『かもめはかもめ』という歌があった。
ネットに胃薬たった1錠でも腸内細菌くんたちにとっては、壊滅的な威力があるというような記事が載っていた。
ヤバい。
逆流性食道炎などの胃酸過多の人や、薬をたくさん飲んでいる人がついでに胃薬まで処方されている場合など。
胃酸分泌を抑えるプロトロンビンなんとかという胃薬を飲むと、胃液が薄まって、食物がうまく消化されずに小腸に送られるという問題もある。しかし、一番の問題は、口腔内のばい菌(歯周病菌や虫歯菌など)が、普通なら胃液によって殺菌されるのに、胃液が少なくなって殺菌できなくなり、口腔内のばい菌が大腸まで届いてしまって、腸内細菌くんたちをやっつけてしまうらしい。
以前、読んだ『アルツハイマーの終焉』という本に、予防の3番目か4番目に、『プロトロンビンなんとかという胃薬は飲まない。』って書いてあったことを思い出した。どうしてだったかなぁ。
でもね。逆流性食道炎とか大変だよね。
怒りなどのストレスによって、自律神経のバランスが乱れて、胃に食物が入っていない時に、勝手に胃酸が出ちゃって胃が荒れるんだもんね。
抜本的に治すためには、心を鎮める的な、あるいは、怒ってしまう自分の心ときちんと向き合うような心理的な取り組みが必要だ・・・きっと。怒りとは、ちっとも思いどおりにならない相手や物事に対して発生する感情だと思うので、人は人、私は私というような、あるいは、相手をありのままにいさせてあげる人間力を培おうというような視点での治療があってもいいかもしれない。
それにしても、最近、実は、めっちゃ危険と言われ始めた歯周病菌が、歯周病対策もさることながら、歯周病菌を大腸まで届けないようにすることも大切なのだと改めて痛感させられた。
腸内細菌くんたちは、か弱いみたいだから。
歯周病菌はジャイアンか。
この記事では、抗生物質がジャイアンかと思っていたが、大腸まで届く歯周病菌もジャイアンだという。
そして、もう一つ、糖尿病治療薬のなかで、糖を吸収しないで便に出すという仕組みのお薬もジャイアンなのだそう。
糖尿病の人は、元々遺伝的に一生分のインスリンが少ない人が、インスリンを無駄遣いをする食生活を選択してしまって、インスリンが枯渇状態になって発症する。もちろん、そんなに暴飲暴食をしていない人でも、なる場合もある。
小腸で糖は、インスリンによって吸収されるけれど、インスリンが少ないと、血液に糖が溢れ出して高血糖状態になり、血管の劣化が凄いことになる。東京大空襲の後の焼け野原みたいに。
それを食い止めるために、小腸から血液に吸収されるべき糖を小腸で吸収できないように阻止するお薬が開発された。小腸で吸収されなかった糖は、大腸に運ばれ、便として体外に排出されることになる。が、しかし、大腸に送られた糖はジャイアンになる。腸内細菌くんたちは、糖というジャイアンに一撃をくらう。便秘になる。
メトグルコという糖尿病のお薬の副作用に、便秘という言葉が確かにあった。でも、どうして便秘になるのかなんて知らなかった。
とことで、食事療法って、大変だ。
元々、インスリンが少な目な人で、甘い物や揚げ物や炭水化物が大好きでやめられない人が糖尿病になりやすい。その食べることが大好きな人が、食事制限をしなくちゃいけないなんて、しんどすぎる。修行僧になれって言われるようなものだと思う。
そこに、メトグルコというお薬があれば、ありがたいと思う。私も修行僧にはなれないから。もし、薬も飲まずに高血糖を放っておいたら、脳卒中・人工透析・認知症・心筋梗塞などの血管が傷んだ末の大病を患うことになる。
難しい。
だから、もし、おじいちゃんや親せきなどに糖尿病治療中の人がいたら、一生分のインスリンの量が、遺伝的に少ない可能性があるというスタンスで、親は子どもが小さい時から、ちょこっとインスリン節約生活習慣化してしまえばいい。
ちょこっとインスリン節約生活とは、とにもかくにも、最初に野菜やたんぱく質から食べる。いきなり、炭水化物や糖質を摂らない。そして、超ド級高血糖物質である砂糖の入っているジュースやイオン飲料などは土曜日のお楽しみにする・・・などなど。
腸内細菌くんたちは、人間にかなり貢献している。たんぱく質を作ったり、ビタミンB群を作ったり、免疫系にも影響を与える。腸と脳は相関してるらしく、思考にも何らかの影響を与えているとか・・・。
快食・快眠・快便とよく言われる。
快眠・快便・快運かもしれない。
だって、快便(バナナウンチ)であることが、快食の証だから。
ぐっすり眠れて、バナナウンチがスーッと出る、そして、身体を動かすことで、血液がよく巡る。病は気から。病はそこに血が行っていないから。
かもめはかもめ
くすりはくすり。