違うタイプです。
昨年に少し書きましたが2つのタイプの花があり、この花は雄しべの葯が
出ているタイプです。


私は雌しべの薄紫色した柱頭が見える下のタイプが好きです。

















重い三脚を持ってきた、やまそだちさんは三脚を立てて撮影できる場所が中々ありません。
このあと何とか立てる場所が見つかりました。












見たかった花も見られたので、この後は沢を源頭部まで詰て何とか稜線に
這い上がって、尾根沿いに戻ろうと思います。

ということで沢を奥へと向かっていたら・・・・・

この株は!














 モロコシソウだ!

何と花も残っている。









モロコシソウは昨年初めて見つけましたが、場所は植林帯の林縁部でした。
シュスランのように沢沿いの方が多く見つかるのかな・・・・

今度この花に出会ったら、香料にもするらしいですので
葉っぱを揉んで、どんな香がするのか試してみようとか
種はいっぱいできるので、少しだけいただいて自分で育ててみようかな・・・
などど色々考えていたのですが、なぜかスッカリ忘れてしまっていた (-_-;

いきなり見つけたのがうれしかったからかな・・・・次は忘れないようにしよっと。

この先でも、もう一株見つかりました。







      






最後の詰は、支尾根に登って稜線に上がろうとも思いましたが
このまま源流部を詰て、最後は枝に捕まりながら何とか主尾根にたどり着きました。


湿り気の多い法面にシュスランを見つけました。
何時見ても葉は美しいです。










カンアオイは花を付けていますが、
何カンアオイかは2人ともわかりません。










尾根に紅葉したカエデは少ないのですが、
イイギリやリュウキュウマメガキの果実が色を添えます。

















岩尾根を登ったり下りたり・・・・・


















スダジイの巨木も多く、標高こそ低いのですが房総の山は奥深いです。
陽が落ちてきたPM4時、車に戻ることができました。

自分が最初思っていたよりも少々ハードでした。
やまそだちさん、お疲れ様でした。








12月1日







































コメント (6)
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